残念ながら2023年6月7日現在MOST SIMはAmazonからも公式サイトからも購入することができません。
アメリカはもちろん、世界132カ国以上で使用できるAIRSIMをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
オヤジは海外での通信は現地SIM派ですが、アメリカに関しては日本で事前にSIMカードを購入することをおすすめします。事前に購入できるSIMカードはいくつかありますが、特にMOST SIMがおすすめです。AT&TとT-mobileの2つのキャリアから選択でき、利用日数のバリエーションも豊富ですので、滞在地や滞在予定に応じて柔軟にプランを選択することができます。
今回の記事ではMOST SIMの購入方法からセットアップ、アメリカで使用しての感想までをまとめます。
MOST SIMについて
MOST SIMはアメリカに拠点を置き、アメリカ国内で利用できるプリペイドSIMを提供する会社です。
以下、MOST SIMのWEBサイトからの引用です。
MOST SIM は2005年に成立した国際モバイル通信サービス会社です。アメリカを拠点とし、会社を成立させてから12年を超えました。
15万人以上のお客様にサービスを提供してきた経験を生かし、MOST SIMは「世界を繋ぎ、完璧な品質を目指す」を目標に高品質の商品とイノベーションを通じて、お客様に今までにない通信体験を提供します。MOST SIMは、厳選したアメリカ用プリペイドSIMの多様なプランで、アメリカへの出張や旅行の予定があるお客様にとってベストな通信サービスを提供いたします。
MOST SIMのWEBサイトは、日本語のほか、英語、中国語対応ですので、日本人と中華圏の人をメインターゲットにしていると思います。
扱っているSIMカードはAT&TとT-Mobileの2つの大手キャリアから選択可能です。
MOST SIMの購入方法
MOST SIMは日本のアマゾンで購入可能です。
MOST SIMのウェブサイトにも「ご購入」というボタンがあり、直接購入できるような印象を受けますが、クリックするとアマゾンに飛びます。
MOST SIMのプラン
AT&TとT-Mobileでサービス内容が違いますので、2つのキャリアによる違いをまとます。
AT&T | T-Mobile | |
特徴 | アメリカで最も広域の3G/4Gネットワークカバー範囲を誇るキャリア | アメリカで4G LTEの通信速度が最速のキャリア |
データ通信 | 3G/4G LTE高速インターネットが使い放題 | 3G/4G LTE高速インターネットが使い放題 |
通話/SMS | アメリカ国内無料 | アメリカ国内無料 |
テザリング | 不可 | 可 |
利用期間 | 7日間〜30日間まで3プラン | 5日間〜120日間まで11プラン |
料金 | ¥3,150〜¥5,980 | ¥2,750〜¥23,600 |
おすすめ渡航先 | ハワイ、国立公園、レンタカーでのご旅行 | 都市部、グランドキャニオン |
タブレット | 利用不可 | 利用不可 |
Wi-Fiルーター | 利用不可 | 利用不可 |
以下、それぞれのキャリアの期間ごとの料金プランです。
AT&T | T-Mobile | |
5日間 | − | ¥2,790 |
7日間 | ¥3,790 | ¥3,190 |
10日間 | − | ¥3,490 |
12日間 | − | ¥3,890 |
15日間 | ¥3,990 | ¥4,190 |
21日間 | − | ¥4,490 |
30日間 | ¥5,990 | ¥5,990 |
45日間 | − | ¥8,980 |
60日間 | − | ¥11,900 |
90日間 | − | ¥17,800 |
120日間 | − | ¥23,600 |
上記はMOST SIM WEBサイトからの抜粋ですが、アマゾンで販売しているプランと一部異なっています。恐らく、将来的にはMOST SIMのWEBサイトのプランに収束すると思います。
T-Mobileの方がプランも豊富ですので、都市部に行かれる場合は、T-Mobileを選択しておけば問題ないと思います。
一方、AT&Tはカバーエリアが広いというメリットがあります。
いずれにせよ、アメリカに行かれる前に目的地がそれぞれのキャリアのカバーエリアに入っているかどうかをあらかじめMOST SIMのWEBサイトで確認してください。
セッティング方法
届いたパッケージには、SIMカードとSIMカードトレイを取り出すためのピンが含まれています。
まずはSIMカードに初期不良がないかどうかを確認するために、ご使用のスマートホンのSIMカードを取り出しMOST SIMのカードをスマートフォンに挿入してください。
「圏外(No Service)」か「検索中」と表示されば正常です。不良品の場合は、「simカードなし」と表示されます。
もしくはSIMカードの下記の方法でも確認することができます。
- iPhone:設定→一般→情報でICCIDが89で始まる数字であれば正常です。
- Android:「緊急通話のみ」または「サービスなし」と表示されれば正常です。
初期不良がないことを確認しましたら、オンラインで開通手続きをします。
SIMカードの説明書には、https://open.mostsim.comにアクセスするよう書かれていますが、実際にはリダイレクトがかかっており、https://buy.mostsim.com/openに飛ばされます。
このサイトで、SIMカードの台紙に貼られているシールのSIM Serial No(SIM番号)とパスワードを入力し、「次へ」ボタンを押すと、個人情報を入力するページに進みます。
必要事項を記入し「次へ」を押します。
確認画面が表示されますので、今一度内容を確認して「確認済み」ボタンを押します。
これで開通手続きは完了です。
もし開通日を変更する場合は、48時間前までにメールで連絡する必要があります。
現地電話番号について
電話番号の連絡は開通日にメールで届きます。日本とニューヨークのようにフライト時間も時差も12時間以上ある場合は、日本出発前に電話番号を知ることはできません。
もし、どうしても電話番号を事前に知りたい場合は、日本の出発日の現地時間を開通日に指定する必要があります。その場合、利用期間が1日短くなってしまいますが…
ニューヨークで使用しての感想
私がいつも利用しているのはT-Mobileの7日間のプランです。
飛行機の中でSIMカードを入れ替え、ジョン・F・ケネディ国際空港に到着後、機内モードを解除するとすぐにT-Mobileのネットワークに接続し利用可能になりました。
iPhoneXRの場合、アクセスポイントは自動的に設定されます。
ニューヨーク滞在中は、空港とマンハッタンのみで使用しましたが、マンハッタンは場所によって電波の強さがかなり違がっていました。
カバレッジの広いAT&Tもマンハッタンでは電波が悪いエリアが多いので致し方ないのかもしれません。
2018年9月に速度を計測した際には、下りの通信速度は102Mbpsから0.58Mbpsと場所や時間によりものすごく差がありました。
ただし、速度が一番遅い時でも、SNSやGoogle Mapはやや遅いものの使うことはできましたので、実用には問題ありません。
MOST SIMを利用しての注意点
MOST SIMからの電話番号お知らせメールに下記の文章がありました。
アメリカの通信会社はSIMカードの有効期限が切れた後、電話番号を繰り返し使用することがございます。
もし、知らない番号から電話、SMSなどがございましたら、どうぞお気になさらずそのまま無視していただいくようお願いいたします。
お客さまにはご迷惑をおかけしますが、ご容赦くださいませ。
実際ニューヨーク滞在中は1週間で4度ほどSMSと電話で連絡がありましたが全て広告でした。
まあ、友人・知人以外で電話やSMSがくることは無いと思いますので、見知らぬ電話番からの着信は無視するに限ります。
まとめ
アメリカの旅行者向けSIMカードは意外なほど選択肢が限られています。
以前は別のSIMカードを利用していましたが、MOST SIMを知ってからは、MOST SIMの一択です。
MVNOと違い、AT&TやT-Mobileの公式SIMカードですので通信が安定しています。
また、日本で買った方がアメリカで購入するよりもリーズナブルです。
デメリットとしては、開通手続きがやや面倒です。ただし、日本で購入から開通手続きまでを済ますことができ、現地ですぐに使用できるというメリットはデメリットを上回ります。
アメリカにご旅行の際にはMOST SIMをぜひお試しください。
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