羽田-上海 吉祥航空 エコノミークラス搭乗記

エコノミークラス
吉祥航空
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こんばんは、ムスコです。

今回ビザ免除はされていませんが、中国の上海と蘇州に訪問いたしました。実に4年ぶりの中国ですが、今回は吉祥航空のエコノミークラスを利用しました。

私が利用したフライトの運行時間は正直最悪でしたが、非常にホスピタリティに優れたコスパの良い航空会社でした。

吉祥航空について

吉祥航空は2005年に設立された中国の航空会社です。非常にコスパに優れた航空会社として有名で、他の航空会社と比較して安価に中国に訪問することができます。

就航路線は基本的には東アジアが中心で、東京をはじめ香港・マカオ・台北などに就航しています。国内線は上海をハブとして各地域に就航しており、中国国内を移動する際に多く利用されます。

航空連合に所属しているわけではないですが、吉祥航空はスターアライアンスとコネクティング・パートナーです。そのためスターアライアンス加盟会社と乗り継ぎをする際にスルーチェックインやスルーバッケージ等のサービスを享受することができます。

羽田空港でのチェックイン

吉祥航空は羽田空港第三ターミナルで発着いたします。今回のチェックインカウンターはMでした。吉祥航空の出発時刻は午前2時15分で、約3時間前の23時10分頃にチェックインカウンターに到着しました。

約3時間前ですが、チェックインカウンターにはすでに10組以上の方が待機していました。チェックインカウンターはちょうど3時間前の23時15分にオープンしました。

チェックインカウンターが3つしかオープンしておらず、かつ中国人利用者が多いためか大量の荷物を持ち込む方が多いため1組にかかる時間が長く、結局チェックインのお手続きが完了したのは23時45分頃でした。

(現在中国に入国するにはビザを取得するか、144時間トランジットビザ免除などを利用する必要があります。その確認もあり、チェックインには時間がかかっていると想定されます。)

今回座席指定していませんでしたが、チェックインの際に座席があれば通路側か窓側の席を選択することはできます。これは羽田空港だけでなく、上海浦東空港でも同様に座席の位置の指定は可能でした。

余談ですが羽田空港は深夜になると保安検査場が1箇所となり、非常に長蛇の列ができます。そのため、保安検査を通過するのに約45分程度かかりました。深夜便の利用を考えている方はなるべく2時間以上前に空港に到着するよう心がけると良いでしょう。

機内設備とアメニティ

吉祥航空の東京-上海便はAirbus A320の機材を使用しています。

用機材Airbus A320
座席配置3-3
シートピッチ約71cm
シート幅約43cm
レッグレストなし
フットレストなし
モニターサイズなし
機内エンターテイメントなし
読書灯なし
電源なし
USBポートなし
機内Wi-Fiなし
ブランケットあり(CAに要求する必要あり)
スリッパなし
その他アメニティなし

機材・サービスの紹介

機材

吉祥航空はLCCではなくフルキャリアの分類に入りますが、機材は「機内設備とアメニティ」に記載した通りLCC並の機材となっています。

最近の航空会社の傾向を踏襲しており、座席にはクッション(枕)のみでブランケットは用意されていません。ブランケットが必要な場合は、CAさんに一言ブランケットがほしい旨を伝えます。

離陸前でも対応は可能なため、ブランケットが必要な方は離陸前にCAに声をかけると良いでしょう(むしろ離陸後は忙しそうなため離陸前のほうが良いです)。

シートピッチは驚くほど狭いです。私は身長が165cmとかなり小柄な体格ですが、膝が前の座席にギリギリ当たらない程度の間隔です。私でも座席が狭いと感じるので、大半の方にとっては非常に窮屈でしょう。

短距離路線ということもありますが、もちろんモニターの搭載もありません。最近の機材はWifiを使ってお持ちの端末からエンタメを楽しむことができる機材もありますが、吉祥航空にはそのようなサービスはありませんでした。

正直に言えば機材はLCCレベルです。フルキャリアということに期待をしているとそのギャップに驚かれるかもしれません。一方これから紹介しますが、サービスはLCCではなくきちんとフルキャリアのサービスを提供しています。

サービス

LCCの場合飲み物の提供はありませんが、吉祥航空は離陸後に飲み物を提供しています。基本的に飲み物はアルコール類も含めて豊富に取り揃えています。

ただし中華圏あるあるですが、炭酸飲料も含めて飲み物はとてもぬるいです。無難にオレンジジュースやリンゴジュースなどが良いかもしれません。

またLCCの場合は預け荷物は有料ですが、吉祥航空は預け荷物に関しては非常に大判振る舞いをしており、23kgまでの荷物を2つまで預けることができます。

機内食

短距離路線ということもありますが、時間的にも往路が2時15分発、復路が21時25分発という時間もあり、しっかりとした機内食ではなく軽食が提供されます。

路線や時期によって変更があるかもしれませんが、私が搭乗した際には以下のものが提供されました。

  • 白米糕
  • 肉松
  • ココナッツジュース

米糕は台湾の伝統料理で甘くて食べやすい風味です。肉松は中国の料理でスナック感覚で食べやすいものです。個人的にはココナッツジュースが一番のお気に入りでした。相変わらず冷えていないですが甘さが控えめでちょうど飲みやすい感じです。

価格

コロナ以前と比較すると航空券は高騰しており、今回の航空券は約38,000円で購入しました。中国は特に直前になればなるほど航空券が安くなるため、なるべく安価に中国に訪問したい方直前に航空券を取得すると良いでしょう。

ただし、現在は15日以内であればビザ無く中国を訪問できる特権が一時的に停止されているため、ビジ取得期間を考慮に入れた上で航空券を取得する必要があります。

最終評価

正直機材やCAが全員中国人ということを考えると、日本人にとってベストな選択肢ではないでしょう。ただし、サービスが劣っているというわけではなく、むしろフルキャリアのため春秋航空などのLCC利用を考えている場合は選択肢に入ります。

特にコストパフォーマンスはかなり良いので、なるべく安く中国への訪問を考えている方は吉祥航空を選択肢に入れると良いでしょう。

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