こんばんは、オヤジです。
海外旅行の際、ホテル選びは悩みますよね。特に中国ではGoogleマップが使いにくかったり、英語が通じにくい場面があったりと、ホテルの「立地」と「安心感」は非常に重要です。
今回は、北京の中心地にある「ノボテル ピース北京(Novotel Peace Beijing)」に実際に宿泊してきました。
結論から言うと、このホテルは「王府井(ワンフーチン)へのアクセス重視」で「英語でのコミュニケーションを求める方」には特におすすめです。
今回の記事では、私の体験談を交えて、良い点も気になった点も正直にレビューします。
ノボテル ピース北京について
ノボテルは、フランスのアコーホテルズ系列に属する4つ星ホテルで、世界的なチェーンならではの安心感が魅力です。

「ノボテル ピース北京」は、北京の伝統的な雰囲気とモダンな設備が融合しており、観光客だけでなくビジネス利用の宿泊客も多く見かけました。
チェックイン時のエピソードとして、大きなホテルで宿泊客が多いせいか、チェックイン開始時間である14:00に到着したものの「部屋の準備が間に合っていない」というハプニングがありました。
海外ホテルではよくあることですが、少し時間に余裕を持って行動するか、王府井が近いので、荷物だけ預けて観光に出るプランを考えておくと焦らずに済みます。
英語対応可能なスタッフが多く安心
中国のホテルでは英語が通じないことも珍しくありませんが、ノボテル ピース北京は英語を話せるスタッフが多く、コミュニケーションは全く問題ありませんでした。
チェックインや何かトラブルがあった際、スムーズに意思疎通ができるのは、海外旅行において、非常に心強いポイントです。
ロケーション:王府井へ徒歩圏内!
このホテルの最大のメリットは、なんといってもその立地です。
北京随一の繁華街・王府井(ワンフーチン、ワンフージン)へ歩いて行けるため、食事やショッピングに困ることはありません。観光の合間に一度ホテルに戻って休憩する、といった利用もできます。
シェアサイクルを利用すると、天安門や故宮博物院へも簡単に行くことができます。

ホテルの北側は胡同(フートン)になっており、観光客の姿も見られました。
公共交通機関を利用する場合は、下記の3駅が徒歩圏内です。
- 地下鉄5号線「灯市口駅」=徒歩5〜6分
- 地下鉄1号線「東単駅」=約徒歩10分
- 地下鉄8号線「金魚胡同駅」=約徒歩10分
北京首都国際空港からのアクセスは、エアポートエクスプレスで「北新橋(北新桥)」まで行き、5号線に乗り換え「灯市口駅」まで行きます。徒歩時間を含めた所要時間は、約1時間強です。
- 基本情報
- 地図
| 中国名 | 诺富特北京和平宾馆 |
| 英語名 | Novotel Beijing Peace |
| 住所 | No. 3 Jinyu Hutong, Wangfujing, Dongcheng District, Beijing 100006, China |
| 電話番号 | +86 10 6512 8833 |
| 公式サイト | https://all.accor.com/hotel/3115/index.ja.shtml |
注意点:周辺のコンビニ事情
一点だけ注意が必要なのが、ホテルのすぐ近くの買い物事情です。
日本の感覚だと「ホテルの横にセブンイレブンかローソンがあるだろう」と思いがちですが、このホテルの周りには大手コンビニチェーン店がありません。
その代わり、多くの個人商店があります。

滞在中は、ホテルの前の道を王府井方面に2〜3分歩いたところにあるこの酒屋で、毎日水やお茶、ビールを購入しました。
個人商店ということで少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、コンビニを利用する感覚で大丈夫です。
注意点としては、飲み物やちょっとしたお菓子は買えますが、日本のコンビニのような品揃えやクオリティを求めると少しギャップを感じるかもしれません。必要なものは王府井などの大きなエリアで買っておくのがおすすめです。
設備とサービス
実際に宿泊して確認した設備やサービスをまとめました。
▼ホテル設備・サービス一覧
| ホテルランク | ★★★★ |
| チェックイン | 14:00 |
| チェックアウト | 12:00 |
| 喫煙/禁煙 | 全室禁煙 |
| 冷蔵庫 | あり |
| 無料ミネラルウォーター | あり 1本 |
| その他無料飲食物 | コーヒー、ウーロン茶 |
| 朝食 | 有料 |
| 電源コンセント | ユニバーサル |
| USBポート | あり |
| フリーWi-Fi | あり |
| セーフティボックス | あり |
| シャワー | あり |
| シャワー温度調整 | 良好 |
| シャワー水圧 | 良好 |
| バスタブ | なし |
| バスアメニティ | シャンプー、コンディショナー、ボディジェル |
| その他アメニティ | ボディローション |
| ウォシュレット | なし |
| ヘアドライヤー | あり |
| スリッパ | あり |
| アイロン | なし |
| ズボンプレッサー | なし |

ロビーには喫茶店もあり、Accor会員(ALL)のシルバー以上の方は、こちらでウェルカムドリンクとして好きなドリンクを1杯いただけます。ソフトドリンクに加え、ビールも選択可能です。
ロビーと客室の移動には、階段を登り降りする必要があるのですが、荷物を持っているときには、必ず近くのスタッフが荷物を持ってくれ、ホスピタリティの高さを感じました。
室内の様子
建物自体の構造が少し複雑なため、部屋への行き方が少し分かりづらいですが、初回は部屋までスタッフが案内してくれます。
客室タイプと設備
今回宿泊した部屋の設備について詳しく紹介します。

室内は若干の年季は感じますが、良くメンテナンスされています。また、木目を基調とした落ち着いたトーンでまとめられています。
一等地にあるため、スペースはあまり広くはありませんが、旅の疲れを癒やすには十分な空間です。

ベッドはキングサイズにしてはやや小さめですが、ひとりで利用するには十分です。クッションもよく寝心地は良かったです。

このホテルは、電源周りが優秀です。写真の電源セットがデスクとベッドサイドにもあります。
日本のプラグがそのまま挿せるユニバーサルコンセントに加え、USBポート(タイプA)も完備されています。

私はスマホ2台に加え、タブレット、アップルウォッチを旅行の際には持っていきますので、USBポートで充電ができるのは非常に助かります。
冷蔵庫も完備されており、無料のミネラルウォーターが1本用意されていました。また、コーヒーやウーロン茶も無料で楽しめます。
その他セーフティボックス、スリッパはありましたが、アイロンやズボンプレッサーは部屋にはありませんでした。
バスルームとアメニティ
水回りは清潔に保たれており、日本人旅行者が気にしがちなポイントもクリアしています。

今回はバスタブなしのシャワーのみの部屋でしたが、温度調整、水圧ともに良好でした。海外でありがちな「チョロチョロシャワー」ではないので、しっかりと汗を流せます。

トイレも清潔に保たれいますが、ウォシュレットはありませんでした。

アメニティ類は、シャンプー、コンディショナー、ボディジェル、ボディローションなど、基本セットは揃っています。ヘアドライヤーもしっかり完備されています。
価格について
今回の宿泊費は、「スペリアールーム(キングサイズベッド)」に2泊3日で宿泊し、1,358.39元(28,294円)でした。朝食はついていません。
立地とサービスを考えると、コストパフォーマンスは比較的良いホテルだと感じました。時期によって変動するため、最新の価格は予約サイトでチェックしてみてください。
なお、私はAccorのWEBサイトで予約したのですが、支払い方法がAlipayとWeChatのみでした。いずれも国際クレジットカード手数料がかかるので、価格次第ではTrip.comなどで予約するのが良いかもしれません。
ノボテル ピース北京はこんな人におすすめ!
ノボテル ピース北京は、多少の古さやチェックイン時ののんびり感はあるものの、それを補う「立地の良さ」と「スタッフの対応力」があるホテルでした。
▼このホテルはこんな方におすすめ
- 王府井エリアを中心に観光・食事を楽しみたい人
- 中国語が話せず、英語でコミュニケーションを取りたい人
- シャワーの水圧や充電環境など、基礎スペックを重視する人
北京観光の拠点として非常に使い勝手の良いホテルですので、北京旅行の際にはぜひご検討ください。




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