ZIPAIR 成田 ⇔ シンガポールStandard席搭乗記〜フルサービスキャリア並みの旅行体験を手軽な価格で

ZIPAIR LCC
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こんにちは。オヤジです。

2023年11月にマレーシアのジョージタウンを訪問しましたが、その際にシンガポールまでZIPAIRを利用しました。

初めてのZIPAIRの利用でしたが、想像以上に快適でフルサービスキャリアと同等の旅行体験だと感じました。以下に詳細をご紹介します。

ZIPAIRについて

ZIPAIRは、日本の格安航空会社(LCC)です。日本航空(JAL)の完全子会社であり、2018年7月に設立されました。2020年6月に成田国際空港を拠点として運航を開始しました。

就航都市

ZIPAIRは、以下の都市に就航しています。

  • 日本
    • 成田国際空港
  • 韓国
    • 仁川国際空港
  • フィリピン
    • ニノイ・アキノ国際空港
  • タイ
    • ドンムアン国際空港
  • シンガポール
    • チャンギ国際空港
  • アメリカ合衆国
    • ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港
    • ロサンゼルス国際空港
    • サンフランシスコ国際空港
    • サンノゼ国際空港
  • カナダ
    • バンクーバー国際空港

ZIPAIR Point Clubについて

ZIPAIRには会員プログラムがあります。無料で利用できるZIPAIR Point Clubと年会費5,000円のZIPAIR Point Club Plusです。

プログラムに登録するとZIPAIRポイントの獲得・利用ができます。獲得は入会時とアプリを利用しての初回利用時のみで、搭乗によりポイントが獲得できるわけではありませんので、ご注意ください。

また、JALマイルやPontaポイントをZIPAIRポイントに交換することも可能です。

ZIPAIRポイントは航空券やオプション等の支払いに1ポイント=1円として利用できます。ZIPAIRポイントからJALマイルへの交換も可能です。

座席クラスについて

ZIPAIRの座席クラスはフルフラットのZIP Full-Flat座席と、普通席のStandard座席の2種類のクラスがあります。

今回私が利用したのはStandard座席ですので、以下の内容はStandardのものになります。

シンガポール便について

成田‐シンガポール便は毎日運行しています。

  • 成田→シンガポール ZG053 17:20発 - 23:50着
  • シンガポール→成田 ZG054 1:20発 - 9:05着
    *私が実際に利用した便の時間です。季節によって変動があります。

復路は深夜便ですので時間を有効に使えますが、往路は現地の深夜到着ですので、使い勝手はあまり良くありません。

私は翌朝にペナンに移動しましたので、入国はせずに空港泊しました。

成田空港での手続き

成田空港でのZIPAIRのチェックインカウンターは第1ターミナルの北ウイングです。チェックインは出発予定時刻の3時間前から1時間前までとなっています。

ZIPAIRチェックインカウンター

シンガポール便はバンコク便と出発時間が近いので、チェックインカウンターは長蛇の列です。

シンガポール便はモバイルチェックインもできますので、モバイルチェックインがおすすめです。モバイルチェックインの詳細は下記の記事をご覧ください。

チャンギ国際空港での手続き

チャンギ国際空港では第1ターミナルを利用しています。

ZIPAIRチャンギチェックイン

チャンギ国際空港でもチェックイン開始は3時間前からですが、3時間15分前にカウンターに到着したところ、すでにチェックインが始まっていました。大量の荷物を預ける方が多くチェックインに時間がかかりますので、早めにチェックインカウンターに行かれることをおすすめします。

チャンギ国際空港ではモバイルチェックインは利用できませんのでご注意ください。

機内持込手荷物について

無料で機内に持ち込める手荷物は、2個まで(1個目:40×25×5cm以内、2個目:35×25×4cm以内)です。重さは合わせて7kgまでが無料で持ち込めます。重さが超過する場合は、出発の24時間まで追加で8kg分(無料分と合わせて15kg)購入することができます。

私は行きは無料の範囲にまとめ、帰りはお土産等で荷物が増えることを想定し、追加で機内持込超過重量を購入しました。

ZIPAIRキャリオン

持込手荷物はチェックイン時に重さを測り、問題がなければシールを貼ってくれます。

モバイルチェックインの場合は搭乗口近くにスケールがありますので、そこで係員の方に声を掛け重さを測ってもらう必要があります。

機材・設備とアメニティ

機材はBoeing787-7でした。以下に機内設備とアメニティを一覧でまとめます。

使用機材 Boeing787-7
座席配置 3-3-3
シートピッチ 約79cm
シート幅 約43cm
レッグレスト なし
フットレスト なし
モニター なし
機内エンターテイメント 自身のスマートフォン、タブレットで利用可
読書灯 あり
電源 あり(ユニバーサルタイプ)
USBポート あり
機内Wi-Fi あり(無料)
ブランケット なし(オプション購入)
スリッパ なし(オプション購入)

機内の様子とサービス

機内の様子

11月後半の搭乗ということもあり機内はクリスマスバージョンです。

ZIPAIR機内

座席はヘッドレスト付きです。中距離便はヘッドレストの有無で快適性がかなり変わりますので、これは嬉しいですね。

搭乗客は日本人よりもシンガポール人など外国人の方が多かった印象です。また、年齢層もフルキャリアよりも若く家族での搭乗も多かったです。

ZIPAIRシートピッチ

シート幅は約43cm、シートピッチは約79cmですが、窮屈ではなくフルキャリアのエコノミークラスと同等です。

電源はユニバーサルタイプとUSB Type Aです。

サービス

座席にモニターはありませんが、ご自身のスマートフォンやタブレットで機内のネットワークに接続することにより、エンターテイメントを楽しむことができます。

各座席にはタブレットホルダーがあり、これが非常に使い勝手が良かったです。

また、何とWi-Fiも無料で利用することができます。速度が早くないので、SNSやメールのチェックなどに限定されますが、無料で利用できるのはポイントが高いです。

LCCですので機内食やドリンク類はすべてオプションで購入する必要があります。食事類は事前購入となり、当日購入できるのはスナックとドリンク(アルコール、ソフトドリンク)になります。

また、免税品やZIPAIRのオリジナルグッズも機内販売で購入することができます。

これらの機内販売もすべてご自身の端末から注文します。

機内販売の支払い方法はクレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express)のみとなっています。

価格

航空券

私が予約した時は航空券往復で58,808円でした。オプションで往復の座席指定、往路の機内食、復路の機内持ち込み手荷物追加をつけましたので、総トータルでは67,668円でした。

ZIPAIRの航空券は、発売当初が安く徐々に値段が上がってゆきますので、発売直後を狙うのが良いと思います。

オプション

座席指定

場所により座席指定の値段は異なります。また、シンガポール発はシンガポールドル建てです。

下記に成田 - シンガポール間の費用を一覧でまとめます。

座席タイプ 路線 料金
非常口または最前列 成田-シンガポール 4,000円
非常口または最前列 シンガポール-成田 48シンガポールドル
前方通路・窓側 成田-シンガポール 1,500円
前方通路・窓側 シンガポール-成田 18シンガポールドル
後方通路・窓側 成田-シンガポール 1,300円
後方通路・窓側 シンガポール-成田 16シンガポールドル
リクライニング制限 成田-シンガポール 300円
リクライニング制限 シンガポール-成田 4シンガポールドル
その他の座席 成田-シンガポール 1,000円
その他の座席 シンガポール-成田 13シンガポールドル

手荷物

無料で機内持込できる範囲を超えた荷物は8kgまで有料で追加することができます。

受託手荷物は1個目から有料になります。それぞれの料金は下記のとおりです。

荷物タイプ 路線  料金
機内持込手荷物重量追加料金 成田-シンガポール 3,000円
機内持込手荷物重量追加料金 シンガポール-成田 31シンガポールドル
受託手荷物料金(1個分、30㎏まで) 成田-シンガポール 5,000円
受託手荷物料金(1個分、30㎏まで) シンガポール-成田 51シンガポールドル
ゴルフ用品、スキー・スノーボード用品、1辺の長さが200cm以下のサーフボード1枚(ケース含む) 成田-シンガポール 6,000円
ゴルフ用品、スキー・スノーボード用品、1辺の長さが200cm以下のサーフボード1枚(ケース含む) シンガポール-成田 72シンガポールドル

機内食

機内食は種類は路線によって選べる種類が変わってきます。シンガポール線は和食と洋食が中心で価格は子供用を除くと1,400円〜2,800円までです。料理にはミネラルウォーターがついています。

私はカツサンドとコスタコーヒーを事前購入しました。カツサンドは柔らかくてとても美味しかったです。

また、食事は種類により注文できる期限が決まっています(24時間前まで、48時間前まで等)のでご注意ください。

事前注文できるドリンクはソフトドリンクのみで、ミネラルウォーターが250円、一番高いコスタコーヒーが350円です。

アルコール類は当日ご自身のスマホやタブレットで購入することができます。

ZIPAIRではアルコール類の持ち込みは禁止されています。

アメニティ

アメニティは2種類あります。以下アメニティセットの金額と内容です。

アメニティセットA ¥2,500 ブランケット
耳栓
アイマスク
ネックピロー
スリッパ
アメニティセットB ¥3,000 ブランケット
耳栓
アイマスク
ネックピロー
スリッパ
バッグ

違いはバッグがついているかどうかです。

2024年8月現在、アメニティセットは1種類だけになっていました。

ラウンジサービス

ZIPAIRでは成田空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港で有料ラウンジサービスがあります。

成田空港でのラウンジサービスは以下のとおりです。

名称 Narita TraveLounge(ナリタ トラベラウンジ)
場所 第1ターミナル3階(出国手続き後エリア)26番ゲート付近
営業時間 7:00~21:00(ラストオーダー20:30)
料金 1,600円
基本サービス コーヒー・各種ソフトドリンク、雑誌、無料Wi-Fi、各席電源、フライト情報
ZIPAIR特典 ZIPAIRで購入した場合、アルコールまたはデザートいずれか1品がサービスされます。
ご利用方法 成田空港のチェックインカウンターでスタッフに申しでるとラウンジクーポンを受け取れます。
特記事項 ※5歳以下無料
※本オプションは12歳以上のお客さまがご購入になれます。
※6歳~11歳のお客さまは、直接ラウンジにて小児料金をお支払いください。(基本サービスのみ/ZIPAIR特典は付きません)
※お食事、アルコール類は追加料金で注文可能
※ラウンジへの飲食物の持ち込みはお断りしております
※ZIPAIRで成田空港で当社便同士を乗り継ぐお客さまは、直接ラウンジ受付にてZIPAIRの領収書をご提示ください。

まとめ

ZIPAIRは、LCCながら快適な機内と充実したサービスを提供し、フルサービスキャリアにも遜色のない旅行体験が可能です。

その上、お値段もリーズナブルなので、ぜひご利用を検討してみてください。

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