ロンドン−パリ ユーロスター完全ガイド〜チケット購入方法から注意点まで

ユーロスター イギリス
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こんばんは。オヤジです。

4月のヨーロッパ出張時にロンドンからパリにユーロスターで移動しました。

3月はブリグジットに関連するストが発生し、多くのユーロスターが運休になり心配していましたが、4月は通常運行に戻っていました。

ユーロスターは日本の鉄道とはずいぶんと勝手が違いますので、チケットの購入方法から、乗車方法、車内の様子までを完全ガイドでお届けします。

ユーロスターについて

ユーロスターは、英仏海峡トンネルを通ってイギリスとヨーロッパ大陸を結ぶ、最高速度 300km/h の国際列車です。

ロンドンとフランスのリール、パリ、およびベルギーのブリュッセル、アムステルダムとの間で運行されており、ユーロトンネルの開通と同年、1994年11月14日に開業しました。

私が利用したロンドンからパリ間は、最短2時間15分で運行されています。

チケットの購入方法

ユーロスターの座席は、スタンダード(2等)、スタンダードプレミア(フレキシー料金1等)、ビジネスプレミア(ビジネス)の3クラスに別れています。

座席の設備や快適度が違うのはもちろんのこと、スタンダードプレミアとビジネスプレミアには食事もついています。

予約はユーロスターのWEBサイトから可能です。

Eurostar.com: Book Europe Train Tickets and Holidays
Eurostar Official Website. Book your train tickets to London, Paris, Brussels, Amsterdam, Cologne and many more European...

価格は変動性のため、飛行機のように乗車日や予約するタイミングで変動します。

参考までに予約ページのキャプチャを載せておきますが、ビジネス以外は列車によってかなり価格が異なります。

ユーロスターWEBサイトユーロスターのWEBサイトは、価格がポンド表示で日本語には対応していません。

日本語で予約したい場合は、レイルヨーロッパのWEBサイトが利用できますが、価格はユーロスターのWEBサイトよりも高めです。

コロナ禍にレイルヨーロッパジャパンのサイトは閉鎖されたようです。

ロンドンでの乗車方法

ロンドンのユーロスター乗車駅はセント・パンクラス駅です。

セントパンクラス駅ゴシック様式の建物は駅とは思えない佇まいです。

キングストン駅セント・パンクラス駅に隣接してキングストン駅があります。ハリー・ポッターがホグワーツ魔法学校へ向けて出発した駅として有名です。

セント・パンクラス駅に入りましたら、案内ボードを頼りにユーロスター乗場に向かいます。

セント・パンクラス駅構内駅構内はレストランやショップが充実しています。

セント・パンクラス駅構内「International Departures」と表記されているレーンからゲートに向かいます。

ユーロスターゲートユーロスターの乗り方は電車というより、飛行機に近いです。ゲートを通り、荷物検査を受ける必要があります。

ユーロスターチケットゲートを通る時にはチケットのバーコードをスキャナーにかざします。

ゲートを通れる時間が電車毎に決まっており、あまり早く来てもゲートを通れず待つ必要があります。また、遅くなりすぎるとチェックイン締切時間に間に合わない可能性がありますので、スタンダードの場合、1時間〜1時間15分前くらいにセント・パンクラス駅に到着するのが良いのではないでしょうか。

参考までにクラス別のチェックイン締め切り時間は下記のとおりです。

  • ビジネスプレミア=10分前
    *ビジネスは専用ゲートがありますので、ほぼ並ぶ必要がありません。
  • スタンダード、スタンダードプレミア=30分前

イギリスはEUに加盟している現在でもシェンゲン協定に 加盟していませんので、他のEU圏内の国との往来でも出入国審査が必要です。

ユーロスター出入国手荷物検査が終了すると、まずイギリスの出国審査を受け、次にフランスの入国審査を受ける必要があります。

イギリスの出国審査はほぼフリーパスです。フランスの入国審査もゆるく、ともに全く質問もなく完了です。

ロンドン在住の友人の話によると、フランスからイギリスに向かう場合、イギリスの入国審査はかなり厳しいそうです。

フランスの入国審査が終わるとその先が待合室になっていますので、搭乗時間まで待機します。

ユーロスター待合室軽食から両替所、簡単なお土産屋と最低限の施設が揃っています。

ブレクジット後の様子をロンドン在住の友人に確認したのですが、当初は電車の遅延やフランス側の負担増大によるストなど影響があったようですが、現在では以前同様スムーズになっているということです。

ユーロスター車内の様子

ユーロスターの乗車口は結構な段差があります。

ユールスター乗車口女性で重い荷物をお持ちですと大変だと思います。ですが心配ご無用!そこはイギリス!多くの紳士が喜んで手伝ってくれます(笑)

車内に入るとすぐ大きな荷物置き場があります。大型のスーツケースなどはこちらに置いてください。

座席は番号の振り方の法則がよく分からないことと、向きがバラバラで、2人掛けで進行方向をむいている席、同じく2人掛けですが進行方向とは逆をむいている席、更には2人ずつ向き合うボックス席のようなタイプまで混在しています。

ユーロスター車内後ろ向きに進むのが苦手な人や、ボックス席がお嫌いな方は予約の時の座席指定が重要です。

車内ではフリーWifiに接続可能ですが、場所によってはほぼ使い物にならない感じでした。携帯電話の電波も通じない場所が多めでした。

ドーバー海峡を超える前は、車内アナウンスが英語→フランス語の順番。超えた後はフランス語→英語に変わり、こだわりを感じました。

パリ北駅について

ロンドンを出発すると、最短2時間15分でパリに到着します。パリの表玄関はパリ北駅です。

個人的には感じませんでしたが、パリ北駅周辺は治安が悪いと言われています。スリやひったくりには注意してください。

パリ北駅からの移動は地下鉄メトロを使用するかタクシー、もしくはUberを利用します。

タクシーは旅行者と見るとシャルル・ド・ゴール空港空港からパリ市内への固定料金である、55ユーロを提示するドライバーもいますので注意が必要です。必ずメーターを使っているか確認してください。

本当はUberを利用したかったのですが、何故か「この支払い方法は無効」というメッセージがでて利用することができませんでした。

また、パリ北駅にはATMがありません。近くに銀行があるのですが、慣れていない場合は分かりづらいかもしれません。

両替所に関しても、パリ北駅周辺所のレートは悪いので、あらかじめイギリスのセント・パンクラス駅でユーロに両替することをおすすめします。

まとめ

ユーロスターは価格も変動制ですし、乗車時に手荷物検査や出入国審査がありますので、鉄道というよりは飛行機に乗るのと同様のイメージです。

私が利用したクラスはスタンダードですが、窓から見えるイギリスの田園風景やドーバー海峡トンネルなど、約2時間20分の旅を快適に過ごすことができました。

このところ飛行機の移動ばかりでしたので、改めて鉄道の旅も良いなと思いました。

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