百度地図 (Baidu Map) を使い方は?使いこなせると中国訪問が10倍便利になります

百度地図 アプリ・WEB
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こんばんは、ムスコです。

皆さんは中国に訪問する際に、どのマップアプリを利用していますか?普段はGoogle Mapを使っている方も多いと思いますが、中国ではGPSも作動せずほとんど使い物になりません。

個人的におすすめなアプリは百度地図 (百度地图) です。中国語しか対応していないのはネックポイントですが、使いこなせると中国旅行の利便性が大幅に向上します。

百度地図 (Baidu Map) の概要

百度地図は、中国最大の検索エンジン百度が提供する地図サービスです。中国版Google Mapとも呼ばれ、月間アクティブユーザー数は6億人を超えます。

リアルタイムの交通情報や渋滞情報、公共交通機関の乗り換え案内、徒歩、自転車、車、タクシーなど様々な移動手段に対応したルート検索など、多彩な機能が備わっています。また、ストリートビューや周辺施設検索、口コミ情報なども提供しており、中国旅行で役立つ情報が満載です。

中国の観光スポットの情報も充実しており、オフラインマップのダウンロードも可能です。外国人はほとんど利用できる機能ではありませんが、レストランの予約やレンタカーの手配など、旅行に便利な機能も提供しています。

百度地図の設定

百度地図は会員登録をしなくてもアプリをインストールするだけで利用は可能ですが、最低限の設定が必要です。

百度地図のインストール

まずはApple StoreもしくはGoogle Playストアで百度地図をインストールしましょう。インストールが完了したらアプリを開きましょう。

百度地图-路线规划,出行必备

百度地图-路线规划,出行必备

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百度地図の設定

設定と言っても大した設定はありません。

アプリを開くと利用規約が出てくるので「同意」を押してください。またMapアプリにはGPSが必須のため「アプリの使用中は許可」を選択してください。

これで一般的な機能はほぼすべて利用できます。

基本的に百度地図から「アカウント作成」はできません。少なくとも中国の電話番号を持っていない方は登録ができません。サインインするには、別アプリから百度のアカウントを作成したうえで百度地図でログインする方法が適切です。
「百度音箱」というアプリでは日本の電話番号を使ってアカウントガア作成できるそうなので、興味のある方は調べてみるとよいでしょう。

中国語入力 (ピンイン入力) の設定

百度地図は中国人が作成した中国人向けのアプリのため、基本的には日本語入力に対応していません。そのため、目的地を調べる際は中国の漢字 (簡体字) を入力欄に入れる必要があります。

ピンインとは、中国語の発音をアルファベットで表したものです。例えば「北京」の中国語発音は「ベイジン」でアルファベットで表すと「Beijing」となります。

ピンイン入力はiOSの場合「設定>一般>言語と地域>言語を追加>簡体中文」から設定できます。AndroidはGboardの言語から「中文 (簡体) 」から「拼音」を選択してください。

そもそも中国語読みができない、という声がありそうですがGoogleで検索すればすぐに中国語読み(ピンイン)はでてきます。

例えば慕田峪長城 (ぼでんよくちょうじょう) を調べたい場合、「慕田峪長城 簡体字」で検索すると簡体字表記として「慕田峪长城」、ピンインとして「Mutianyu Changcheng」が表示されます。

正直簡体字をコピペして百度地図に貼り付ければよいですが、一応ピンイン入力ができる準備をしておくと何かと便利です。

百度地図の使い方

続いて百度地図の使い方をご紹介します。中国語なので分かりづらいですが、基本を抑えておけば問題ありません。

目的地の検索方法

基本的な使い方はGoogle Mapと変わりません。

目的地を検索するにはアプリトップ上部の入力欄をタップしましょう。入力欄をタップするとキーボード入力が可能です。先ほど紹介した「ピンイン入力」もしくは「簡体字のコピペ」を使って目的地を入力しましょう。

入力が完了したら「搜索」(検索の意味) をタップしてください。

「搜索」をタップすると目的地が表示されます。上記画像の赤枠をタップすると目的地の詳細の情報であったり、チケットの購入が可能です。

「正常开放」(通常の営業時間) 、「实时人流量」(リアルタイムの利用者) 、「景点攻略」(観光地攻略) のいずれかをタップすると目的地の細かい情報も確認できます。

参考になるのは「营业时间」(営業時間) です。営業時間は曜日や季節によって変更される場所が多いので、訪問前に予め確認しておくと良いでしょう。

中国の曜日表記
日本語の場合は「月火水・・・日」という表記ですが、中国語の曜日表記は日本語と異なります。
中国語では「周」の後ろに「一二三・・・日」を入れて曜日を表します。(「周」の代わりに「星期」を使う場合もあります)
周一:月曜日
周二:火曜日
周三:水曜日
周四:木曜日
周五:金曜日
周六:土曜日
周日:日曜日

ルート検索

Mapアプリの一番の醍醐味はルート検索です。百度地図のルート検索の精度は非常に高く、日本ではあまり情報のない場所であっても簡単にルートを見つけることができます。

目的地を検索したら「到这去」(目的地への行き方) をタップしてください。タップしたらルートの検索ができます。デフォルトでは出発地が「我的位置」(現在地) 、目的地が検索先になります。

「我的位置」(現在地) をタップして出発地を変更することも可能です。例えば上記画像では「北京駅」から出発した際のルートを検索しています。

またルートはデフォルトで「驾车」(車) ですが、「公共交通」(公共交通機関) に変更することでバスやメトロを使ったルート検索が可能です。

移動手段のタブには「驾车」と「公共交通」以外にも様々な移動手段からのルート検索が可能です。
・驾车:車
・公共交通:バスやメトロ等の公共交通機関
・步行:徒歩
・骑行:自転車
・火车:列車
・飞机:飛行機

他にも項目はありますが、上記を網羅しておけば問題ないでしょう。

おすすめルートで表示されたものを一つ選択すると、そのルートの詳細を見ることができます。例えばこのルートの場合、所要時間は「2時間8分」(2小时8分) で価格は「54元」です。

下にスクロールとメトロやバスのルートが詳細に表示されています。メトロの場合は出発時刻ではありませんが、何分後に列車が発車するかの記載もあります。

見方は「第一辆」が「先発」「第二辆」が「次発」を表しています。「分钟」は日本語で「分」を表します。上記画像の場合「1分钟」が「1分」、「4分钟」が「4分」です。

基本的に最適なルートが表示されるので、レコメンドされたルートを使って目的地へ向かうのが良いでしょう。

まとめ

中国語しか対応していないという難点はありますが、うまく使いこなすことで中国訪問の利便性を間違いなく向上させられるアプリです。

日本人は漢字を理解できるというメリットがあるので、少し大変な側面はありますが是非百度地図を使って中国訪問をより快適な訪問にしましょう。

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