ちょっと複雑なクアラルンプール市内での移動方法をまとめます。

KTMコミューター マレーシア
記事内に広告が含まれています。

こんばんは。オヤジです。

クアラルンプールの交通手段についての記事が続いていますが、今回はクアラルンプール市内での移動についてまとめます。

クアラルンプールは公的交通機関が非常に充実しています。反面、多岐にわたるため、非常に複雑で、自分自身まだまだ使いこなせていませんので、整理を兼ねてまとめます。

クアラルンプール市内の移動手段

クアラルンプール市内での移動手段は、鉄道、バス、タクシー、Grabが一般的です。

Grabについてはすでにまとめていますので、今回の記事では公的交通機関とタクシーについてまとめます。

鉄道

鉄道の種類

クアラルンプールは鉄道が想像以上に発達しており、使いこなせれば非常に便利なのですが、運行会社や路線が複雑で慣れるまでには時間がかかります。

鉄道の路線は下記の通りです。

  1. KTMコミュータ スレンバン線
  2. KTMコミュータ ポート・クラン線
  3. LRT アンパン線
  4. LRT スリ・プタリン線
  5. LRT クラナ・ジャヤ線
  6. ERL KLIAエクスプレス
  7. ERL KLIAトランジット
  8. モノレール
  9. MRT(地下鉄)
  10. KTMコミュータ ターミナル・スカイパーク線

上記の路線を運営している会社は3つに分かれます。

1,2,10のKTMコミュータはマレー鉄道が運営しており、クアラルンプール近郊とバターワース近郊での近距離旅客輸送に特化した電車運行サービスです。

3〜5のLRTと8.モノレール、9.MRTは同じ会社により運営されているラピドKLという公共交通システムです。ラピドKLには電車のほかバス路線もあります。

6.KLIAエクスプレスと7.KLIAトランジットはエクスプレスレールリンク(ERL)という会社が運営しており、クアラルンプール国際空港とKLセントラル駅間を運行しています。

路線図は下記をご参照ください。

クアラルンプール鉄道路線図

*上の路線の番号は路線図の番号と連動しています。

クアラルンプール市内のみを移動する場合は、ラピドKLのモノレールとLRT、MRTを使いこなせればOKです。

ラピドKLの乗り方

私はラピドKLではモノレールとMRT、LRTクラナ・ジャヤ線を利用したことがあります。

MRTは地下鉄、LRTは高架部分と地下部分がありますが、私が乗ったエリアは地下を運行していました。

3路線とも乗車券の買い方や乗り方は同様です。

ラピドKLトークントークンが乗車券になっており、自動券売機で購入します。自動券売機の言語はマレー語と英語マルチ言語対応です。

ラピドKL(MRT、LRT、モノレール)の各路線が表示されますので、まずは降車する駅の路線を選び、次に降車駅を選びます。降車駅はデフォルトでは路線図の順番で表示されますが、探しづらい場合は、「A→Z」のボタンを押してアルファベット順に変更してください。

同じ駅名でも複数の路線が通っていることがありますので、駅名だけではなく路線名も確認しておいてください。

乗り換えも同じで、どの路線を使って乗り換えるかあらかじめ調べておく必要があります。

自動券売機は20リンギット以上の紙幣が使えないことが多いのでご注意ください。高額紙幣しかない場合は、窓口で両替することはできますが、トークンの購入はできません。

ラピドKL改札乗車時は改札機の読み取りセンサー部分にトークンをかざします。

MRTブッキ・ビンタン駅MRTブキッ・ビンタン駅ですが、MRTの駅は新しいこともあり、どの駅も非常に綺麗です。

MRT車内MRTの車内の様子です。車内も清潔で綺麗です。

MRT改札降車時は、センサーへのタッチではなく、トークン回収口にトークンを入れます。MRTではトークン回収口がついた改札機が非常に少ないので、「TOKEN」と書かれた改札機を目指してください。

LRTもモノレールも乗車及び降車方法は同じです。

LRT駅こちらはLRTマスジット・ジャメ駅です。MRTの駅よりは年季が入っていますが、やはりとても清潔です。

KTMコミュータの乗り方

KTMコミューターは郊外に行きますので、旅行者はあまり利用することはないのではないでしょうか。

ただ、私もそうですが有名な観光地であるバトゥ洞窟に行くときはKTMコミューターのスレンバン線を利用する必要があります。

KTMコミューターはラピドKLの各路線とは違い、注意すべき点がいくつかあります。

  • 電車の本数が少ない。
  • KLセントラルでは自動券売機がなく、窓口で乗車券を購入する必要がある。
  • 電車のスピードが遅いので時間がかかる。

他のブログでKLセントラルで自動券売機で乗車券を購入できると書かれているものがありますが、2019年1月時点では、自動券売機はありませんでした。

KTMコミューターを利用される際には、オフィシャルWEBサイトであらかじめ時刻表を確認してください。

KTMコミューターも乗車券はトークンで、利用方法はラピドKLと同様です。

KTMコミューター車内KTMコミューターの車内もとても清潔です。

KTMコミューター車内日本では見ることがない禁止事項もあります。

バス

バスはGOKLという市内巡回無料バスと路線バスがあります。

GOKL

GOKLは市内の主要エリアを4ルートで走っています。

平日は6時~23時、金・土曜日は6時~25時、日曜日は7時~23時まで運行しています。

GOKLをうまく使いこなすことができると交通費をかけずにクアラルンプール市内を移動することができますが、私は全然使いこなすことができませんでした。

次回クアラルンプールを訪問するまでに勉強しておきます。

GOKLの詳細はオフィシャルWEBサイトをご覧ください。

GOKL

路線バス

路線バスはブルーモスクに行く時に利用しました。

バス

安くて便利なのですが、降車時にバス停のアナウンスが流れるわけでもないので、降りる場所がわかりません。

ブルーモスクのような有名な観光地なら降りる人が多いのでなんとかなりますが、観光地に行くとき以外は使いこなせる気がしませんでした。

バス乗車券バスの乗車券は社内で運転手から購入します。おつりが無いこともあるので、小銭を用意するようにしてください。

降りる時は特にチェックはありませんが、ブルーモスクからの復路では途中で係員が乗車し検札がありましたので、乗車券は失くさないようにしてください。

タクシー

クーポン式タクシー

クーポン式タクシーは私の知る限り、クアラルンプール国際空港とKLセントラルで利用可能です。

クーポン式タクシーを利用する場合は、タクシーカウンターであらかじめクーポンを購入する必要があります。

タクシーカウンタータクシーカウンターはBudgetという安いタイプと、Premiumという高級タイプに分かれます。KLセントラルでは、カウンターもBudgetとPremiumで分かれていました。

タクシークーポンカウンターでは行き先を告げると金額を言われ、現金と引き換えにクーポンが貰えます。クーポンを受領しましたら、タクシー乗場で運転手さんに行き先を伝えクーポンを渡せばOKです。

クーポン式タクシーは定額制なので安心ですが、ホテルまで15分ほどの距離がBudgetで18リンギットでしたのでお高めの値段設定です。

流しのタクシー

クアラルンプールでは流しのタクシーは基本メーターを使ってくれません。ドライバーの言い値になりますので、旅行者に対してはボッタクリ価格が提示されることが多いです。

交渉の余地はあると思いますが、面倒ですのでGrabの利用をおすすめします。

Grabの利用方法につきましては、下記の記事をご参照ください。

使いこなせると超便利!Grab(グラブ)利用ガイド〜クアラルンプール国際空港でのピックアップポイント付
マレーシアは自動車配車サービスGrabの発祥の地だけのことはあり、Grabを使用する環境が非常に整えられています。今回の記事では、Grabの利用方法からクアラルンプール国際空港(KLIA)でのピックアップポイントまで、Grabを利用するための完全ガイドをお届けいたします。

まとめ

クアラルンプールは公共交通網が発達していますが、鉄道・バスともに路線がやや複雑で、慣れるまではハードルが高めです。

ただ、一度慣れてしまえば、有名な観光地やスポットにはほぼ公的交通機関で移動することができますので大変便利です。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました