こんばんは、オヤジです。
最近、注目度が高まっている韓国の地方都市「清州」。コンパクトな都市ですが、「歴史」「ショッピング」「絶品グルメ」が詰まったとても魅力的な街です。
この記事では、清州の旧市街周辺に焦点を当て、効率よく回れる観光・グルメ情報をまとめてご紹介します。
歴史とドラマの世界へー清州中央公園
旅のスタートは、旧市街の中心に位置する「清州(チョンジュ)中央公園」から。ここは単なる市民の憩いの場ではなく、歴史的な史跡が点在する野外博物館のような場所です。
ドラマのロケ地として有名
世界的ヒットドラマ「ザ・グローリー」の撮影地としても知られ、ファンにはたまらない聖地です。


ドラマ内で主人公が囲碁を教わるシーンで使われた場所には、囲碁のセットが置かれており、熱心なファンが訪れる姿も見られました。
樹齢900年の鴨脚樹
「鴨脚樹(アプカクス)」は公園内でひと際存在感を放つのが、樹齢900年以上といわれる、巨大な銀杏の木です。

葉の形がアヒルの足に似ていることから「鴨脚樹」と呼ばれています。秋には黄金色に染まり、圧巻の美しさを見せてくれます。
清州で最古の木造建築ー望仙楼
「望仙楼(マンソンル)」は、清州で最も古い木造建築です。

高麗時代に創建されたと伝わり、忠清北道の有形文化財(第110号)に指定されています。
かつては迎賓館や教育施設として使われていましたが、現在は公園の歴史的シンボルとして市民に親しまれています。
朝鮮王朝時代の兵営の門ー正鵠楼
「正鵠楼(チョンゴクル)」、は忠清道兵馬節度使(地域の軍司令官)の役所の正門だった建物です。もともとは別の場所にあったものが移築されました。

その名は「的の中心(正鵠)を射る」ことに由来します。1938年に公園内に移築され、現在は忠清北道の文化財資料(第4号)として保存されています。
名物店チョルチョルホットク
清州中央公園の入り口には、清州の人なら知らない人はいないというほどの名物店「チョルチョルホットク」があります。

ここのホットクは、たっぷりの油で揚げるように焼くのが特徴で、一般的なもちもちした食感とは異なり、表面が飴でコーティングされたようにカリッとしたサクサク食感が特徴です。
地元で愛されるソウルフードであり、常に行列ができる人気店です。
街中にそびえる国宝ー龍頭寺址鉄幢竿
ショッピング街を歩いていると突如現れるのが、国宝第41号に指定されている「龍頭寺址鉄幢竿(ヨンドゥサジ・チョルダンガン)」です。


これは高麗時代にお寺の境内に立てられた、旗を掲げるためのポール(幢竿)です。
- 洪水除けの伝説:かつて洪水が多かった清州。この地を「船」に見立て、船を安定させるための「帆柱(幢竿)」としてこれを建てたところ、災難が収まったという伝説が残っています。
- 韓国唯一:建立の経緯が刻まれた鉄幢竿としては韓国に唯一現存する貴重なものです。
繁華街のど真ん中に国宝が溶け込んでいる風景は、清州ならではの魅力を感じられる光景です。
清州の明洞!ソンアン通り
「ソンアン通り(ソンアンギル)」は「清州の明洞(ミョンドン)」とも呼ばれる、地域最大のメインストリートです。

中央公園に隣接し、ファッションブランド、コスメ店、おしゃれなカフェ、映画館などが所狭しと並んでいます。
かつての清州邑城の「城内(ソンアン)」に位置していたことが名前の由来です。常に若者や観光客で賑わう流行の発信地であり、中央公園で歴史に触れたあと、ショッピングやグルメを楽しむのに最適なスポットです。
活気あふれるユッコリ総合市場
「ユッコリ総合市場」は約1,600もの店舗が軒を連ねる、清州最大の伝統市場です。かつて6つの道が交差する場所に位置していたことから「六(ユッ)ゴリ」と名付けられました。

新鮮な農産物や衣料品などあらゆるものが揃いますが、特にトック(餅)、マンドゥ(餃子)、チョッパル(豚足)などのグルメが有名です。
アーケード完備で雨の日も快適に歩け、韓国の市場ならではの熱気と活気を肌で感じられるスポットです。
ユッコリ総合市場のお店は閉店時間が早く、夕方には多くのお店が閉店していますので、早めの訪問をおすすめします。
秘伝の醤油ダレで味わうサムギョプサル
清州に来たら絶対に外せないのが、「サムギョプサル」です。一説では清州はサムギョプサル発祥の地とも言われています。

清州のサムギョプサルは、醤油ベースの特製ダレに肉をくぐらせてから焼く独特のスタイルが特徴です。西門(ソムン)市場には「サムギョプサル通り」があり、30軒以上の専門店が独自のタレで味を競っています。

香ばしい香りとジューシーな味わいは、一度食べると病みつきになります。
ドラマの舞台にもなった西門うどん
「西門うどん(ソムンウドン)」は創業50年を超える老舗で、大ヒット韓国ドラマ「製パン王キム・タック」の撮影地として有名な人気店です。

最大の特徴は「うどんとパンを一緒に食べる」ユニークなスタイルです。

店頭には昔ながらのパンが並び、出汁の効いた韓国式うどんとの意外な相性を楽しめます。

ボリュームたっぷりのうどんはあっさり味で日本人の口にも合います。
レトロな雰囲気の中で、安くて美味しい食事を求める地元の人々でお店はいつも混雑しています。
まとめ
ご紹介したスポットは互いに近く、すべて徒歩だけでスムーズに回ることが可能です。
中央公園を起点に、中央公園を起点に、歴史散策から食べ歩きまで楽しめます。位置関係を把握して、あなただけの街歩きルートを作ってみてください。



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