中国の二次交通は電動バイク (助力車) がおすすめ!Alipayで簡単に利用できます

助力车 中国
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こんばんは、ムスコです。

中国はシェアサイクルが日本と比較して非常に充実しています。通常の自転車はもちろんのこと、今回紹介する電動バイクも簡単に利用できます。

2025年3月に中国のハミ (哈密) を訪問しました。ハミはとても広く、徒歩やバスだけでは移動が困難と感じるケースも多く、電動バイクを使いました。電動バイクは高速かつ柔軟に移動できるため、二次交通に非常にオススメの交通手段です。

電動バイク (助力車) とは?

中国に実際に訪問されたことがある方はご存知かもしれませんが、中国の電動バイクは自転車と同じ扱いになります。つまり、免許を所持していなくても運転可能です。中国には一般的自転車専用レーンが用意されている道が多いですが、電動バイクも同じく自転車専用レーンを走ります。

ただし、自転車と同じ扱いであるがゆえに、歩道を走行したり逆走する電動バイクが多いのも事実です。特に、電動バイクは電気で走行しているのでほとんど走行音が聞こえず、歩行者と「あわや接触」という場面もよく見かけます。

運転する場合もそうですが、歩行者としての立場の場合でも電動バイクには注意が必要です。

どの区域で電動バイクが利用可能か?

電動バイクはとても便利ですが、すべての区域で利用できるわけではありません。例えば、天津や北京といった大都市では、ほとんど利用できません。

一方でハミのほか、ウルムチや洛陽では利用が可能でした。また、Alipayではなく美団が提供する電動バイクでしたが、先日訪問した山海関でも利用可能でした。

おそらく、中国政府より特定の都市では電動バイクのシェアリングサービスは禁止されており、それを踏まえた上で需要のありそうな地域で展開しているのではないかと思われます (詳細は調べてないので、興味のある方はぜひ調べてみてください)。

電動バイクの利用方法

電動バイクの助力車を使うためには、まずAlipay (支付宝) に登録していただく必要があります。Alipayへの登録方法は以前作成したブログを参照ください。

Alipayをダウンロードしましたら、まずAlipayを開いてください。

Alipayを開きましたら、「出行 (お出かけ)」を選択してください。ここでは移動系のアプリが集約されており、メトロやバス用のQRのほか、打车 (タクシーを呼ぶ) やシェアリングサイクルの利用が可能です。

シェアリングサイクル (バイク) を使う場合は「骑行 (サイクリング/自転車)」タブを選択します。電動バイクに対応している区域の場合、「助力车 (電動バイク)」を選択できます。通常の自転車利用とは別枠になりますので注意してください。

大抵の場合は道路に対してまばらに電動バイクが駐輪されています。見つからない場合は各車両にGPSがついており、利用可能な電動バイクがアプリに表示されています。これを参考に電動バイクを探します。

対象の電動バイクを見つけましたら、「扫码开锁 (QRを読み込んで開錠) 」ボタンを押下して電動バイクの前後にあるQRコードを読み取りましょう。

乗車開始前にいくつか注意表記が表示されます。駐車禁止箇所、駐車可能箇所、走行可能箇所、返却方法等の説明です。電動バイクを使う際は、自転車を借りるときより厳格な説明がなされていました。

説明を見終わりまして、最終ページに移りましたら「立即出发 (すぐに出発)」ボタンを押下してください。

開錠可能なページでは、走行可能区域/料金/走行可能距離が表示されています。諸々確認の上問題なければ「确认开锁 (開錠を確定)」ボタンを押下してください。

開錠するとロックが解除され電動バイクでの走行が可能となります。

電動バイクを返却する際は「我要还车 (電動バイクを返却します)」ボタンを押下してください。なお、原則「P」のパーキングマークの枠内に返却する必要があります。

ただGPSの精度が悪い場合があり、その場合上記写真の通りうまく枠内に入らない場合があります。ただしこの場合もそこまで気にせずに返却していただいて問題ありません。おそらく大幅なずれが生じた場合はロックできないでしょうが、近くであれば問題なく返却可能です。

返却手続きが完了したら支払いを行います。支払い画面が表示されたら画面下部にある「立即支付 (すぐに支払い)」ボタンを押下してください。Alipayのサービス内のミニアプリの利用となるため、支払いは自動的にAlipayから行われます。

支払いが完了したら、走行距離と支払額が表示されます。上記画像では12分3km走行し、料金は3元とかなり格安でした。

電動バイクの乗り方

まず、電動バイクに乗る際はヘルメットの着用が推奨されています。もちろん強制というわけではありませんが、30km程度の速度で走行するため、自衛という意味でも極力ヘルメットは着用することをおすすめします。基本的に各電動バイクには、付属のヘルメットが前輪上のカゴに入っています。ただし、もちろんものによるのでしょうが、相当汚いものもありますので電動バイク利用前にヘルメットの状態を確認しておくと良いでしょう。

細かい使い方は忘れてしまいましたが、右にスロットルがありますのでこれを手前に回すことでバイクを動かせます。左右にブレーキがあるので、止まる際はスロットルを離してブレーキをかけると良いでしょう。

使い方自体はそこまで難しくないので初心者の方でも簡単に乗りこなせると思います。

電動バイクの料金について

サンプルが少ないのであくまでも参考料金になりますが、最低料金が2元 (約40円) からとなるため、自転車よりも若干高めの価格設定になります (とはいえ格安ですが・・・) 。調べたところによると場所や日付によって料金が変わる可能性がありますが、大体10分につき+1元 (約20元) ほど追加されるそうです。

価格は多少変動するものの、非常に格安といっても過言ではありません。二次交通の交通手段でお悩みの方は積極的に活用を検討してください。

まとめ

以上説明の通り、中国語であっても手順さえわかれば非常に簡単に利用できます。電動バイクの乗り方は非常にシンプルで、料金も安価です。訪れた地域が利用可能区域であれば、ぜひ活用してみてください。

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