こんばんは、オヤジです。今年に入り私とムスコが別々にマラッカに旅行に行きました。
クアラルンプールとマラッカ間のアクセスはいくつかの方法がありますが、バスを利用するのが最もおすすめです。私もムスコも往復ともにバスを利用しました。バスは座席が広く、快適に移動できます。
今回の記事ではクアラルンプールとマラッカ間のバスでの移動について、チケットの予約方法からバスの乗り方まで詳しく解説します。
ブログ内のレートは1リンギット=34円で計算しています。
クアラルンプールからマラッカへの移動方法
マラッカはクアラルンプール市内から約145km、クアラルンプール国際空港(KLIA)からは約135kmの距離があります。
バスのほか、電車やタクシーで移動することもできます。
- 電車(マレー鉄道):時間が不正確なことと、最寄り駅のタンピンからマラッカ中心地まではバスで1時間半ほどかかりますのでおすすめしません。
- タクシー:250リンギット(約8,500円)〜になります。2時間前後の距離でこの料金は、日本と比べるとお得です。グループでの移動であればありです。
- バス:価格は12リンギット(約408円)〜40リンギット(約1,360 円)と安く、車内も快適ですので一番のおすすめです。
バスを利用する場合、クアラルンプール国際空港(KLIA or KLIA2)バスターミナルか、TBSバスターミナルから行くことができます。
クアラルンプール市内に寄らずにマラッカに直接行く場合は空港のバスターミナル、クアラルンプール滞在中にマラッカに足を伸ばす場合はTBSバスターミナルを利用します。料金はKLIAからからの方が10リンギット(約340円)以上高くなります。
オンライン予約の方法
クアラルンプールからマラッカ間は、かなりの本数のバスが出ていますので、当日窓口での購入も可能ですが、直前の便が満席の場合もあるため、旅行で訪れる場合は事前にオンラインで購入することをおすすめします。
WEBサイトでの予約
クアラルンプールからマラッカへのバスチケットを購入できるサイトはいくつかありますが、私は下記のサイトを利用しました。
以下、予約方法を解説します。

- From: 出発地を入力します。クアラルンプール国際空港を利用の場合は「KLIA」、第2ターミナルの場合は「KLAI2」、TBSバスターミナルの場合は「Kuala Lumpur」と入力します。
- To:目的地は「Malacca Sentral」と入力してください。
- Depart Date:出発日を選択します。
- Return Date:復路の日。往路のみ場合は空欄でOKです。
- 入力が完了しましたら、「Search Trip」をクリックします。

- バスの一覧が表示されますので、希望するバスの「Select」をクリックします。
- 座席表が表示されますので、お好きな座席を選択し、「Proceed」をクリックします。

- 下記を記入し、「Next」をクリックします。
- Full Name:フルネームをローマ字で入力(名→姓の順番)
- Phone Number:国番号である+81を付けて入力(電話番号の頭の0は省略)
- Email:メールアドレス
- 返金保証を追加したい場合は、ADD-ONのボックスにチェックを入れます。

- 日本からの予約の場合、「Credit Card」一択になります。VISA、MasterとPayPalが利用できます。
- クレジットカードの場合、1.50リンギット(約51円)の手数料がかかります。
- ADD-ONの返金保証は3リンギット(約102円)です。
- 「Proceed To Payment」をクリックして支払い画面に進み、支払いを完了します。
予約が完了しましたら、メールでPDFバウチャーが送られてきますので、プリントするか、スマートフォンに保存しておいてください。バスターミナルでバウチャーを見せ、チケットと交換する必要があります。
アプリでの予約
BusOnlineTicket.comはアプリもあります。
ムスコはアプリで予約をしましたが、アプリの場合、アプリ内で表示されるQRコードでそのまま乗車可能です。
予約方法はWEBサイトとほぼ同じですので、QRコードの表示の方法をご説明します。

- アプリを立ち上げ、下部メニューの「My Booking」をタップします。
- メールアドレスと予約完了時に表示される(確認メールに記載されている)リファレンス番号をを入力し、「Check My Booking」をタップします。
- 予約の一覧が表示されますので、乗車するバスの「View Details」をタップします。
- QRコードが表示されます。
QRコード上部に「Please download the ticket below for counter check-in / boarding」と表示されていますが、そのままQRコードで乗車可能です。ただし、他の方のブログ等では窓口で乗車券に引き換える必要があったというコメントも見受けられますので、念の為、早めにゲートを通過するようにしてください。
KLIAバスターミナル
ここでの説明は第1ターミナルについてです。
クアラルンプール国際空港で到着ホールの非制限エリアに出ましたら、右手に進みます。エスカレーターが見えてきますので、ひとつ下の2階に降ります。

2階に降りましたら左に進みます。「Bus Station」というサインが目印です。

動く歩道を過ぎ、更に奥に進むと駐車場に出ますが、その手前の「Lift」という看板を左に行くとエレベーターがありますので、エレベーターで1階に降りるとバスターミナルがあります。

バスターミナルの突き当りに窓口がありますので、チケットを購入することができます。
WEBサイトで購入した場合も、同じ窓口でチケットに引き換えることができます。

バスごとにプラットフォーム(乗場)が決まっていますので、案内板で確認してください。
バスが到着するまでは、プラットフォームの入口で待機します。バスが到着しましたら、ゲートにいる係員にチケットのQRコードをスキャンしてもらい乗車します。
TBSバスターミナル
TBSバスターミナルは、クアラルンプール南部に位置するマレーシア最大級の長距離バスターミナルです。

正式名称は「Terminal Bersepadu Selatan at Bandar Tasik Selatan」で、現地では「TBS」や「TBS-BTS」として親しまれています。
立地・アクセス
TBSはクアラルンプール市内中心部から約8~12km南、クアラルンプール国際空港(KLIA)からは約36~52km北に位置しています。アクセスが非常に便利で、Bandar Tasik Selatan駅(BTS駅)と直結しています。

利用可能な鉄道路線は以下の3つで、鉄道駅とはブリッジでつながっています。
- KLIAトランジット(空港アクセス鉄道)
- KTM Komuter(近郊電車)
- LRT(Rapid KL)
KLIAトランジットでKL Sentral駅からは約8分、空港からも約30分でアクセス可能です。
ターミナル施設・設備
非常に巨大でバスターミナルというより空港のような感じです。

フロア構成は下記のとおりです。
- 4階:フードコートやレストラン
- 3階:チケット売り場・コンビニ・コインロッカー
- 2階:バス出発ゲート

施設内は清潔で、案内表示も多く、旅行者にも分かりやすい設計です。


空港ほどではありませんが、レストランも充実しています。
利用時の注意点
TBSバスターミナルを利用する際の注意点をまとめます。
- 乗車券は、窓口か自動券売機で購入できますが、支払い方法は現金のみです。
- 週末や祝日は非常に混雑しますので、チケット購入や乗車には余裕を持った行動が必要です。
- TBSバスターミナルは始発駅のため、出発時刻はほぼ正確です。出発10分前には、プラットフォームに到着するようにしてください。

自動券売機で乗車券を購入する場合は、パスポート番号の入力が求められます。今回は窓口で購入しなかったため、確認はできていませんが、窓口での購入の際にもパスポートの提示が求められるというネット記事を見かけますので、パスポートはご持参ください。

出発時間が近づきましたら、バスが出発するプラットフォームに行きます。入口でアプリか乗車券のQRコードをスキャンし、エスカレーターで2階に降ります。
バスに乗車時は、ゲートにいる係員にQRコードをスキャンしてもらいます。
ゲートごとにプラットフォームが違いますのでご注意ください。
マラッカ側のバスターミナルであるマラッカセントラルについては下記の記事をご参照ください。。
バス車内の様子
バスには冷房が完備されており、バスの下部の荷台にスーツケースなどを入れることができます。
注意点としては、トイレはなく、途中でのトイレ休憩もありません。また、車内がかなり寒いので、上着やストールなどをあらかじめご用意ください。
バス会社により座席配置や設備もかなり違いますので、私とムスコが実際に利用したバスをご紹介します。
Transnasional社
私が往路でKLIAから利用したのがTransnasional社のバスです。

2-1の座席配置で、シート幅もシートピッチもとても広く非常にゆったりしていました。リクライニングの角度も大きく、レッグレストも付いていますので、非常に快適でした。
通路側の席には肘掛けの下の方にUSBポートがあります。
KLIAからマラッカセントラルまでの所要時間は約2時間20分でした。
MELOR社
私が復路でTBSまで利用したのはMELOR社のバスです。

2-2の座席配置です。往路と比べると窮屈な印象は否めませんが、飛行機のエコノミークラスよりは広く、バスとしては標準的なシート幅とシートピッチだと思います。フットレストや充電用のポートは付いていませんでした。
マラッカセントラルからTBSまでの所要時間は約2時間でした。
KKKL Express社
ムスコが往復とも利用したのがKKKL Express社です。


座席配置は2-1でフットレストも完備されており、非常に快適でした。また、充電用のUSBポートも各座席に完備されており、設備面では私たちが利用した中では一番のクオリティでした。
マラッカ行きのバスは、会社により座席配置だけではなく、設備にもかなりの差があります。料金は数リンギットしか差がありませんので、BusTicketOnlineで高評価の会社を選んでください。KKKL ExpressはTBSからしか運行していませんが、一番のオススメです。
まとめ
クアラルンプール国際空港からマラッカへの移動はバスが一番オススメです。本数も多いですし、リーズナルかつ快適に移動することができます。
ただし、バス会社により座席や設備に差があることも。また、チケットの買い方や乗場などはじめての場合は分かりづらいことも多いので、この記事を参考にし、マラッカ旅行を快適に楽しんでいただければ幸いです。
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