マレー鉄道のオンライン予約方法を徹底的に解説します!

KTM マレーシア
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こんばんは、ムスコです。

マレーシアのマレー半島を長距離移動する場合、選択肢として飛行機、バス、そして鉄道があります。マレー半島全域を網羅しているわけではありませんが、マレー鉄道を利用すれば主要な地域へは概ねアクセス可能です。

例え外国人でも、アプリを使えばマレー鉄道の予約は簡単に行えます。

マレー鉄道について

マレー鉄道は、マレー語の正式名称「Keretapi Tanah Melayu Berhad(KTMB)」で知られるマレーシアの国有鉄道会社です。イギリス植民地時代に錫やゴムといった資源の輸送を目的に建設が始まり、、現在ではマレー半島における旅客および貨物輸送の重要な基幹を担っています。

路線網は主に、タイ国境のパダン・ブサールから首都クアラルンプールを経由し、シンガポールとの玄関口であるジョホールバルを結ぶ「ウエスト・コースト線(西海岸線)」と、内陸部を縦断し“ジャングル・トレイン”の愛称で知られる「イースト・コースト線(東海岸線)」に大別されます。

列車サービスは目的に応じて多様化されています。

  • ETS(Electric Train Service): 主要都市間を最高時速140kmで結ぶ高速鉄道。近代的で快適な車両が特徴で、ビジネスや観光での都市間移動の主力です。
  • KTMコミューター: クアラルンプール首都圏や北部地域を走る通勤・近郊列車で、市民の日常の足として活躍しています。
  • KTMインターシティ: 主に非電化区間である東海岸線などで運行される長距離列車です。

近代化が進む都市部の交通網から、のどかな田園風景やジャングルを走るローカル線まで、多彩な風景を楽しめます。

アプリから購入できる列車サービスに関して

マレー鉄道を予約する際は、アプリを利用するのがおすすめです。KTMBというアプリを使って、手軽に予約することができます。アプリはiOS(Apple)・Androidの両方に対応しています。

チケットは3つの列車サービスから購入できます。

ETS / KTM Intercity

これは都市間を結ぶ長距離列車を予約するためのタブです。旅行や出張など、都市をまたいで移動する際に利用します。座席はすべて指定席で、事前の予約が必須です。

  • ETS (Electric Train Service)
    • マレーシアの主要都市間を結ぶ高速鉄道です。
    • クアラルンプール(KL Sentral)を基点に、北はタイ国境のパダン・ブサール、南はグマスまでを結んでいます。イポーやバターワース(ペナン島への玄関口)などへ行く際に利用します
    • 近代的で快適、時間も正確なことから、最も利用者が多いサービスです。
  • KTM Intercity
    • 主に電化されていない路線を走る長距離の在来線です

KTM Komuter

こちらは近郊・通勤列車です。日本のJRや私鉄の普通列車に近く、主に大都市圏内の移動に使われます。

  • 特徴:
    • 座席は自由席で、予約は不要です
    • 短い間隔で多くの駅に停車します
    • 運賃が安いため、日常的な移動手段として利用されています
  • 主な路線:
    • 首都圏(クランバレー): クアラルンプールとその郊外(シャー・アラム、ポート・クラン、スレンバンなど)を結びます
    • 北部(コミューター・ウタラ): バターワースやアロー・スター周辺を結びます

Shuttle Tebrau

Shuttle Tebrauは、マレーシアとシンガポールを結ぶ国境越え専用のシャトル列車です。

  • 区間:
    • マレーシアの「JB Sentral(ジョホールバル・セントラル)駅」と、シンガポールの「Woodlands Train Checkpoint(ウッドランズ・トレイン・チェックポイント)駅」の間の約5分間だけを結びます
  • 特徴:
    • バスでの国境越えより遥かに早く手続きが終わるため、非常に人気が高いです
    • オンラインでの事前予約が必須で、特に週末や祝日はすぐに満席になります
    • 乗車前に各駅で出入国審査が行われます

オンラインチケットの購入方法

アプリをダウンロードしたら、起動しましょう。初めにウェブサイトへの会員情報を要求されるかと思いますので、適宜登録お願いします。

チケットに関しては下部メニューの「Buy Tickets」から購入できます。

KTMBアプリ
KTMB検索

長距離路線に関しては基本的に「ETS / KTM Intercity」からチケットを購入します。今回はKL SentralからBatu Gajah (イポー駅の一つ手前) に向かいます。

Originalには「出発地」、Destinationには「目的地」をそれぞれ選んでください。Paxは「人数」、Dateには「出発日時」です。ちなみにチケットに関しては片道・往復どちらでも問題ありません。

KTMB列車選択
KTMB座席指定
KTMB座席指定

検索すると、指定した日付の該当路線の列車一覧が表示されます。ご自身が希望する列車を選択しましょう。

列車を選択すると座席表が表示されます。列車の座席によっては追加料金を支払う必要があるので価格に関しては適宜確認しましょう。座席を選択すると「Total」に合計金額が表示されます。問題なければ「Next」ボタンをタップして次のページに進みましょう。

KTMB個人情報入力
KTMB個人情報入力

Passenger Detailsには個人情報を入力します。ここではパスポート情報の入力も必要になりますので、事前にパスポートを準備しておくとよいでしょう。

入力が完了したら「Make Payment」ボタンを押下してください。

KTMBプラン選択
KTMB詳細確認

支払いの前に、オプション選択画面が表示されます。簡易的な保険プランです。一番高価なPremium Planでも1.50マレーシアリンギットと非常に格安のため、プランに入ってもよいかと思います。

オプション選択後、支払い確認画面に遷移します。内容に問題がなければ、「Make Payment」ボタンをタップして支払いへ進みましょう。

KTMB支払い方法選択
KTMB支払い
KTMB完了画面

まず支払い方法を選択し、続いて詳細情報を入力します。問題なければ「Pay Online」を押してください。支払いが成功すれば、Payment Successful!と表示されます。

KTMB予約確認
KTMB予約確認
KTMB QRコード

購入後のチケットは下部メニューの「My Tickets」から確認できます。対象のチケットの「View」→「View Tickets」よりチケットの詳細を確認することができます。

QRコードは改札を通る際に必要です。万一の時のため画面をスクリーンショットしておくか、もしくは指定したメールアドレスに送られてくるE-Ticketをダウンロード、プリントしておくとよいでしょう。

まとめ

当日オフィスで直接購入することもできますが、人気路線に関しては売り切れになっているケースが大半です。現地での手続きに時間や手間がかかることを考えると、気軽かつ簡単に予約できるアプリを利用して、マレー鉄道のチケットを手配するのがおすすめです。

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