チェンナイから日帰り可能!マハーバリプラム完全ガイド|世界遺産の見どころ5選

マハーバリプラム
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こんばんは、オヤジです。

チェンナイ観光とあわせて訪れたいのが、世界遺産の町マハーバリプラムです。

南インドの歴史と文化が色濃く残るこの地は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、古代の石造建築や彫刻が今も静かに息づいています。チェンナイ中心部から日帰りで訪れることができる立地の良さも魅力で、観光客だけでなく地元の人々にも親しまれている観光地です。

この記事では、斜面にとどまり続ける巨大な岩が生み出す不思議な景観や、海岸に佇む美しい寺院など、マハーバリプラムの魅力を余すところなくご紹介します。

マハーバリプラムについて

マハーバリプラム(Mahabalipuram)は、インド南部タミル・ナードゥ州に位置する歴史的な港町で、7〜8世紀頃に栄えたパッラヴァ朝の時代に大きく発展しました。当時は海上交易の拠点として機能し、王たちの庇護のもとで岩を削って造られた石窟寺院や石彫遺跡が次々と築かれました。

その後、王朝の衰退とともに港町としての役割は小さくなりましたが、遺跡群は長い年月を経ても残り、学術的・文化的価値の高さから再評価されるようになります。

1984年には「マハーバリプラムの建造物群」としてユネスコの世界遺産に登録され、国際的にも重要な文化遺産として認知されました。遺跡の多くが徒歩圏内にまとまっており、散策しやすいのが最大の特徴です。

チェンナイからのアクセス方法

マハーバリプラムはチェンナイからのアクセスが比較的良く、半日〜1日で気軽に訪れることができる観光地として、多くの旅行者に親しまれています。主なアクセス手段は以下の3つです。

路線バス

費用を抑えたい場合はバス利用も可能です。

チェンナイ市内のバスターミナル(コヤンベドゥ周辺など)からマハーバリプラム行きの路線バスが運行されています。所要時間は約2〜3時間で、渋滞の影響を受けやすい点には注意が必要です。

車(タクシー・配車アプリ)

最も一般的で便利なのが車での移動です。

所要時間は約1.5〜2時間。配車アプリのUberやOlaを利用すれば、ホテルから直接向かうことができ、帰りの手配も簡単です。海沿いを走る「イースト・コースト・ロード(ECR)」は景色が良く、ドライブ自体も楽しめます。

ツアー利用

効率よく観光したい場合は、チェンナイ発の日帰りツアーも選択肢のひとつです。遺跡の解説付きで主要スポットを回れるため、初めて訪れる方や短期間の滞在者に向いています。

チェンナイからの日帰りツアーはGetYourGuideやトリップアドバイザーグループのviatorで予約可能です。

私は1日でカーンチープラムとマハーバリプラムの両方を回りたかったので、チェンナイの地元の旅行会社に車のチャーターを依頼しました。

絶対に見逃せない5つのスポット

マハーバリプラムの遺跡群は、7世紀から8世紀にかけてパッラヴァ朝時代に築かれたものです。ここでは、絶対に見逃せない5つのスポットを厳選してご紹介します。

海岸寺院

海岸寺院(Shore Temple)はベンガル湾の波打ち際に建つ、マハーバリプラムの象徴とも言える寺院です。8世紀初頭に建てられた石積寺院で、シヴァ神とヴィシュヌ神が祀られています。

大きい方の主塔にはシヴァ神が祀られています。

1000年以上もの間、潮風と波にさらされ続けてきたため、石像の角が丸くなり風化が進んでいます。しかし、その朽ちかけた姿が海と空の青さに映え、なんとも言えない哀愁と美しさを感じさせます。

かつてここには7つの寺院があったそうですが、他の6つは海に沈んでしまったという伝説があります。2004年の津波の際や近年の調査で、海底から遺跡らしきものが発見されており、歴史ロマンを感じさせます。

ファイブ・ラタ

ファイブ・ラタ(パンチャ・ラタ、Pancha Rathas)は巨大な岩山を削り出して作られた5つの寺院です。

それぞれが異なる建築様式を持っており、ドラヴィダ建築の寺院形式の原型とされています。

ラタとは、サンスクリット語で「戦車」を意味します。巨大な一枚岩から彫り出された5つのヒンドゥー教寺院群が、神々が乗る戦車の形に模されていることからファイブ・ラタと呼ばれています。

それぞれのラタは「マハーバーラタ」の主要な登場人物の名にちなんで名付けられています。

ドラウパディー・ラタ

五つの中で最も小さいラタです。

簡素ながらも神聖さを感じさせる造りで、女神ドゥルガーに捧げられたと考えられています。祠に近い形態を持つ点が特徴です。

アルジュナ・ラタ

コンパクトながら装飾性が高く、神々の彫刻が多く施されています。

小規模寺院の典型的な姿を示すラタで、後の石造寺院のモデルとなったといわれています。

ビーマ・ラタ

細長い長方形の構造が特徴です。

屋根は丸みを帯びた形状で、木造建築を石で再現したようなデザインが見られます。内部空間が広く、礼拝空間の原型を示す建築と考えられています。

ダルマラージャ・ラタ

五つの中で最も大きく、完成度が高いラタです。

多層構造の塔を持ち、後のドラヴィダ様式寺院につながる建築の特徴が見られます。壁面の彫刻も精緻で、王権の象徴的存在とされています。

ナクラ・サハデーヴァ・ラタ

半円形の後陣(アプス)を持つ独特の構造が特徴です。

隣には象の石像が置かれており、動物との関係性を感じさせる構成が特徴です。他のラタとは異なる建築的試みが見られます。

クリシュナのバターボール

クリシュナのバターボール(Krishna's Butterball)は重力を無視したように斜面に絶妙なバランスで止まっている巨大な花崗岩の岩です。

クリシュナ神の好物であるバターボールに形が似ていることから、この名前が付けられました。

岩の下に入り込んで「支えているフリ」や「押しているフリ」をして写真を撮るのが定番です。

イギリス植民地時代にこの岩を危険だと判断した当局が移動させようとし、複数の象を使って引っ張らせたにもかかわらず、岩は一切動かなかったと伝えられています。

横から見た様子ですが、地面と岩が接しているところが少なく、これで落ちないのが本当に不思議です。

アルジュナの苦行

アルジュナの苦行(Arjuna's Penance)は、高さ約9メートル、幅約27メートルという世界最大級の岩壁彫刻です。

この場面は、叙事詩「マハーバーラタ」の英雄アルジュナが、神から特別な武器と力を授かるために厳しい修行を行っている姿を表しているとされますが、天界からガンジス川が地上に降りてくる様子を描いたものという説もあり、「ガンガーの降下」とも呼ばれます。

びっしりと彫り込まれた神々や動物たちの姿は圧巻です。特に、実物大とも言われる象の彫刻や、猫が修行するユーモラスな彫刻(赤丸の部分)は見逃せません。

ベンガル湾の絶景

他のブログやガイドブックではあまり触れられていませんが、イーシュワラ(オラカネシュワラ)寺院周辺から眺める、ベンガル湾は絶景です。

どこまでも続く水平線と澄み渡る青空、そして手前に広がる緑豊かな木々のコントラストが、自然のスケールの大きさを感じさせます。

観光を快適に楽しむための実用情報と注意点

マハーバリプラムの遺跡群を快適に楽しむための情報や注意点をお伝えします。

有料ゾーンとチケットについて

マハーバリプラムの遺跡群には、3つの有料エリアがあります。

海岸寺院(①)、ファイブ・ラタ(②)、クリシュナのバターボール周辺の花崗岩の丘(③)です。絶景が見られるイーシュワラ寺院は③のエリアにあります。

アルジュナの苦行は無料エリアから見ることができ、③の丘の麓に位置しています。

チケットは3か所共通になっており、有料エリアに入る際にチケットをチェックされますので、すべて回り終えるまで、なくさないようにしてください。

チケット売場はそれぞれの有料エリアの近くにあります。

外国人は600インドルピー(約1,020円)で、インド人の15倍の値段ですが、個人的にはこれだけの遺跡を1,000円ほどで見られるのは破格だと思います。

トイレ事情

遺跡周辺にはトイレが非常に少ないので注意が必要です。

道端には簡易的な有料トイレがありますが、鍵が掛かっているし、どのように使えばよいか全くわかりません。

おすすめは海岸寺院エリア内のトイレです。

有料エリアにあるためか、このトイレは無料で、非常に綺麗でした。マハーバリプラムの遺跡を巡る際には、ここでトイレ休憩を取ることをおすすめします。

暑さ対策

とにかく暑いです。日差しを遮るものがあまりないので、日傘か帽子、サングラス、水分補給は必須です。

遺跡内の移動

遺跡内はかなり広いです。歩いて回れなくはないですが、かなり暑いので、敷地内で待機しているオートリキシャを利用するのも一つの方法です。

まとめ

マハーバリプラムは、世界遺産の荘厳な遺跡が点在する、南インドを代表する歴史ある町です。

クリシュナのバターボールで不思議な光景に出会い、海岸寺院で潮風を感じながら古代の信仰に思いを馳せる時間は、きっと思い出に残る体験になるはずです。

チェンナイから気軽にアクセスでき、日帰りでも訪れることができるのも大きな魅力です。

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