こんばんは、オヤジです。
インドの歴史や芸術に興味がある方に、ぜひ訪れていただきたいのが、チェンナイ州立博物館です。南インドの文化や歴史を一度に学べる、街を代表する文化スポットのひとつとして知られています。
この記事では、広大な敷地を持つ博物館の見どころをはじめ、アクセス方法、そして訪問前に知っておきたい注意点までを分かりやすく解説します。
チェンナイ州立博物館について
チェンナイ中心部のエグモア地区に位置する「チェンナイ州立博物館(The Government Museum, Chennai / Madras Museum)」は、1851年に設立されたインドで2番目に古い歴史を誇る博物館です。

赤レンガが印象的なコロニアル様式の建物が並ぶ広大な敷地内には、考古学・人類学・動物学をはじめとする多彩な分野の展示が集まり、インドの歴史や文化を体系的に学ぶことができます。
Googleマップでは、敷地内の建物それぞれが個別に表示されるため、博物館に隣接して様々な展示館やギャラリーがあるのかと思っていましたが、それらをすべて含めて「チェンナイ州立博物館」です。
アクセスと基本情報
アクセス方法
チェンナイ州立博物館は、エグモア駅(Egmore)からほど近い場所にありますが、徒歩では20分ほどかかるため、オートリキシャ(三輪タクシー)や配車アプリのUberを利用するのが最も便利です。
「Government Museum, Egmore」と伝えれば、まず間違いなく通じます。
チケットの購入方法
博物館の入口を入って正面にある建物がチケットセンターです。

料金は250インドルピー(約425円)で、すべての施設を見学できます。カメラを持ち込む場合は、別途250インドルピーが必要です。
- 基本情報
- 地図
| 住所 | Pantheon Rd, Egmore, Chennai, Tamil Nadu 600008 |
| 電話番号 | +914428193238 |
| WEBサイト | https://www.chennaimuseum.org/ |
| 営業時間 | 10:30〜18:30 |
| 定休日 | 金曜日 |
| 入場料 | 250インドルピー |
見どころ
ブロンズ・ギャラリー
チェンナイ州立博物館で一番印象に残っているのが「ブロンズ・ギャラリー(Bronze Gallery)」です。

建物が地味なため、知らないとパスしてしまいそうですが、間違いなくこの博物館で一番の見どころです。
10世紀から13世紀にかけて南インドを支配したチョーラ朝時代のブロンズ像は、美術的価値が極めて高いことで知られています。

特に有名なのが、破壊と創造の神シヴァが踊る姿を描いた「ナタラージャ(踊るシヴァ神)像」です。その躍動感としなやかな造形美は、思わず足を止めて見入ってしまうほどの迫力があります。
展示室内は少し薄暗いですが、それがかえってブロンズの鈍い光沢を引き立て、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
歴史的建造物
ナショナル・アート・ギャラリー(National Art Gallery)
敷地内でひときわ目を引くこの建物は、ムガル帝国の建築様式とイギリスのゴシック様式を融合させたインド・サラセン様式(Indo-Saracenic style)の傑作として知られています。

1906年に建設が始まり、1909年に完成しました。もともとは「ヴィクトリア記念堂(Victoria Memorial Hall)」として建てられたもので、イスラム建築とヨーロッパ建築の要素が融合した優美な外観が大きな特徴です。
ミュージアム・シアター(Museum Theatre)
ミュージアム・シアターは、19世紀後半に建てられたイタリア風の建築です。古典建築の影響を受けたデザインで、高い台座(プラットフォーム)の上に建っており、長い階段を上ってアクセスする構造になっています。

主に半円形の構造を持ち、壁や柱には花柄や幾何学模様の繊細な装飾が施されています。かつては英国のエリート層のための演劇が上演されていましたが、現在では博物館の文化・学術イベントの会場として活用され、シェイクスピア劇などの公演も行われています。
本館とその周辺
博物館の本館やほかの建物も、赤レンガに白い縁取り(アクセント)が施されたコロニアル様式で統一されており、敷地全体が緑豊かな大学のキャンパスのような雰囲気を持っています。


これらの建物は、展示品だけでなく建築そのものが歴史的遺産として高く評価されており、散策するだけでも当時の雰囲気を感じることができます。
レストラン
チェンナイ州立博物館の敷地内にはレストランもあり、私もお昼をいただきました。


普通のローカルレストランという雰囲気で、一人旅でも利用しやすかったです。チキンビリヤニを頼みたかったのですが、品切れということでチキンチャーハンをいただきました。
クオリティはかなり高く、1リットルのミネラルウォーターも注文し、220インドルピー(約375円)でした。
博物館を快適に楽しむために
実際に訪れてみて感じたのは、敷地が非常に広く、すべての建物をじっくり回ると、半日はかかると思います。ブロンズ・ギャラリーなど、主な見どころだけを見ても1.5〜2時間はかかります。
注意点としては、一部の展示室を除き、冷房が効いていない場所が多い点です。こまめに水分補給をとってください。
トイレは敷地内にいくつかあります。ただ、建物自体が古いため、決して近代的とは言えません。ティッシュもありませんので、必ずご持参ください。
まとめ
チェンナイ州立博物館は、派手なエンターテインメント施設ではありませんが、南インドが誇る本物の歴史と芸術にじっくりと向き合える貴重な場所です。
なかでも、チョーラ朝のブロンズ像は圧巻で、その精緻な造形美を目にするだけでも訪れる価値があります。街の喧騒から少し離れ、静かな時間の中でインドの奥深い歴史と文化の息吹に触れてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたのチェンナイ旅行の計画に少しでもお役に立てれば幸いです。



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