【世界遺産】アウランガーバードからアジャンター石窟群への行き方を詳細に解説いたします

アジャンター石窟群 インド
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こんばんは、ムスコです。

アウランガーバードは世界遺産であるアジャンター石窟群とエローラ石窟群の最寄りとなる都市です。とはいえアウランガーバードから各遺跡までは距離があり、個人で向かう場合はローカルバスを利用する必要があります。

私の場合、エローラ石窟群はタクシーをチャーターしましたが、アジャンター石窟群はローカルバスを利用して向かいました。

ローカルバスを利用する場合、タクシーをチャーターする場合と比較して費用を約1/5に抑えることができます。

なるべく経済的な旅行やローカルな旅行に興味のある方は必見です。

アジャンター石窟群とは

アジャンター石窟群は、インドのマハラーシュトラ州北部、ワゴーラー川の断崖をくり抜いて造られた仏教石窟寺院群です。紀元前2世紀から6世紀にかけて、29の石窟が造られました。

アジャンター石窟群

石窟は、礼拝堂であるチャイティア窟と、僧侶の居住空間であるヴィハーラ窟の2種類に分けられます。チャイティア窟は、仏塔を中心に仏像や壁画が施されています。ヴィハーラ窟は、仏教の教えを説く壁画や彫刻が施されています。

第2洞窟

アジャンター石窟群の壁画は、インド美術の最高傑作とされています。壁画には、仏教説話や仏教の教えが描かれており、色彩豊かで繊細な表現が特徴です。

第10洞窟

アジャンター石窟群は、1819年にイギリスの軍人によって偶然発見されました。その後、世界遺産に登録され、多くの観光客が訪れるインドの人気観光地となっています。

アジャンター石窟群への行き方

ではアジャンター石窟群への行き方を段階的に紹介していきます。

アウランガーバードのバスターミナルへ

まずはアジャンター石窟群へ向かうバスが出発するアウランガーバードのバスターミナルへ向かいます。宿泊施設から徒歩もしくはタクシーでバスターミナルへ向かいましょう。

一つ注意点としてバスターミナルはかなり砂っぽいです。舗装されていないわけではないですが、喉が痛くなりやすいので水分補給を適宜取ること、またマスクを着用するなどの対策を取ると良いでしょう。

正直バスターミナルは清潔とは言い難く、ゴミがあちこちに散乱しています。もちろんお手洗いは表現に困るような状態です。できればお手洗いは宿ですました上でバスターミナルへ向かうと良いでしょう。

停留所がおよそ10箇所程度あるので、その中から目的のバスを探す必要があります。ただしここでも注意点があります。バスターミナルの案内板には英語の表記が一切なくヒンディー語(もしくはマラーティー語?)の表記しかありません。

バスにもおそらく目的地が書かれていますが、ここも英語の記載がないため、一般旅行者が解読するのは難しいでしょう。

目的のバスを見つける方法は2つあります。

1つ目は停車しているバスの車掌にアジャンター石窟群へ向かうか直接確認する方法です。基本的に車掌は英語は話せるので、虱潰しにアジャンター石窟群行きのバスを探しましょう。

2つ目はバスターミナルの窓口でアジャンター石窟群へ向かうバスの停留所を教えてもらう方法です。

大勢の人が窓口に殺到しているので場所はすぐ認識できるかと思います。インド人は列を律儀に待つということはなく、我先に職員と会話しようとするので、遠慮せずに強い心持ちを持つことが大切です。

参考までにアジャンター石窟群行きのバスに乗った停留所を紹介します。アジャンター石窟群行きのバスは先程紹介した緑の窓口の右隣の停留所から出発しました。

ただし、今後も本当にこの停留所からバスが出発するかは不明のため、あくまでも参考に留めてもらえばと思います。

正直目的のバスを探すのは非常に難易度が高いです。アジャンター石窟群へ向かうバスは割りと簡単に見つかりましたが、翌日エローラ石窟群へ向かうバスを探したところ全く見つからず、1時間さまようことになりました。
最終的にエローラ石窟群へ向かうバスを見つけることはできず、心がポッキリと折れてしまったのでタクシーをチャーターすることにしました。

ローカルバスでアジャンター石窟群へ

目的のバスを見つけたら、バスに乗り込んでください。バスは清潔とは程遠い外見をしています。

内装もお察しのとおりです。座席シーツが破れているのはもちろんのこと、座席が酷く汚れている席もあります。完全自由席なので、なるべく心地よさそうなシートを見つけましょう。

正直ローカルバスのクオリティは劣悪すぎて発狂しそうでした。帰りのローカルバスには人間か動物の大◯があり、あまりの悪臭に吐き気を催しそうになりました。ローカルバスの利用を考えている方は、コロナに関係なくマスクと酔い止めは必須です。

料金は出発後に回収されます。料金は165インドルピー(約300円)でした。

料金を支払うとレシートをもらえますが、残念ながら記載されている内容は私にはわかりませんでした。

バスはかなり長丁場になります。私の場合はアウランガーバードを午前8時に出発し、アジャンター石窟群の入口に到着したのは午前10時40分頃でした。
所要時間は約2時間40分です。またバス自体も整備があまりされていない凸凹の道を進むこともあるので、酔いやすい方は酔い止めを服用しておくと良いでしょう。

アジャンター石窟群の入口からチケット売り場へ

残念ながらアジャンター石窟群に到着しても、すぐに遺跡を堪能できるわけではありません。入口から遺跡まで距離があるのでシャトルバスに乗ってまずはチケット売り場へ向かいます。

入口付近から少し歩くといくつか案内板が設置されています。案内板の「AJANTA CAVES」の案内に従って進んでください。ちなみに入口付近からアジャンター石窟群のチケット売り場までは約4kmあるそうです。

しばらく案内板に従って進むと「SHUTTLE BUS」の記載がある緑の案内板が見つかります。案内の方角に向かって進みましょう(基本的には道沿いです)。

更に進むと「SHUTTLE BUS STOP FOR CAVES」の記載がある案内板があります。ここまでくればあと一息です。

アジャンター石窟群行きのバスの目印はバスストップと人だかりです。バスが到着したら乗り込みましょう。

車掌が料金を回収に来ます。25インドルピー(約45円)です。ちなみにバスは恐ろしく汚いので潔癖症の方は注意を。大体10分程度でアジャンター石窟群のチケット売り場に到着します。

アジャンター石窟群の入口からバス停まで向かう間にお土産屋が立ち並んでいます。海外でよく見かける光景ですが、客引きがすごいので注意してください。適当な返事をすると顔を覚えられて帰りにしつこくつきまとわれます。

チケットの購入

バスが到着したら茶色の建物があります。人の流れがあるのでその流れに従ってください。

料金は600インドルピー(約1,100円)です。

世界遺産ということもありアジャンター石窟群は非常に見応えがあります。苦労して訪れた世界遺産、十分に堪能しましょう。

アウランガーバードへの戻り方

観光を終えたら、行きと同様にシャトルバスに乗ってアジャンター石窟群入口へ戻ります。

運賃はなぜか30インドルピーです。行きよりバスのクオリティが高かったのでその分5インドルピー上乗せされているのでしょうか???

それはともかく、シャトルバスを降りたらお土産通りを通って行きにバスを降りた場所まで戻ってください。

アウランガーバードへ向かうバスが停まる場所の目安は、上記写真に移しているシマウマ柄のポールです。

場所はアジャンター石窟群入口の道路を挟んだ反対側にあります。一応親切にも横断歩道があるので、横断歩道を渡った先で待機してれば問題ありません。

人がいればバスは停車すると思いますが、とりあえずバスが通りがかったら手を上げると良いでしょう。そして車掌にアウランガーバードへ向かうか必ず確認しましょう。

途中で車掌が料金を回収しに来ます。料金は行きと同様165インドルピー(約300円)でした。バスはアウランガーバードのバスターミナルまで戻ります。

まとめ

アジャンター石窟群はとても素晴らしく見ごたえのある遺跡ですが、そもそも遺跡まで行く道中がなかなか大変です。

私はアジャンター往復を1,800インドルピーでどうかとバスターミナルで勧誘を受けましたが、複数人で訪れる場合はおとなしくタクシーをチャーターしたほうが良いかもしれません。

記事にはしませんが、翌日はタクシーをチャーターし、エローラ遺跡・ダウラターバード要塞・ビービー・カー・マクバラーの3箇所を1000インドルピー出回ってもらいましたので参考にしてください。

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