こんばんは。オヤジです。
2026年ゴールデンウィークのインド旅行では、デリーから世界遺産「タージ・マハル」のあるアグラへの移動に、インド鉄道の「ガティマン・エクスプレス(Gatimaan Express)」を利用しました。
ガティマン・エクスプレスは、デリーとアグラを約1時間40分で結ぶ高速列車です。今回は、より快適に移動できるエグゼクティブ・チェアカー(EC)を予約しました。
車内では食事やドリンクのサービスもあり、想像以上に充実した鉄道旅を楽しむことができました。
一方で、トイレの設備や復路での大幅な遅延など、利用時に注意したい点もありました。
この記事では、ガティマン・エクスプレスの料金や座席、車内設備、食事の内容を、実際の乗車体験をもとに詳しく紹介します。
ガティマン・エクスプレスとは
ガティマン・エクスプレスは、2016年4月に運行を開始したインド初の準高速列車です。
最高速度160km/hで走行し、デリーのハズラト・ニザムディン駅からアグラ・カント駅までをノンストップで結びます。所要時間は約1時間40分です。
デリーからアグラへ向かう鉄道はほかにもありますが、ガティマン・エクスプレスは朝8時10分と比較的遅い時間にデリーを出発するため、朝の時間に余裕を持てるのがメリットです。
主な運行情報は以下のとおりです。
| 列車名 | Gatimaan Express |
| 列車番号 | 12050(往路)、12049(復路) |
| デリー側の駅 | ハズラト・ニザムディン(NZM) |
| アグラ側の駅 | アグラ・カント(AGC) |
| 往路 | 8:10発 → 9:50着 |
| 復路 | 17:35発 → 19:30着 |
| 所要時間 | 往路約1時間40分、復路約1時間55分 |
| 最高速度 | 160km/h |
| 座席クラス | CC、EC |
| 運行日 | 原則として金曜日を除く週6日 |
ガティマン・エクスプレスの座席クラス
ガティマン・エクスプレスには、エアコン付きの座席車として次の2つのクラスが用意されています。
- AC Chair Car(CC):2+3列の座席配置を基本とする普通車
- Executive Chair Car(EC):2+2列の座席配置で、よりゆったりとした上級クラス
デリー〜アグラ間の乗車時間は2時間弱なので、料金を抑えたい方はCCでも十分だと思います。
私はインドの鉄道を利用するのが初めてだったため、座席の広さや快適性を重視してECを選択しました。
ガティマン・エクスプレスの料金と予約方法
エグゼクティブ・チェアカー(EC)の料金
今回のチケットは、インド鉄道の公式オンライン予約サービス「IRCTC」で購入しました。
実際に支払った金額は次のとおりです。
| 利用区間 | デリー〜アグラ |
| 座席クラス | エグゼクティブ・チェアカー(EC) |
| 支払総額 | 1,530.40ルピー(2,733円) |
| うちIRCTC手数料 | 35.40ルピー(63円) |
| 車内食 | あり |
インドの物価を考えると決して安い料金ではありませんが、座席の快適性や車内食などのサービスを考えると、十分に利用する価値があると感じました。
IRCTCでの予約方法
ガティマン・エクスプレスのチケットは、IRCTCを利用すれば日本からでもオンラインで予約できます。
IRCTCでは列車や座席クラスの選択に加え、ベジタリアン・ノンベジタリアンなどの食事を選択できます。
ただし、IRCTCを初めて利用する場合は、事前にアカウントを作成しておく必要があります。
詳しい予約方法については、別記事でデリー〜アグラ間の列車を例に、実際の操作画面を使いながら解説していますので、そちらを参考にしてください。
ハズラト・ニザムディン駅から乗車
ガティマン・エクスプレスの出発駅は、デリーにあるハズラト・ニザムディン駅です。
ニューデリー駅とは異なる駅なので、間違えないように注意してください。
駅へのアクセスや構内の設備、乗車時の注意点については別記事で紹介していますので、ここでは実際の乗車時の様子を中心に紹介します。
指定席に先客?と思ったら
乗車して自分の座席に向かうと、なんと指定席にすでに人が座っていました。
いきなりインド鉄道の洗礼かと思いましたが、実は隣の席に座る奥さんを見送りに来ていた旦那さんでした。
奥さんの荷物などを手伝い、出発前のひとときを一緒に過ごしていたようです。
なんとも優しい旦那さんで、最初からちょっとした思い出ができました。
ちなみに、今回利用したエグゼクティブ・チェアカーでは外国人旅行者が大半を占めていました。
エグゼクティブ・チェアカーの座席と車内設備
座席は2+2列でゆったり
エグゼクティブ・チェアカーの座席は、通路を挟んで2+2列の配置となっており、一般的なCCよりもゆったりとした空間が確保されています。

座席はグリーンを基調とした布張りで、見た目にはやや年季を感じますが、しっかりとしたクッションがあり、座り心地は悪くありません。

車両中央部の座席は向かい合わせのボックスシートになっており、そこを境に座席の向きが変わります。
予約時に指定できるのは窓側か通路側かという希望のみで、進行方向を選ぶことはできません。そのため、進行方向向きになるかどうかは運次第です。
また、車内はエアコンが効いており、快適に過ごすことができました。
足元の広さと座席設備
座席の前後間隔にも余裕があり、足元は十分に広く感じました。

乗車時間は約1時間40分なので、窮屈さを感じることなく移動できました。
座席の背面には折りたたみ式のテーブルと収納ネットが設置されており、食事の際にも便利です。
足元にはフットレストも用意されていました。
車内には電源コンセントも設置されています。ただし、タイプDのため、日本のAタイプのプラグを使用する場合は変換アダプターが必要です。
また、電源の位置は窓側にありますので、通路側の席からは利用しづらい点には注意が必要です。
車内でのチケット確認
インドの鉄道では、日本のように乗車前に改札でチケットを提示する必要はありませんが、乗車後に車掌によるチケットの確認があります。
チケットは、IRCTCで予約した際のeチケットをスマートフォンの画面に表示するか、印刷したものを提示すればOKです。
車掌が来たときに慌てないよう、eチケットをスマートフォンに保存するなど、すぐに提示できるよう準備しておきましょう。
また、本人確認のためにパスポートの提示を求められる場合もあるので、あわせて用意しておくと安心です。
ガティマン・エクスプレスの車内食とサービス
今回の乗車で印象に残ったのが、車内食のサービスです。
約1時間40分という短い乗車時間ですが、飲み物や軽食などが何度かに分けて提供されました。
発車前には新聞が配られる
まず、発車前には乗客に新聞が配られました。

最近では飛行機でも新聞のサービスが少なくなっているため、どこか懐かしく感じました。
充実した車内食とドリンクサービス
最初にミネラルウォーターが配られ、その後、さまざまな軽食がセットになったトレーが配られました。

スナックやジュース、パンなどすべてが一つのトレーにまとめられており、なかなかのボリュームです。

その後、バナナと温かい料理が運ばれてきました。温かい料理は、ベジタリアンとノンベジタリアンの2種類が用意されていました。
ホットミールはインドらしいスパイスが程よく効いたコロッケのような料理で、日本人の味覚にも合う美味しさでした。
すべての料理を食べ終えた頃に、チャイ用のカップとお湯も配られました。
復路では、すべての食事が一度に配られました。

ホットミールは、薄いパンで具材を包んだロール状の料理でした。スパイシーなカレー味で、インドらしい一品です。
車内で飲むチャイは、インドを旅していることを実感できるサービスでした。
日本の鉄道とは異なる、インドらしい車内サービスを楽しむことができました。
ガティマン・エクスプレスのトイレ
鉄道というと、トイレの設備が気になる方も多いと思います。

今回利用した車両にも洋式トイレがありましたが、設備の状態は必ずしも良好とはいえませんでした。実際に確認したトイレの中には、水が流れないものもありました。
エグゼクティブ・チェアカーだからといって、トイレまで快適に整備されているとは限らないようです。
デリー〜アグラ間は比較的短い移動なので、できれば乗車前にトイレを済ませておくことをおすすめします。
ガティマン・エクスプレスは遅延する?
往路は約10分遅れで到着
今回、デリーからアグラへの往路は、約10分遅れでアグラ・カント駅に到着しました。

この程度の遅延だったため、今回の観光スケジュールには大きな影響はありませんでした。
しかし、帰りの列車では事情が大きく異なりました。
復路は約2時間半の大幅遅延
アグラからデリーへ戻る復路も、ガティマン・エクスプレスを利用しました。
まず、出発直前に発車プラットフォームが変更されました。前の列車が遅れていた影響ではないかと思いますが、駅では案内を定期的に確認する必要がありました。
幸い列車自体は定刻に出発したものの、その後に遅延が発生しました。途中で1時間以上停車しましたが、特に案内放送もなく、原因は分かりませんでした。

最終的には、なんと約2時間半遅れでハズラト・ニザムディン駅に到着しました。
インドの鉄道では遅延が発生することもあるとは聞いていましたが、実際に経験してみると、時間に余裕を持った旅行計画の重要性を実感しました。
特に、デリーに戻ったあとに飛行機に乗り継ぐ場合などは、鉄道の遅延を考慮して十分な余裕を持つことをおすすめします。
ガティマン・エクスプレスを利用する際の注意点
今回の乗車体験から、特に注意したいと感じたのは次の点です。
- 遅延を考慮した計画を立てる:復路では約2時間半の遅延を経験しました。特に飛行機への乗り継ぎには注意が必要です。
- 予約時に食事を選択する:ベジタリアン料理とノンベジタリアン料理から選べるほか、食事なしを選択することもできます。
- 出発駅を間違えない:ガティマン・エクスプレスのデリー側の駅は、ニューデリー駅ではなくハズラト・ニザムディン駅です。
- プラットフォームは直前まで確認する:今回の復路では、出発直前にプラットフォームが変更されました。
- トイレは乗車前に済ませておく:洋式トイレはありますが、設備が正常に使えない場合もあります。
- チケットをすぐに提示できるようにしておく:乗車後に車掌によるチケットの確認があるため、eチケットをスマートフォンに保存するなど、すぐに提示できるよう準備しておきましょう。
インドの鉄道は日本とは異なる部分もありますが、事前に知っておけば、必要以上に心配することはないと思います。
まとめ
今回のアグラ旅行では、デリー〜アグラ間の移動にガティマン・エクスプレスのエグゼクティブ・チェアカー(EC)を利用しました。
ECの座席はゆったりとしていて快適ですし、新聞や車内食、チャイなどのサービスも充実しています。約1時間40分の移動ですが、インドらしい鉄道旅行を楽しむことができました。
一方で、トイレの状態には気になる点もあり、復路では約2時間半の遅延も経験しました。
多少の注意点はあるものの、デリーからアグラへ短時間で移動できるガティマン・エクスプレスは、アグラ旅行で利用する価値のある列車だと思います。
これからタージ・マハルなどのアグラ観光を計画している方は、ぜひ利用を検討してみてください。





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