ムンバイの自然豊かな国立公園、サンジャイガンジー国立公園に行ってきました

インド
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こんばんは、ムスコです。

ムンバイは非常に喧騒としており、空気もあまり良くないイメージをお持ちの方は多いと思います。事実その通りなのですが、ムンバイにはとても静寂で自然豊かな場所があります。

サンジャイガンジー国立公園はとてもムンバイとは思えないような自然豊かな場所で野生動物や遺跡もあり一日かけてのんびりと過ごすのに最適な場所です。

本日はサンジャイガンジー国立公園への行き方と見どころについて紹介します。

サンジャイガンジー国立公園とは

サンジャイガンジー国立公園 (Sanjay Gandhi National Park) は、インドのムンバイ郊外にある国立公園です。面積は104平方キロメートルで、ムンバイの市域内に位置する唯一の保護区です。

サンジャイガンジー国立公園は、1969年に「ボリバリ国立公園」として設立されました。1996年に、インドの初代首相であるラジ・ナーラーヤン・モディの息子で、ムンバイ市長を務めたサンジャイ・ガンジーにちなんで、現在の名称に改名されました。

サンジャイガンジー国立公園は、豊かな動植物資源を有しています。254種の鳥類、40種の哺乳類、78種の爬虫類・両生類、150種の蝶、1,300種の植物が生息しています。

この公園の見どころの一つは、カンヘリ洞窟です。紀元前1世紀から7世紀にかけて、仏教の僧侶によって彫られた、大小109の洞窟があります。洞窟には、仏像や仏画、壁画などが残っており、当時の仏教文化を垣間見ることができます。

他にはトラやライオンのサファリもあります。ボートなどのアクティビティもあります。

サンジャイガンジー国立公園は、ムンバイの喧騒を忘れて自然を楽しむことができる人気の観光スポットです。

サンジャイガンジー国立公園Map

サンジャイガンジー国立公園への行き方

サンジャイガンジー国立公園への行き方は2つあります。メトロとタクシー(Uber)です。

メトロの最寄り駅はRed Line(7号線)の「Rashtriya Udyan」駅です。サンジャイガンジー国立公園までは徒歩5分程度です。駅からそう遠くないのでおすすめの交通手段です。

もう一つのおすすめの移動手段はタクシー(Uber)です。インドはタクシー料金があまり高くないので、長距離でも比較的安価に移動できるのが大きなメリットです。ただしタクシーはボッタクリなどもあるので旅行者はUberの方が安全です。

ムンバイ空港付近の宿からサンジャイガンジー国立公園へ向かいましたが、Uberの料金は250インドルピー(約450円)でした。

サンジャイガンジー国立公園のまわり方

サンジャイガンジー国立公園は非常に広大です。そのため一般的には自転車をレンタルして国立公園内をまわるのがおすすめです。

注意点としては国立公園付近にはレンタルを催促してくる営業が多いことです。国立公園内でも自転車はレンタルできますが、外の営業は国立公園内では自転車が必要だと主張して高額な料金で自転車をレンタルさせてきます。

自転車をレンタルする場所やレンタルする自転車の種類によって料金は変わりますが、私はギアチェンジできる自転車を3時間400インドルピーでレンタルしました。

超高額というわけではありませんが、自転車を国立公園内に持ち込むだけでも別料金が必要となります。

自転車のクオリティ自体は悪いというわけではありません。種類も豊富です。

ただし、こだわりがなければ国立公園内で自転車をレンタルしたほうが安く購入できますので、入場後にレンタルしましょう。

国立公園内のレンタサイクルは入場後少し進んだところにあります。

料金は80ルピーです。制限時間はわかりませんが、少なくとも外部でレンタルするより1/5の価格でレンタルできます。

入場料

サンジャイガンジー国立公園の入場料は85インドルピーです。

自転車はを外から持ち込む場合は33インドルピー追加料金がかかります。

入場料の支払いは、国立公園入口の受付で行います。特にパスポートの提示などは必要なく、料金を支払いのみ行います。

支払いが完了するとレシートをもらえます。このレシートは再入場をする際に必要となりますので失くさないようにしましょう。

カンヘリ洞窟への行き方

サンジャイガンジー国立公園の一番の見所はカンヘリ洞窟(Kanheri Caves)です。入口からおよそ8kmほど離れた場所に位置しています。

道中は生い茂った森の中を進んでいきます。道路は舗装されていますが高低差のある道が多いのでかなり疲労感がたまります。

国立公園内には多くの野生動物も生息しています。基本的にサルが多いですが、たまに鹿なども見かけます。ただ目的地まで進むのではなく、動物観察をしながら進むと良いでしょう。

道中には案内板があるので、案内板に沿って進むと目的地に到着します。ちなみに自転車の駐輪には10ルピーかかります。

カンヘリ洞窟に入るには国立公園の入場料とは別にカンヘリ洞窟への入場料が必要となります。料金は300インドルピーです。

カンヘリ洞窟のまわり方

チケットを購入して階段を登って行くと大きな石窟があります。

最初の洞窟は第1洞窟と第2洞窟です。洞窟にはこのようにすべての洞窟に番号が割り当てられています。

最初の見どころは第3洞窟です。内部は、2列の柱によって3つの区画に分かれており、中央の身廊と側廊、後陣には仏塔があります。

洞窟内には多くの仏像が彫られており、柱には洞窟を掘った職人や僧の名前も施されています。

開けた場所の洞窟は他に第4洞窟があります。4つの洞窟以外は更に奥に進んだ場所にあります。石畳の階段が奥にあるので、その階段から奥に進んでください。

大小様々な洞窟が至るところに点在しています。時折ガイドはどうかと職員らしき人に声をかけられることがあります。洞窟も全てまわりきるのは難しかったので私はガイドを頼みました。30分程度でお礼にチップを100インドルピーを支払いました。

ガイドは意外としっかりしていたので、少なくとも主要な場所をまわりたいという方はガイドを頼むと良いでしょう。

これは第67洞窟です。洞窟の壁一面には仏像が彫られています。

この洞窟は第67洞窟ではありませんが、一面仏像が彫られている洞窟は他にもあります。意外と奥に行けば行くほど人気もなくなり見どころのある洞窟もたくさんあるので、是非奥まで進んでください。

石窟郡の上の岩石に登ると素晴らしい景色を見ることができます。国立公園のとても自然豊かな緑に対して奥にはムンバイの発展したビル群があり、そのコントラストが皮肉にも映えます。

石窟群はすべて回りきろうとすると4〜5時間くらいかかると思います。私は半分くらいの石窟を2時間ほどかけてまわりました。
他にもライオンやトラのサファリもあるため、国立公園内で1日楽しむことも可能です。

注意点

国立公園内には基本的には飲食店はありません。ただ所々個人でドリンクやお菓子などを販売している人がいます。ドリンクをある程度用意していくか、個人売店でドリンクを購入すると良いでしょう。

一方食事処はないので、国立公園で一日中楽しみたければ一度国立公園の外で食事をとり、再度戻ってくるのが良いでしょう。再度入場するには入場券を入口で提示しましょう。

まとめ

サンジャイガンジー国立公園は自然を楽しむだけでなく遺跡もあり動物との触れ合いを楽しむこともできます。国立公園内は非常に落ち着いた雰囲気で、ムンバイの喧騒とした雰囲気から開放されることができます。

遺跡も個人的にはエレファンタ石窟群よりも見どころもあると感じました。色々なアクティビティを楽しみたいと思う方は絶対に訪れるべきです。

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