こんばんは、オヤジです。
北京旅行の帰国時、北京首都国際空港 第3ターミナル(T3)にある「中国国際航空(エアチャイナ)ファーストクラスラウンジ」を利用しました。
開放感のあるゆったりとした空間と、想像以上に充実した食事が印象に残るラウンジです。
この記事では、ファーストクラスラウンジへの行き方から、ラウンジの設備や過ごしやすさ、気になる食事内容まで、実際の利用体験をもとに詳しく解説します。
中国国際航空ファーストクラスラウンジとは
北京首都国際空港のターミナル3E(国際線制限エリア)には、中国国際航空が運営するラウンジが主に2つあります。「ファーストクラスラウンジ」と「ビジネスクラスラウンジ」です。
ビジネスクラスラウンジは利用したことがあったのですが、ファーストクラスラウンジは初めての利用でしたので、チェックイン時にこちらへアサインされた際、「どれだけ豪華なのだろう?」と期待していましたが、実際には、基本的な広さや食事内容については、ビジネスクラスラウンジと大きな違いはありませんでした。
マッサージチェアなどはファーストクラスのみにある設備のようです。
ラウンジへのアクセスと利用条件
広い北京首都国際空港で迷わないよう、ラウンジの場所と利用条件を確認しておきます。
ラウンジへのアクセス
中国国際航空のファーストクラスラウンジへのアクセスについて説明します。
出国審査と手荷物検査を終えた後、無人シャトルで移動し、ターミナル3Eに到着します。そこからメインの免税店エリアを抜け、搭乗ゲートE20〜E28方面へ向かってください。
北京首都国際空港での出国手続きなどは下記のブログを参照してください。

ラウンジの入口は、空港内の庭園(噴水などがあるエリア)を見下ろすような場所にあり、エスカレーターまたはエレベーターで上の階へ上がります。「First Class Lounge」という大きな看板が出ているので、比較的見つけやすいはずです。
ラウンジを利用できる条件
中国国際航空ではステータスによって案内されるラウンジが異なります。
ファーストクラスラウンジの利用条件は下記のとおりです。
- 中国国際航空/スターアライアンス加盟航空会社のファーストクラス搭乗客
- スターアライアンス・ゴールドメンバー(SFC会員など)
※本人のほか、同行者1名まで入室可能です。
私は今回ANAのエコノミークラスの利用でしたが、スパーフライヤーズ(SFC)会員の資格で異利用しました。
一般的に他社ではビジネスクラス客とステータス会員はビジネスラウンジ、ファースクラス客のみがファーストクラスラウンジとなることが多いですが、北京首都国際空港の中国国際航空ラウンジの場合、ステータス会員はファーストクラスラウンジへ案内されるという運用のようです。

以前、中国国際航空のビジネスクラスを利用した時は、、スターアライアンスゴールドのステータスがあるにもかかわらず、ビジネスクラスラウンジへのアサインでしたので、運用が今ひとつ不明瞭です。
ラウンジの設備とサービス
ラウンジ内には、長時間の乗り継ぎでも快適に過ごせる設備が整っています。
| ラウンジ種別 | 航空会社ラウンジ |
| 営業時間 | 6:00 -22:00 |
| プライオリティ・パス | 不可 |
| 座席数 | 多い |
| マッサージチェア | あり |
| 仮眠室 | あり |
| 喫煙室 | なし |
| キッズルーム | なし |
| ロッカー | あり |
| トイレ | あり |
| シャワー | あり |
| フリーWi-Fi | あり |
| 電源 | 少ない |
| USBポート | 少ない |
| 通話ブース | なし |
| 新聞・雑誌 | あり |
| 食事 | あり |
| ソフトドリンク | あり |
| アルコール | あり |
| スパークリングワイン/シャンパン | なし |
ラウンジの様子
受付で航空券とパスポート、バウチャーを渡します。

受付のそばにはロッカーがありますので、荷物の多い方はこちらで預けて身軽になりましょう。
ラウンジ内に入ると、まずその開放感に驚かされます。

天井が吹き抜けになっており、空港ターミナル全体の活気を感じられる「オープンエア」のような構造です。自然光が入り込むため、日中は非常に明るく気持ちが良いです。
座席エリアは非常に広く、以下のエリアに分かれています。
- ソファエリア: ゆったりくつろげる一人掛けソファが多数。
- ダイニングエリア: 食事がしやすいテーブル席。
- エンタメエリア: 映画鑑賞などができるスペース。


ただし、ターミナルと空間が繋がっているため、空港内のアナウンスやざわめきが少し聞こえてきます。静寂を求める方には少し賑やかに感じるかもしれません。
食事とドリンク
食事
ラウンジ滞在の楽しみと言えば、やはり食事ですよね。中国国際航空の本拠地ラウンジだけあって、中華料理のラインナップが豊富です。

ホットミール: チャーハン、炒め物、煮込み料理などが常時数種類並んでいます。

ヌードルバー: シェフがその場で麺を茹でてくれるコーナーがあります。牛肉麺やワンタン麺など、出来立てを楽しめるのが嬉しいポイントです。
ヌードルバーの注文は近くにいるスタッフの方に依頼します。
その他にも、蒸籠に入った小籠包や焼売など、中国らしいメニューもあります。

パンやフルーツ、デザート、お菓子類の品揃えも豊富です。
ドリンク
ビールやワインなどのアルコール類のほか、中国茶のティーバッグやお茶専用のコーナーも充実しています。

中国国際航空のラウンジを利用する際の楽しみのひとつが、お茶です。本格的なお茶が用意されています。

ファーストクラスラウンジでは、温かいお茶だけではなく、冷たいお茶も用意されていました。ペットボトル以外で、冷たいお茶は初めて見た気がします。

牛乳やヨーグルトなど乳製品も充実しています。

以前、ビジネスクラスラウンジを利用した際は、ドリンクがあまり冷えていなかった印象があるのですが、今回はどのドリンクも冷えていました。

バーカウンターもありました。ビジネスクラスラウンジにはバーカウンターはありませんでしたので、ファーストクラスラウンジならではでしょうか。
ビールは冷蔵庫に用意されていますので、自由にいただくことができます。

私のチョイスです。まずはおかゆにチキン。

ヌードルバーではパスタを注文し、熱々の点心も数種類いただきました。冷たいお茶がとても美味しく、何度もおかわりしてしまいました。

ラウンジでは、普段はあまりデザートはいただかないのですが、フルーツとヨーグルトが美味しそうでついつい手が伸びてしまいました。
機内食があるというのに、食べ過ぎですね。
利用しての感想
実際に利用してみて良かった点と気になった点をまとめます。
良かった点
- なんといっても食事とドリンクが質量とも充実しています。特に、ヌードルバーの麺とお茶が非常に美味しいです。
- 広大なスペースがあるため、席が見つからないということがほぼなく、ゆったりと過ごすことができます。
- ロッカーやシャワー室、仮眠室など便利な設備が充実しています。
気になった点
- オープンな構造のため、ややうるさく感じることがありました。
- これはラウンジの問題ではないのですが、フリーWi-Fiでは、中国のネット規制にひっかかり、LINEやGoogle等を利用できません。
- 電源やUSBポートの数があまり多くないので、充電が必要な方は電源のある席を確保する必要があります。
総合的に見て、ゆったりと休息でき、美味しい食事も楽しめる、満足度の高いラウンジです!




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