チェンナイ「セント・ジョージ要塞」完全ガイド|入場方法・要塞博物館の見どころを徹底解説

セント・ジョージ要塞博物館
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こんばんは、オヤジです。

南インドの玄関口として知られるチェンナイには、近代的な街並みの中に植民地時代の歴史が色濃く残されています。その象徴のひとつがセント・ジョージ要塞です。

17世紀、イギリスの東インド進出を担ったイギリス東インド会社によって築かれたこの要塞は、インド統治の出発点とも言える場所で、現在は行政施設としての役割を持ちながらも、歴史を学べる貴重なスポットとして多くの旅行者が訪れています。

敷地内にある要塞博物館では、植民地時代の資料や武器、絵画、当時の生活を伝える展示が充実しており、単なる観光地ではなく「歴史の現場」に足を踏み入れるような体験ができます。

この記事では、セント・ジョージ要塞の基本情報から、少し特殊な入場手順、そして併設された要塞博物館の見どころまで、実体験に基づいた情報を詳しくお届けします。

セント・ジョージ要塞について

セント・ジョージ要塞(Fort St. George)は、1644年にイギリス東インド会社によって完成された、インドで最も古いイギリス様式の建造物の一つです。

当時のイギリス守護聖人の名にちなんで命名されました。この要塞の建設がきっかけとなり、現在のチェンナイ(旧マドラス)という都市の基礎が築かれたといっても過言ではありません。

かつては商館や軍事拠点として機能していましたが、現在はタミル・ナードゥ州政府の事務局や議会、そして軍の駐屯地として行政利用されています。

セント・ジョージ要塞 禁止エリア

そのため、敷地内には今でも現役の軍関係施設があり、一般人が立ち入れないエリアも存在します。

セント・ジョージ要塞 大砲

植民地時代の面影を残す白いコロニアル様式の建物と、防衛のために据えられた大砲が共存する独特の景観が特徴です。

基本情報とロケーション

要塞はチェンナイの中心部に位置しており、チェンナイ中央駅などからオートリキシャで10分程度のロケーションです。

Googleマップで見ると、郊外列車のフォート(Fort)駅からすぐ近くに位置しているように見えますが、入口が反対側にあるため、駅からはオートリキシャを利用するのがスムーズです。

  • 基本情報
  • 地図
住所Rajaji Rd, near Legislature and Secretariat, Fort St George, Chennai, Tamil Nadu 600009
電話番号+914425671127
博物館営業時間9:00〜17:00(入場は16:30まで)
博物館休館日金曜日
博物館入場料250インドルピー

要塞への入場方法

セント・ジョージ要塞の入口は案内があるものの、少し分かりづらいです。

セント・ジョージ要塞 入口

政府機関や軍の施設が同居しているため、観光地の入場口というより、オフィスへの入口のような雰囲気です。入場時には厳重なセキュリティチェックがあります。

入口を入ってすぐ右側に係員がいますので、そちらで名前、住所、電話番号、パスポート番号などを記入する必要があります。パスポートも確認されますので、必ずパスポートの原本を持参してください。

日本のパスポートには住所が書かれていないため、確認にかなり時間を要しました。

その後、金属探知機による検査を受け、敷地内に入ることができます。

要塞博物館のチケットの買い方

要塞の敷地内を歩くだけなら無料ですが、メインの目的地となる要塞博物館は有料です。

敷地内に入り、右に進むとすぐに見えてくる白い建物が要塞博物館です。

セント・ジョージ要塞博物館 入口

入口に係員が立っており、入口の脇にある看板のQRコードを読み取り、オンラインでチケットを購入するように言われます。

チケット購入にあたり、注意点が2点あります。

  • 電話番号が必須ですが、インドの電話番号フォーマットになっているため、10桁の番号しか入力できません。国番号「81」と、携帯電話番号の先頭の「0」を省略して入力してください。
  • 海外発行のクレジットカードは弾かれることが多いので、複数のクレジットカードをご用意ください。私の場合、1枚目はエラーになり、2枚目のカードで決済できました。
セント・ジョージ要塞 チケット

外国人の入場料は250インドルピーですが、クレジットカードの利用手数料がかかりますので、最終的な請求額は263.12インドルピー(約460円)でした。

セント・ジョージ要塞博物館の見どころ

要塞博物館は1948年に開設され、3階建ての建物内に10のギャラリーがあります。冷房はありませんが、天井の大きなファンが回っており、意外と快適に鑑賞できます。

1. 圧巻の肖像画コレクション

2階のギャラリーには、イギリス王室や歴代総督の巨大な肖像画が並んでいます。

ヴィクトリア女王やジョージ5世などの肖像画は見応えがあり、当時のイギリスの威信を感じさせます。

英語の詳しいキャプションもありますので、一つずつ読んでいるとかなり時間がかかります。

2. 武器と軍服の展示

1階の「Arms Gallery」では、植民地時代に使用された大砲、ピストル、刀、さらには当時の軍服や勲章などが詳しく展示されています 。

 軍事用品

保存状態も良く、軍事史に興味がある方にはたまらない内容です。

3. 歴史を物語る貴重な遺物

かつてこの地で使用されていたコインや陶磁器、東インド会社時代の記録などが展示されています。

インド国旗

特に、1947年のインド独立記念日に初めて掲げられたインド国旗の現物が展示されている点は、この博物館の大きなハイライトです。

4. 併設のセント・メアリーズ教会

博物館ではありませんが、セント・ジョージ要塞の敷地内には、1680年に完成したインド最古の英国国教会「セント・メアリーズ教会(St. Mary’s Church)」もあります。白亜の外観が美しく、内部には精巧なステンドグラスや木製家具があり、非常に静かで落ち着いた空間です。

私は時間の関係で行くことができなかったのですが、入場後、要塞博物館とは逆方向に進むと教会が見えてきます。

まとめ

正直、「要塞の歴史など大したことはないだろう」という軽い気持ちで訪れましたが、植民地時代のチェンナイのみならず、イギリスやインド独立に関する展示も多く、良い意味で期待を裏切られました。

見どころが多すぎて予定以上に滞在してしまい、敷地内にあるセント・メアリーズ教会に行くことができなかったほどです。

チェンナイを訪れた際には、ぜひセント・ジョージ要塞博物館に足を運び、インドとイギリスが交差してきた観光だけでは見えない歴史の軌跡を体感してみてください。

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