成田−ドンムアン経由−シンガポール行き スクートビズ搭乗記

Scoot LCC
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こんばんは。オヤジです。

平成最後の旅行としてシンガポールに行ってきました。

往路と復路で違う航空会社を利用しましたが、往路はスクートのビジネスクラス スクートビズを利用しました。スクートビズはもちろん、スクートもはじめての利用です。

LCC自体、数年前にバニラエアを利用して以来、2度目の利用です。

今回の記事では成田−シンガポール間のスクートビズについてまとめます。

スクートビズの特典

スクートビズは2019年3月にスクートPlusという名称に変更になり、サービスの内容も一部変更になっています。以下の記事は、スクートビズ当時のものです。スクートPlusについては下記の記事をご参照ください。


スクートビズはスクートの中ではビジネスクラスとして位置づけられています。スクートビズでは、独自のサービスや、通常は有料のサービスを無料で受けられるなどの特典があります。

  • 座席指定が無料
  • 優先チェックイン
  • 優先搭乗
  • 優先降機
  • 機内持ち込み荷物が2つ(合計15kg)まで可能
  • 受託手荷物が30kgまで無料
  • 機内食・ドリンク(ウェルカムドリンクともう1種類)無料
  • スクートTVの無料利用
  • ゆったりしたレザーシート

スクートはLCCですので、通常のクラスでは座席指定や機内食などのサービスはすべてオプションとなっており、追加で料金がかかります。

スクートビズの場合、それらのオプションの大部分を無料で利用することができます。イメージとしてはフルサービスキャリアのサービスとほぼ同等でしょうか。

スクートビズはビジネスクラスの扱いですが、成田空港でPriority Laneを使うことはできません。

スクートビズ優先レーン

スクートビズの優先レーンです。3時間前には空港に到着したのですが、すでに長蛇の列です。

スクートカウンター

カウンターごとに受付が分かれているますが、今回はスクートビズのレーンの乗客がすべてのカウンターにおいて優先的に案内されていました。

シンガポール便について

成田発のシンガポール便は直通便はなく、タイのドンムアン空港か台湾の桃園空港でトランジットします。

私が利用したのはドンムアン経由の便です。

スクートチケット

トランジットのためか、航空券は2枚ではなく、成田からシンガポール間の1枚のみの発行です。

当然、受託手荷物もシンガポールまで預かってもらえます。

ドンムアン空港では、機内で待機ではなく、一度外に出る必要がありました。

ドンムアン空港での乗り継ぎ方法

ドンムアン空港で降機する際に、シンガポールまで乗り継ぎの乗客は腕にシールを貼られ、乗り継ぎのカードが渡されます。

スクート乗り継ぎ
スクート乗り継ぎ

その後、国際線乗り継ぎカウンターで手続きをし、再度荷物検査を受けたあとに、出発ロビーに行きます。

搭乗時には降機時にもらったカードをスタッフに渡します。

マイレージについて

スクートは利用金額に応じてシンガポール航空のクリスフライヤーマイルに加算可能です。

成田からバンコク経由でシンガポールまでは947マイルの加算でした。通常のシンガポールまでのマイルを考えると加算率15%くらいですが、加算されないよりは良いですね。

機内設備とアメニティ

シートスペック、アメニティと機内設備は以下のとおりです。

使用機材 Boeing787-9V-OJF
座席配置 2-3-2
シートピッチ 約96cm
シート幅 約56cm
レッグレスト あり
フットレスト なし
モニターサイズ なし
機内エンターテイメント スクートTV
読書灯 なし
電源 あり(マルチタイプ)
USBポート なし
機内Wi-Fi あり(有料)
ブランケット なし
なし
スリッパ なし
その他アメニティ なし

座席の並びは2-3-2です。

スクートシート

シートは革張りです。

スクートシート

シートピッチはフルサービスキャリアのプレミアムエコノミークラスと同等ですが、シート幅はレガシーキャリアのビジネスクラス並みの広さです。

スクートシート

足元はかなり余裕があります。前の方がリクライニングをしても、窮屈な印象はありませんでした。

スクートシート

電源はマルチタイプですので、日本で使用しているものがそのまま使えます。USBポートが無いのがちょっと残念です。

スクートシート

リクライニングとレッグレストの調整は旧式のタイプです。

スクートTV

スクートTVはスクートビズがスクートPlusに変更された際に廃止になりました。以下のこのセクションのサービスは現在は提供されていません。

iOSの端末で利用する場合、あらかじめスクートTVのアプリをスマートフォンやタブレットにインストールする必要があります。

以下の説明はiOSの場合の利用方法です。

アンドロイドやパソコンからの利用方法についてはWEBサイトをご覧ください。

機内でスクートTVを利用するためには、機内Wi-Fiに接続する必要があります。

スクートTV

有料のWi-Fiサービスに入る必要はなく、「Scoot_WiFi」にアクセスするだけでOKです。

スクートTV

Wi-Fiにアクセスしましたら、あらかじめインストールしておいたアプリを立ち上げます。少し分かりづらいのですが、「Watch Now」をタップします。

スクートTV

見たい映画やドラマを探します。

スクートTV

見たいプログラムが決まりましたら「PURCHASE」をタップします。

スクートTV

金額が表示されますので「OK」をタップします。

スクートTV

スクートビズ利用の方は搭乗後しばらくするとスクートTVへのアクセスコードが配られますので、この画面で「Access Code」をタップし、名前とアクセスコードを入力し、「Submit」をタップすると無料でプログラムを楽しむことができます。

洋画が中心ですが、スクートTVは思ったよりも新しい映画があり楽しめました。

機内の注意点

機内はかなり寒いです。ブランケットを購入することも可能ですが、あらかじめ持参されたほうが良いと思います。

私は上着を持っていましたが、上着だけでは少し肌寒さを感じました。

サービス

サービスレベルはフルサービスキャリアに比べて劣っているという印象はありません。

ただ、食事などは寝ている方も無理やり声を掛けていましたので、タイトなスケジュールのなかでやりくりをする大変さを感じてしまいました。

日本人の客室乗務員は1名で、機内放送は日本語のアナウンスもあります

機内食

機内食は成田からドンムアン間とドンムアンからシンガポール間の2回提供されます。

成田−ドンムアン間

搭乗時にウェルカムドリンクとして水が提供されます。

スクートウェルカムドリンク

個人的には、このパッケージが苦手なので、ペットボトルにしてほしいですね。

食事は事前にWEBサイトで指定をしていたのですが、なぜか全く違うものが提供されました。

スクート機内食

提供されたチキンライスが美味しかったのでよいのですが。

ドリンクは、ホットドリンク、コールドドリンク、アルコールの中から1つ選ぶことができます。かなり値段が違いますが、どれを選んでも1つしか選ぶことができません。

なにげにPringlesとチョコレートが付いているのが嬉しいですね。

その他、有料で追加購入も可能です。

ドンムアン−シンガポール間

ドンムアン−シンガポール間もウェルカムドリンク、機内食が提供されます。

成田−ドンムアン間とかぶらないように、何を食べたか聞かれました。

スクート機内食

このサンドイッチもなかなか美味しかったです。

価格

ゴールデンウィークの初日ということもありましたので、片道6万円台とLCCにしては価格は高めです。それでもフルサービスキャリアのエコノミークラスよりも安い価格でした。

LCCの良いところは片道で利用しても割高にならない点ですね。

復路はJALの特典航空券が取れましたので、往路の片道だけを探していてスクートにたどり着きました。

総合評価

スクートビズはビジネスクラスという位置づけですが、座席に関してはフルサービスキャリアではプレミアムエコノミークラスと同等だと思います。

価格的にはフルサービスキャリアのエコノミークラスが競合になります。

ブランケットがなかったり、機内エンターテイメントが自分のスマホやタブレットを利用しなくてはいけないというマイナス面はありますが、チェックイン時のスムーズさや座席の快適さを考えると、個人的にはスクートビズに軍配が上がるかなと思います。

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