こんばんは、オヤジです。
2025年3月に上海旅行をしましたが、その際に利用した航空会社が中国国際航空です。中国国際航空のビジネスクラスは利用したことがありますが、エコノミークラスの利用は初めてでした。価格も安かったため、不安が大きかったのですが、良い意味で期待を裏切られました。
今回の記事では、成田-上海・浦東間の中国国際航空エコノミークラス搭乗記をお届けします。
中国国際航空について
中国国際航空(Air China)は、北京首都国際空港をハブ空港とする中国を代表する航空会社です。2レターコードはCAで、マイレージプログラムは「フェニックスマイル」です。
スターアライアンスに加盟していますので、ANAのマイレージに加算したり、特典航空券として利用することが可能です。
多くの日本路線に就航しています。主な路線は下記のとおりです。
- 東京(成田・羽田)-北京(首都)、上海(浦東)、杭州、大連 ほか
- 大阪(関西)-北京、上海(浦東)、大連、杭州、青島 ほか
- 名古屋(中部)-北京、上海(浦東)
- 福岡-北京、大連、上海
- 札幌(新千歳)-北京
- 那覇・広島・仙台-北京、上海など一部都市
手荷物ルール
機内持ち込み荷物
受託手荷物が2個まで無料なためか、機内持ち込み荷物は5kgまでと厳しめです。
- 個数制限:1個まで
- 重量制限:最大5kgまで
- サイズ制限:55cm × 40cm × 20cm以内(三辺合計115cm以内)
- その他:加えて身の回り品(小さなバッグ、ノートPC等)1個まで持ち込み可能。
受託手荷物
エコノミークラスの受託手荷物の規定は下記のとおりです。
- 個数制限:最大2個まで無料
- 重量制限:1個につき最大23kgまで
- サイズ制限:1個につき三辺の合計が158cm以内
運賃タイプや路線によって無料手荷物の個数が異なる場合もあるため、航空券予約時に確認を推奨します。
成田空港でのチェックイン
成田国際空港では、中国国際航空は第1ターミナル南ウイングの4階を利用しています。
9:00発のフライトでしたが、チェックインが開始されたのは、6:50からと2時間10分前からでした。成田空港の保安検査場がオープンするのが7:00ですので、これくらいの時間が良いのかもしれません。

私はANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)を所持していますので、優先カウンターでチェックインすることができました。


成田空港では、ビジネスクラスの利用時やスターアライアンスの上級会員の場合、Gold Trackが利用できます。7:00の保安検査場オープン直後は非常に込み合いますので、嬉しい限りです。
ラウンジは、ANAラウンジ、ユナイテッド・クラブ、ターキッシュ エアラインズ ラウンジの3つから好きなところを利用するよう、案内がありましたので、2025年2月にオープンしたターキッシュエアラインズ ラウンジを利用しました。
上海・浦東国際空港でのチェックイン
上海・浦東国際空港では第2ターミナルを利用しています。
チェックインは3時間前からです。浦東国際空港は荷物検査が非常に厳しいです。預け入れ荷物がある場合は、チェックインカウンターで荷物検査が終わるまで待つ必要があります。
私は、乾電池やボタン電池を預け入れ荷物に入れていたのが引っ掛かり、パスポートをチェックインカウンターに預けたまま検査室に行くよう指示されました。検査室では荷物を開き、電池を細かくチェックされましたが、問題ないということで、チェックインカウンターに戻り、パスポートを受け取りチェックイン完了です。
また、保安検査も厳しく、パソコン、タブレット、液体類に加え、折りたたみ傘とモバイルバッテリーも出すように言われました。
また、また、一人ひとりボディチェックが行われるため時間がかかりますので、浦東空港には早めに訪れることをおすすめします。
ラウンジは、中国国際航空のラウンジを利用することができます。
機材とアメニティ
今回のフライトでは、往路の成田から上海まではエアバスA321-200、復路の上海から成田間はエアバスA350-900という異なる機材が使用されました。
成田 - 上海便(CA158便)
使用機材 | A321-200 |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 約79cm |
シート幅 | 約45cm |
ヘッドレスト | なし |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニター | なし |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | なし |
電源 | なし |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | なし |
スリッパ | なし |
上海 - 成田便(CA919便)
使用機材 | Airbus A350-900 |
座席配置 | 3-3-3 |
シートピッチ | 79cm |
シート幅 | 46cm |
ヘッドレスト | あり |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニター | あり |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | なし |
電源 | あり(ユニバーサルタイプ) |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | なし |
スリッパ | なし |
機内の様子
乗客は中国人が中心で、日本人は1割程度ではないかと思います。
中華系の航空会社のエコノミークラスはうるさくて落ち着かないイメージでしたが、そのようなこともなく、往路・復路とも快適なフライトでした。
成田 - 上海便(CA158便)
機材はA321-200です。座席配置は3-3の並びです。


シートピッチは約79cmですが、スペック値以上に余裕があり、3時間前後のフライトですので快適に過ごせました。
ブランケットや枕、アメニティ類は用意されていません。


USBポートはありましたが、電源はありません。また、モニターもありません。WiFiマークが有りましたが、機内でWiFiは使えないようです。
上海 - 成田便(CA919便)
機材はA350-900ですので、座席配置は3-3-3です。


空港でのチェックイン時にバルクヘッドシートに変更してくれましたので、足元も広々としており、非常に快適なフライトでした。バルクヘッドシート以外のエコノミークラスの座席のシートピッチとシート幅はA321-200と同等ですが、シートにヘッドレストが付いているのが高ポイントです。
アメニティ類は往路同様用意はされていません。


設備面でのA321-200との違いは、USBポートに加え、電源とモニターがあることです。コンテンツは洋画は標準的なラインナップでしたが、邦画は少なかったです。
機内食
成田 - 上海便(CA158便)
安定飛行に入るとドリンクが提供されます。

その後、すぐに機内食がサーブされました。機内食のメインは、豚肉のあんかけでしたが、想像以上に美味しかったです。日本発の往路はハーゲンダッツが提供されました。
その後、再度コーヒーなどのドリンクが提供されました。ドリンクはソフトドリンクだけではなく、ビールやワインも用意されていました。
上海 - 成田便(CA919便)
復路は上海14:20発でしたので、軽食が提供されました。この時間のフライトで機内食が提供されると、昼食後でもつい手を伸ばして食べ過ぎてしまうことがあります。そのため、今回のような軽食スタイルの機内食はちょうど良く感じました。


パンはカレー味の具が入っており、非常に美味しかったです。

ヨーグルトが含まれていましたが、スプーンではなくストローが付いていたのは中国らしいと思いました。
サービス
中国国際航空のサービスは、全体的に「なかなか良かった」という印象です。フライトアテンダントの方々は英語も堪能で非常に親切でした。
また、3時間弱のフライトにも関わらず、ドリンクサービスが2回と機内食が提供されるなど、サービス内容としては日系の航空会社と変わらない印象でした。
ブランケットや枕は席には用意されていませんでしたが、キャビンアテンダントにお願いすればもらえると思います。
私は機内ではデジタルデトックスを心がけていますので、機内WiFiが使えなくても全く問題ありませんが、気になる人にはマイナスポイントでしょうか。
料金について
中国国際航空のオフィシャルサイトで予約しましたが、成田から浦東国際空港まで往復でひとり35,480円でした。フルサービスキャリアとしては格安です。
マイレージに関しては、私の予約したクラスは往路がLクラス、復路がPクラスのため、ANAマイレージには30%加算率で、それぞれ333マイル積算されていました。
多くはありませんが、この価格でマイルが加算されるのは嬉しいですね。
まとめ
今回の中国国際航空の搭乗経験は、想像以上に快適で何の不自由もないものでした。
ナローボディとワイドボディの両方の機材を経験しましたが、共に不満のないレベルの座席でした。機内食のクオリティも予想以上に高く、価格を考えると抜群のコストパフォーマンスです。
中国の航空会社というだけで敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、機会があれば、ぜひ一度中国国際航空を試してみてはいかがでしょうか?コストパフォーマンスに優れており、きっと満足できるはずです。
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