こんにちは。オヤジです。
バリ島には世界遺産に登録されている資産があります。一日ですべての構成資産を回ることは難しいですが、そのうちのいくつかはオプションツアーを利用して訪れることができます。
私はバリ島で一番美しいと言われる寺院タマン・アユン寺院とジャティルウィのライステラス(棚田)を含むツアーに参加しました。以下に詳細をお届けまします。
世界遺産 バリ州の文化的景観
バリの世界遺産は「バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム」として文化遺産に登録されています。
棚田とその灌漑施設 スバック、スバックと不可分の存在である寺院群から構成されており構成資産は以下の5つです。
- ウルン・ダヌ・バトゥール寺院
- バトゥール湖
- ペクリサン川流域のスバック景観
- バトゥカル山のスバック景観(ジャティルウィ ライステラス)
- タマン・アユン寺院
私はkkdayのオプションツアーを利用して、ジャティルウィ ライステラスとタマン・アユン寺院を訪問しました。
参加したツアーには上記の2つのスポットに加え、バリ島の観光名所であるタナロット寺院とウルン・ダヌ・ブラタン寺院及びブラタン湖が含まれていました。
ツアーの順路
オリジナルのツアーの順路は以下のとおりでした。
- タマン・アユン寺院
- ウルン・ダヌ・ブラタン寺院及びブラタン湖
- ジャティルウィ ライステラス
- タナロット寺院
タナロット寺院が夕日で有名なため、帰路の渋滞が酷いので、ドライバー兼ガイドさんのおすすめで逆周りのコースを取りました。そのおかげでツアーの予定には入っていなかった、ジャコウネコのコーヒーを取り扱っているショップ兼カフェにも立ち寄ることができました。
私が参加したツアーはプライベートツアーでしたので、スケジュールに関してはフレキシブルに対応していただけました。
下記にそれぞれの見どころをお伝えします。
タナロット寺院
タナロット寺院は、バリ島南西部に位置し、ジャワの高僧ニラルタがこの地を訪れ、この景観こそ神々が降臨するにふさわしい場所として、村人に海の守護神を祀る寺院を建てるよう勧めたのがはじまりと言われています。
海の中に船のように浮かぶ大きな岩の上に建てられていますが、干潮時には陸続きになり、歩いて渡ることができます。美しい夕日が有名で、バリ島を代表する観光地の一つです。
信者以外は、寺院に入ることはできません。
寺院の周辺には、他の寺院、多くの土産物屋や屋台、レストランが並んでいます。
入場料 | 大人:RP60,000 子供:RP30,000 |
営業時間 | 6:00-19:00 |
休業日 | ニュピ(バリヒンドゥー教の元日) |
トイレ | あり。有料 |
注意点 | 寺院内に入ることはできませんので、服装規定はありません。 |
Sari Amerta Luwak Coffee
コピ・ルクアとも呼ばれるジャコウネココーヒーを楽しむことができるカフェ兼ショップです。
店内に至る敷地はちょっとしたテーマパークのようになっており、ジャコウネコに出会うこともできます。
基本的には観光客向けだと思いますが、日本で飲むと1杯5000円もすることもある最高級コーヒーのジャコウネココーヒーを1杯500円程度で飲むことができます。
また、様々なコーヒー、ティーのサンプルを試飲することができます。
コーヒーやティーは奥のお土産コーナーで購入することができます。
ジャティルウィ ライステラス
バリ島の棚田ではウブドのテガララン ライステラスが有名ですが、ジャティルウィ村のライステラスはその広さが桁違いです。
ジャティルウィのライステラスは、その広大さと、階段状に連なる美しい景観で知られています。
ジャティルウィ ライステラスは、バリ島独自の水利システム「スバック」によって灌漑されています。スバックとは、山から流れてくる水を、人工の水路や井堰によって貯留し、棚田に均等に分配する水利組織です。
ライステラスは黄金色に輝く稲穂が実る秋から冬にかけてが最も美いと言われています。
ジャティルウィにはライステラスを一望できるレストランが数多く存在し、私たちもそのうちの一つで景観を堪能しながらランチを楽しみました。
ジャティルウィにはいくつかのトレッキングコースがあり、最長のものは7.7kmにも及びます。また、レンタサイクルもあります。
ジャティルウィへの訪問は入村料として大人 RP15,000、子供 Rp10,000が徴収されます。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院及びブラタン湖
ブラタン湖は、インドネシアのバリ島中部ブドゥグル県に位置する、標高1,200mの高原地帯にある湖です。
湖の中央には、ウルン・ダヌ・ブラタン寺院が浮かんでおり湖の景観をより一層美しくしています。
寺院は、湖に浮かぶように建てられた11層のメル(多重塔)が特徴です。メルは、水の女神デウィ・ダヌを祀るために建てられたと言われています。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院は、バリ島で最も美しい寺院の一つとされています。湖の景観と相まって、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
入場料 | RP30,000 |
営業時間 | 7:00-19:00 |
休業日 | ニュピ(バリヒンドゥー教の元日) |
トイレ | あり。有料 |
注意点 | 寺院内に入ることはできませんので、服装規定はありません。 |
他のブログなどで、ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の写真が世界遺産のウルン・ダヌ・バトゥール寺院として紹介されていることがありますが、ウルン・ダヌ・ブラタン寺院は世界遺産の構成資産には含まれていません。
タマン・アユン寺院
タマン・アユン寺院は、バリ島で2番目に大きなヒンドゥー教寺院で、バリで一番美しい寺院と言われています。
寺院は、1634年に建てられたと伝えられています。寺院の周囲は堀がめぐらされ、庭園のように整えられて、境内には池や花壇、木々が植えられており、美しい景観が広がっています。
タマン・アユン寺院はバリ島の伝統的な建築様式で建てられています。寺院の壁や柱は、精巧な彫刻で飾られています。
最も特徴的なのが、10基のメル(多重塔)です。メルは、バリ島のヒンドゥー教の神々を祀る神聖な建物です。
タマン・アユン寺院は、バリ島の伝統的な文化や芸術を体感できる、人気の観光スポットです。
フォトジェニックな寺院としても有名ですが、良い写真を撮りたい方は午前中に訪れることをおすすめします。夕方はメルが並ぶ一番フォトジェニックなスポットが逆光になってしまいます。
入場料 | RP 75,000 |
営業時間 | 9:00-18:00 |
休業日 | ニュピ(バリヒンドゥー教の元日) |
トイレ | あり。無料 |
注意点 | ショートパンツ、タンクトップなど肌の露出の多い服装はNG |
まとめ
世界遺産の構成資産以外にも有名な観光スポットを巡る非常に贅沢なツアーでした。世界遺産の構成資産であるジャティルウィとタマン・アユン寺院が素晴らしいことはもちろん、タナロット寺院もウルン・ダヌ・ブラタン寺院も他に類を見ない素晴らしい寺院でした。これらの場所を訪れることで、バリ島の美と歴史に触れ、貴重な体験を得ることができます。
ぜひ、バリ島を訪問される際には、今回ご紹介したスポットを検討してみてください。
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