歴史と自然が調和した町シエナで行くべき必見スポット5選

シエナ 城壁 世界遺産
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こんばんは、ムスコです。

先日フィレンツェからシエナへの行き方を紹介しました。

シエナは「シエナ歴史地区」として町全体として世界遺産に登録されています。その美しい街並みは自然とも調和して、さらに魅力が引き出されています。

そこで今回はシエナの魅力を紹介したいと思います。

カンポ広場(Piazza del Campo)

まずは、カンポ広場。

この広場は扇状の形をしている、緩やかな傾斜のある美しい広場で、「世界一美しい広場」と言われています。

カンポ広場

上から見た様子はこちら。

カンポ広場

綺麗な扇型になっているのが見て取れるでしょう。

カンポ広場は市民及び観光客の憩いの場になっており、多くの観光客が緩い傾斜に腰をかけて休んでいます。

広場にはお土産屋の他に数多くの飲食店もあり、街の中で最も賑やかな場所でしょう。

また、カンポ広場にはマンジャの塔などの歴史的建造物なども多数あり、とても落ち着く場所です。

歩き疲れた時にこの広場でゆっくりと過ごす時間は、至福の時間でしょう。

お昼時に売店でアイスなどを買ってこの広場に座りながらお昼休憩をしてはいかがでしょうか?

入場料 無料
営業時間 -
住所 Il Campo, 53100 Siena SI, Italy

マンジャの塔(Torre del Mangia)

トスカーナ地方で最も大きい塔。

塔の隣にはプブリコ宮殿というゴシック様式の建物が併設されています。

マンジャの塔

マンジャの塔は102mある非常に高い塔です。塔の頂上に登るには石造階段を登らなくてはならないのですが、これは非常に疲れます。

ただし、登り切った時には素晴らしいトスカーナの景色を見ることができます。

マンジャの塔からの景色

ちなみに階段は片道400段以上あります。エレベーターなどの設備も備わっていないので体力に自信のない方は避ける方が無難かもしれません。

入場料 10€
営業時間 冬期(10月16日〜2月28日)AM10:00〜PM4:00(販売はPM3:15まで)

夏期(3月1日〜10月15日)AM10:00〜PM6時(販売はPM6:15まで)

住所 Piazza del Campo, 1, 53100 Siena SI, Italy

ところどころ、一人しか通れないような非常に狭い場所もあります。正直言ってかなり不便な場所でしたが、上記の写真のように登り切った時の爽快感は言葉に言い表すことができません。

シエナ大聖堂(Duomo di  Siena)

シエナ大聖堂

イタリアのゴシック建築の建物であるシエナ大聖堂は1380年頃に完成したと言われています。

見た目は非常に壮大で、イタリアで最も美しいファサードを持つ建物とも言われています。

内部も外見と同様に非常な豪華な造りとなっています。

シエナ大聖堂

大聖堂内には数々の彫刻や絵画などがありますが、それらはジョバンニ・ピサーノやミケランジェロと言った中世ヨーロッパにおいて名を轟かせた人物による作品です。

ヨーロッパの教会は外部の装飾だけでなく、芸術も楽しむことができる観光客に優しい建物です。

また、シエナ大聖堂の中にはピッコロミニ図書館という豪華絢爛な図書館があります。

ピッコロミニ図書館

ピッコロミニ図書館

ご覧の通り、壁から天井まで装飾でびっしり。あまりにも装飾が凝っているのである意味威圧的な空間かもしれません。

ネウマ譜

図書館と言いつつもあまり本はありませんでした。何冊かあった本はネウマ譜と呼ばれる聖歌に用いられた楽譜です。想像よりはるかに大きな本です。

入り口は意外と小さく見落としがちなので、行きたい方は見逃さないようにしましょう。

入場料 3€(セット券などもあるため、詳しくはシエナ大聖堂のホームページを参照してください)
営業時間 3/1~11/2:AM10:30~PM7:00

11/3~2/28:AM10:30〜PM5:30

住所 Piazza del Duomo, 8, 53100 Siena SI, Italy

シエナ大聖堂付属美術館(Opera delle Metropolitana)

シエナ大聖堂付属美術館は、名前の通りシエナ大聖堂に併設されている美術館です。シエナ大聖堂はセット券を販売せいているのですが、この美術館はその中に含まれています。

大聖堂は未完成に終わった部分があるのですが、この美術館はその未完成の部分を利用して1870年に設立されたものです。

シエナ大聖堂付属図書館

シエナ大聖堂付属美術館

このような彫刻や絵画が至る所に展示されていました。

ドゥッチョというシエナを代表する画家が描いた「荘厳の聖母」と言われる作品も含め、多くの有名な作品もあるそうなのですが、作品名に全く英語が書かれておらず、美術に精通していない私は全く作品を理解することができませんでした。

私はこの美術館で一番オススメしたいのは作品ではありません。

とても素晴らしい景色を眺めることができる場所があるのです。

私が美術館を歩いていると、警備のお姉さんに手招きされてドアに入るように言われました。

言葉が通じず、訳も分からずドアを開けしばらく歩くととても狭い階段がありました。

シエナ大聖堂

登りきるととても開放的な場所がありました。

そこではすばらしい景色を眺めることができます。

シエナ大聖堂付属美術館

シエナ大聖堂付属美術館

この場所にはほとんど人もおらず、とてもゆったりと過ごすことができます。

マンジャの塔とはまた違った景観を眺めることができます。美術館よりこちらの印象の方が強かったのですが、多くの観光客が同じ意見なのではないでしょうか。

入場料 7€(セット券などあり、詳しくシエナ大聖堂のホームページを参照してください)
営業時間 3月1日〜4月17日:AM10:30〜PM7:00

4月18日〜11月1日:AM10:00〜PM7:00

11月2日〜2月28日:AM10:30〜PM5:30

住所 Piazza del Duomo, 8, 53100 Siena SI, Italy)

おそらくどうでも良い事なのですが、イタリアはイエスを磔にしすぎではないかと思いました。行く教会・美術館でイエスは殺されていて、何度死刑にされているんだと何度も思いました(笑)

メディチ要塞(fortezza medicea)

メディチ家要塞

メディチ要塞は2016年に初めて観光可能になった建物。

コジモ一世なる人物がこの地に要塞を作ったそうです。

メディチ家要塞

メディチ要塞は上記の様子からもわかるように公園化しています。何人かの人はこの要塞でランニングをし、また子連れの家族、更にはカップルも多数いました。

このように個人的には、メディチ要塞は観光地というよりも市民の憩いの場というイメージがあります。

もちろんメディチ家の要塞なので、遺跡でもあります。が、この要塞はとても落ち着いた雰囲気の場所で、のんびりと何も考えずにダラダラしたいそんな場所です。

観光疲れがある方はこの歴史的遺跡でゆったりと過ごしてみてはどうでしょうか。

入場料 無料
営業時間 24時間営業
住所 Piazza Caduti delle Forze Armate, 53100 Siena SI, Italy

まとめ

いかがだったでしょうか。

イタリアには世界遺産だけで51ヶ所あり、観光地を選ぶだけでも大変です。

特にシエナはイタリアの世界遺産の中では地味な方なのであまり見向きされません。しかし上記に述べたようにとても魅力の詰まった都市です。

フィレンツェからは日帰り観光も可能なので、興味のある方は是非訪れてみてください。

フィレンツェからシエナへの行き方を知りたい方は下記のリンクをご参照ください。

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