こんばんは、ムスコです。
2025年3月中旬に天津航空にてウイグル観光に行きました。この際に、トラブルが発生し中国で眼鏡を作ることになりました。言語の壁もあり、想像よりも中国での眼鏡作成は難易度が高く、とても苦労しました。
中国で眼鏡を作成した背景
今回の旅行では、天津航空で東京→天津→ウルムチというルートで中国に訪問しました。トラブルが発生したのは天津到着時です。
到着後に上の棚 (オーバーヘッドコンパートメント) から荷物を取り出した際、他の方の荷物が私の顔にぶつかり眼鏡を落としてしまいました。眼鏡を落とすこと自体はよくあるのですが、よく見えない目で手探りしながら探しても、今回はなかなか見つかりませんでした。
そこで隣の中国人の方にも協力してもらい眼鏡を一緒に探してもらいましたが、眼鏡を見つけることはできません。最終的に全員が降機した後、CAさん総出で探していただきましたが、結局見つかりませんでした (おそらく誰かの荷物の中に紛れ込んでしまったのでしょう)。
ここで一番問題なのは、眼鏡が無いとほとんど何も見えないレベルであることです。視力は恐らく0.01程度で、眼鏡が無いと介護必須レベルです。
その旨をCAさんに伝えたところ、度数200 (-2.0) のコンタクトのコンタクトを提供いただきました (ちなみに私は恐らく500度が適切なため、コンタクトを付けたところで焼け石に水程度でしたが・・・)。
とはいえ、1日使い捨てコンタクトが1セットだけでは、今回の1週間の旅行を乗り切ることはできません。天津空港では眼鏡は販売していなかったので、最終目的地のウルムチにて眼鏡を作成することにしました。
眼鏡店を探す際の注意点
今回、天津到着の12:00からハミ行きの高速鉄道が出発する17:00の間に眼鏡を作成する必要があり1-2時間程度で眼鏡を作成できるお店を探しました。
今回は特別なケースですが、中国では意外と眼鏡の作成に時間がかかる場合が多いようです。外国人が面倒なため敬遠された可能性はありますが、訪問した4店舗中3店舗では、購入する眼鏡に関わらず翌日以降の引き渡しになると言われました。

最終的には大光明国际眼镜というお店にて2時間で作成可能とのことで、こちらのお店で眼鏡を購入しました。
緊急で眼鏡が必要な場合、当日の引き渡しが好ましいと思いますが意外と当日の引き渡しを行っていない眼鏡販売店が多いようです。購入前に引き渡し日がいつになるか事前に確認するとよいでしょう。
眼鏡購入から引き渡しまでの流れ
眼鏡購入の流れに関しては「フレーム選び」→「視力測定」→「眼鏡の作成」→「引き渡し」となります。
フレーム選び
フレーム選びは日本と同じで、陳列されている眼鏡の中から好みに合わせて選びます。お店によると思いますが、基本的には試着も可能です。

当然ですが、価格は店舗によってまちまちです。今回私は160元 (約3,200円) のフレームを選びました。
視力測定
処方箋がなくても、お店で視力測定を行い、適切な度数に調整してもらえます。ただしこのやり取りが結構難しく、私は苦戦しました。

まず「眼の屈折力」を調べます。おなじみの「気球」を覗く検査です。中国では気球ではなく「テント」か「トラック」みたいなものが中心にありました (対象物が何かは正確には覚えていません・・・)。屈折力の検査に関しては特にこちらにて回答することはありませんでした。
次に度数の調整です。視力検査表の空いている穴を左右上下を回答して、視力の測定を行うのが日本のやり方です。中国では「E」のような、あるいは「山」に似た形の記号を使って視力検査を行います。
今回の場合、上、真ん中、下と3段に分かれており、下に行くほど文字が小さくなります。それぞれ度数があり、現段階の調整にてどの程度の視力があるかを確認していきます。
「上は見えるか」、「真ん中は見えるか」、「下は見えるか」、「このスクリーンはどうか」と次々まくし立ててきます。無我夢中で「看得清楚(はっきり見えます)」「看不清楚(はっきり見えません)」を繰り返し、何とか視力の調整を終えました。
眼鏡の作成
度数の調整が完了したら、次にフレームにレンズを入れる作業です。度数の調整後に支払いを行い、2時間後に受け取りに来るように言われました。その際に引き渡しのためのレシートを頂きました。

「2時間を目安にしているが、早く終わった場合は連絡するので連絡先を共有してほしい」と言われ、中国の電話番号を共有しました。このようなケースは結構あると思いますので、中国の電話番号はともかく、WeChatをお持ちの方はアカウントを共有するとよいでしょう。
裸眼では何もできないため、近くのモールで食事をしながらおとなしく待っていました。店舗にもよると思いますが、店舗内で待機することも可能だと思います。
眼鏡の引き渡し
時間になりましたら、眼鏡店にレシートを持っていきます。眼鏡ができている場合はその場で試着させてもらい、問題なければ引き渡しいただけます。

私の場合は度数には特に問題なかったため、お礼を言ってお店を後にしました。
まとめ
眼鏡を当日中に受け取る必要があったため余計に難しく感じましたが、やはり異国で眼鏡を作成するのはかなり難易度が高いと改めて感じました。
私のように旅行で諸外国を訪問する方は、予備の眼鏡を準備しておくとよいでしょう。私は今回のことを反面教師にし、今後旅行する際は必ず予備の眼鏡を持ち歩くようにします。
コメント