マラッカのローカルレストラン「99 Nyonya LAKSA」で絶品のラクサを堪能しました

99 Nyonya LAKSA マレーシア
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こんばんは、オヤジです。

麺大好き人間として、マラッカでどうしてもラクサを食べたくなり、Googleマップの検索で見つけたレストラン「99 Nyonya LAKSA」に行ってきました。観光客は あまり訪れないようなローカルレストランでしたが、期待以上の美味しさでした。

今回の記事では、「99 Nyonya LAKSA」の詳細をご紹介します。

世界遺産の街マラッカで出会う本格ニョニャラクサ

マレーシアの古都マラッカを訪れる際、絶対に見逃してはいけないのがニョニャ料理です。中でも今回ご紹介する「99 Nyonya LAKSA」は、Googleマップのレビューで4.9を獲得するほど地元の人々にも愛され続けているラクサを中心に提供しているレストランです。

「99 Nyonya LAKSA」は、マラッカの中心部から少し離れたLorong Bukit Cinaという静かなエリアに位置しています。観光客で賑わう中心地から少し足を延ばすだけで、地元の人々が日常的に通う、本物の味に出会えます。

  • インフォメーション
  • 地図
住所90, Lorong Bukit Cina, Kampung Bukit China, 75100 Melaka
電話番号+60105158613
営業時間月〜水、金、土:7:00〜13:30
日:7:30〜13:30
定休日木曜日
支払方法現金のみ

ニョニャラクサとは?

ニョニャラクサをより深く理解するためには、まずプラナカン文化について知る必要があります。

プラナカンとは、15世紀から16世紀にかけて東南アジアに移住してきた中国系移民と現地のマレー人女性との間に生まれた混血の人々と、彼らが育んだ独自の文化を指します。中国系移民の男性(ババ)とマレー人女性(ニョニャ)が結婚することで生まれたこの独特な文化は、料理の世界でも素晴らしい融合を生み出しました。

ニョニャラクサは、まさにこの文化的融合の象徴とも言える料理です。濃厚なココナッツミルクをベースに、様々なスパイスが絶妙にブレンドされ、マレー料理の香辛料と中華系の調理法が見事に融合しています。一口食べれば、その複雑で奥深い味わいに魅了されること間違いありません。

「99 Nyonya LAKSA」について

「99 Nyonya LAKSA」は外観も内装も東南アジアにある典型的なローカルなレストランです。ガイドブックはもちろん、Googleマップ以外にはWEBサイト上にもほとんど情報がありません。

99 Nyonya LAKSA

非常にローカルなレストランですので、旅行者にはハードルが高く感じるかもしれませんが、勇気を持って店内に入ってしまえば、スタッフの方は親切ですのでご安心ください。

99 Nyonya LAKSA店内

店内に入ると、空いている席に自由に座るよう案内されます。

写真では空いているように見えますが、奥や外にも席があり、一人で来店している年配の方から家族連れまで様々な人々が食事を楽しんでおり、地元の人に愛されていることがわかります。

誰も注文を取りに来ないので、近くの店員にラクサを頼みたい旨を伝えると、ラクサは上の写真の左奥で注文するように言われました。

99 Nyonya LAKSA外観

カウンターが2つありメニューも別れているので、おそらく、2つの店舗が同居しているようです。

99 Nyonya LAKSAコピ

私はラクサとアイスコピ(コーヒー)を注文しました。支払いは食事と引き換えです。料理がテーブルに運ばれたタイミングで支払います。

「99 Nyonya LAKSA」のラクサ

「99 Nyonya LAKSA」のラクサの最大の魅力は、何と言ってもその本格的な味にあります。店名にもなっているニョニャラクサは、だしの効いたカレーベースのスープに、ココナッツミルクの濃厚なコクと、レモングラス、ガランガル、チリなどの香辛料が織りなす複雑な風味が特徴です。

99 Nyonya LAKSA ラクサ

スープの表面には薄っすらと油膜が張り、一見するとこってりとした印象を受けますが、実際に口にするとスパイスの爽やかな香りと共に、意外にもあっさりとした後味を楽しむことができます。

麺はイエローミー(卵入り中華麺)が使用されており、もちもちとした食感でスープとよく絡みます。具材には新鮮な赤貝、魚のすり身団子、かまぼこ、ゆで卵、揚げがたっぷりと盛られ、見た目にも豪華で食べ応え十分です。

甘みとスパイシーさが絶妙に調和したスープは絶品で、思わずすべて飲み干してしまうほどの美味しさです。

ニョニャ・ラクサはもともと家庭料理として親しまれていたため、他の地域のラクサと比べて、使用される食材はより豪華で、ボリュームも多く、盛り付けも洗練されているそうです。

また、リーズナブルな価格設定も「99 Nyonya LAKSA」の魅力の一つです。ラクサが7.5リンギット(約255円)、アイスコピが3リンギット(約102円)と物価の安いマラッカでも格安です。

観光地価格ではなく、地元価格で本格的なニョニャラクサを味わうことができます。旅行者にとって嬉しいポイントであり、お財布に優しく本格的な味を楽しめます。

まとめ

「99 Nyonya LAKSA」は、観光ガイドブックには載っていないレストランで、本当の意味でのローカル体験を提供してくれる貴重な存在です。マラッカを訪れる際は、観光スポットにある有名店だけでなく、こうした地元の人々に愛される店にも足を運んでみてください。

プラナカン文化が生み出したニョニャラクサの深い味わいは、きっとあなたのマラッカ旅行をより豊かで思い出深いものにしてくれるでしょう。歴史ある街並みを散策した後に味わう一杯のラクサは、まさに旅の醍醐味と言えるのではないでしょうか。

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