こんばんは、オヤジです。
チェンナイには数多くのヒンドゥー教寺院がありますが、「どこか一箇所だけ観光するなら、どこ?」と聞かれたら、私は迷わずカパレーシュワラ寺院を挙げます。
しかし、初めてのインド、ましてや現地の熱気あふれる寺院を訪れるとなると、参拝のルールや靴の取り扱い、効率的な行き方など、不安に感じることも多いのではないでしょうか。
この記事では、チェンナイ最大級のヒンドゥー教寺院であるカパレーシュワラ寺院の見どころや、実際に訪れる際の注意点を私自身の体験をもとに詳しく解説します。
チェンナイの象徴!カパレーシュワラ寺院の概要
チェンナイ南部のマイラポール地区に位置するカパレーシュワラ寺院(Kapaleeshwarar Temple)は、シヴァ神(カパレーシュワラール)とその妻パールヴァティー(カルパガンバル)を祀る、市内最大級で、最も有名なヒンドゥー教寺院の一つです。
カパレーシュワラ寺院は、カーパーレーシュワラ寺院やカパリーシュウォーアー寺院などと表記されることがありますが、この記事では「カパレーシュワラ寺院」で統一します。
この寺院の歴史は非常に古く、初代の建物は、紀元600年ごろのパッラヴァ朝期に建立されたと言われていますが、16世紀にポルトガル人の侵攻により破壊され、現在の建物はビジャヤナガル王国によって再建されたものとされています。
寺院の名前は「頭(カパーラ)」と「主(イーシュヴァラ)」に由来しており、創造神ブラフマーの慢心を戒めるためにシヴァ神がその首を撥ねたという神話に基づいています。
カパレーシュワラ寺院の必見ポイント
この寺院を訪れたら、ぜひ押さえておきたい見どころをご紹介します。ご紹介します。

圧倒的な迫力のゴープラム(塔門)
寺院の入り口にそびえ立つゴープラムは、南インドのドラヴィダ様式建築の象徴です。
ドラヴィダ様式建築は、南インドに発達したヒンドゥー寺院建築で、ピラミッド状の塔(ヴィマーナ)や巨大な塔門(ゴープラム)が特徴です。
東側のゴープラムは高さ約40mを誇り、チェンナイの街並みの中でも圧倒的な存在感を放っています。

塔全体がヒンドゥー神話に登場する神々、伝説の動物、寓話上の像などのカラフルな彫刻で埋め尽くされています。
マレーシアやシンガポールのコンパクトなゴープラムしか知らなかった私は、カパレーシュワラ寺院のゴープラムの迫力に圧倒されました。
神聖な境内と祠堂
一歩中に足を踏み入れると、外の喧騒が嘘のような静寂と祈りの空間が広がります。

シヴァ神を象徴するリンガムが祀られた中央祠堂や、女神カルパガンバルを祀る祠堂などさまざまな神や女神を祀った祠堂があります。
祠堂の内部には信者以外は立ち入ることができず、写真撮影も禁止されています。
日本の学校教育では、ヒンドゥー教の神様といえば、シバ神、ビシュヌ神、ブラフマー神の三大神と習いますが、同じ寺院で全ての神が祀られているわけではなく、シバ派、ビシュヌ派に分かれており、祀られている神々も違います。カパレーシュワラ寺院はシバ派の寺院です。なお、ブラフマー神を主神として祀るヒンドゥー教寺院は、インド国内に一つしかないとされています。

西のゴープラムの前には寺院旗竿があるのですが、その前では多くの信者が腹ばいになり、祈りを捧げていました。
聖なる池(プシュカリニ)
寺院の西側には、歴史ある広大な聖なる池が隣接しています。
- 規模と静寂:長さ約190m、幅約143mのこの池は、市内で最も手入れが行き届いた池の一つです。
- 中央の堂(マンダパム):池の中央には16本の柱を持つ石造りの堂があり、1月〜2月頃に行われる「フロート・フェスティバル」では、神像を乗せた筏がこの周りを巡ります。
参拝前に知っておきたいルールと注意点
神聖な祈りの場であるため、観光客が訪れる際にはいくつかのルールを守る必要があります。
靴の管理には要注意
寺院内には靴を脱いで裸足で入る必要があります。

前を歩いていたインド人の方が、上の写真の赤丸の部分に靴を脱いで中に入っていったので、私もそれに従いましたが、ゴープラムの隣に靴を預けるカウンターがあることに帰りに気づきました。

盗難が心配な方はこちらで靴を預けるようにしてください。
灼熱の地面を歩くコツ
素足で寺院内を歩く必要がありますので、晴天の日は太陽熱で床が熱した鉄板のように熱くなります。

地面には温度上昇を抑えるため白く塗装された道が用意されています 。裸足で歩く際は、この道の上を選んで歩くようにしましょう。
服装と写真撮影
服装
明文化されたドレスコードはないようですが、肌の露出が多い服装(ショートパンツ、ノースリーブなど)は避け、神聖な場所にふさわしい保守的な格好を心掛けてください。
写真撮影
祠堂内部は写真撮影が厳禁です。外部や境内については撮影可能な場所がありますが、周りの人が写真を撮っている場所以外では、撮影を控えるのが良いでしょう。
トイレ
カパレーシュワラ寺院に限らず、ヒンドゥー教寺院にはトイレがない場合が多いです。寺院によっては入口付近にあることもありますが、寺院内のトイレには素足で入らなくてはならないため、寺院周辺の公衆トイレやカフェなどのトイレを利用することをおすすめします。
公衆トイレは有料の場合が多いので、少額紙幣をご用意ください。
ロケーションと基本情報
寺院はマイラポール地区にあります。チェンナイ中心部からはタクシーやオートリキシャの利用が便利です。
また、利用のハードルはやや高いですが、近郊列車のティルマイライ駅(Thirumayilai)から徒歩圏内です。
訪問時の注意点としては、午後12:30〜16:30にかけて一度閉門しますので、午前か夕方に訪問するようにしてください。
- 基本情報
- 地図
| 住所 | 234, Ramakrishna Mutt Rd, Vinayaka Nagar Colony, Mylapore, Chennai, Tamil Nadu 600004 |
| 電話番号 | +914424641670 |
| WEBサイト | https://mylaikapaleeswarar.hrce.tn.gov.in/hrcehome/index_temple.php?tid=1 |
| 参拝時間 | 6:00〜12:30、16:30〜21:30 |
| 定休日 | なし |
| 参拝料 | 無料 |
まとめ
カパレーシュワラ寺院は、単なる観光名所ではなく、今も多くの人々が祈りを捧げ続ける、チェンナイの精神性を象徴する場所です。
マナーを守って一歩足を踏み入れれば、極彩色の神々の像と敬虔な祈りの空気が重なり合い、ここでしか味わえない深いインド体験に出会えるはずです。
チェンナイを訪れるなら、街の文化と信仰を肌で感じられるこの寺院に、ぜひ足を運んでみてください。


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