こんばんは、ムスコです。
バンコクから始まったターキッシュエアラインズを利用した周遊旅行の第二弾、イスタンブール〜カイロ間のフライトです。
バンコク〜イスタンブールのフライトとは異なり2時間程度のフライトのですが、サービスの質はとても良いと感じました。
ターキッシュエアラインズについて
ターキッシュエアラインズはトルコの国営航空会社にしてトルコのフラッグシップキャリアです。
2014年2月までは日本ではトルコ航空と呼ばれていました。
サービスに定評があり、2011年から2015年まで5年連続でスカイトラック社の"The Best Airline in Europe"に選ばれています。
ターキッシュエアラインズは2018年6月に格付けからの離脱を表明しましたが、2019年に6月に3つ星で再格付けされています。
マイレージの加算
ターキッシュエアラインズはスターアライアンスに加盟しているためANAのマイレージに加算が可能です。
私の予約クラスは往路がL、復路がVクラスでしたが、共に50%の加算が可能でした。バンコク〜イスタンブールのマイルは772マイルなので、片道338マイル、往復で772マイル加算されました。
エコノミークラスは最大100%までマイルが加算されますが、マイル加算が対象外のクラスもあるのでご注意ください。
カイロ国際空港でのチェックイン
イスタンブールからカイロへのフライトは、バンコクからの乗り継ぎ(トランジット)だったため、チェックインの情報はカイロ国際空港のみとなります。
カイロ国際空港でチェックインを行うには保安検査を受けたあとにチェックインカウンターでチェックインを行うという形です。
保安検査を抜ける際にEチケットの確認が行われれますが、3時間前ににならないと保安検査を抜けることができません。理由は簡単でチェックインカウンターが開いていないからです。
私はラウンジでゆっくりしようと思っていたので少々早めにカイロ国際空港に訪れたのですが、保安検査を抜けることができず1時間ほど制限エリアで待機しなければなりませんでした。
ちなみにカイロ国際空港には食事を取る場所を含めて何もすることがない上に、無料WIfiも30分しか使えず、さらに全く電波が通じません(←電波が通じない買ったのは私だけかもしれませんが)。
個人的にはチェックイン3時間前に空港に到着する感じに空港に訪れればいいと思います。
エジプトの出入国カードについて
エジプトの出入国カードは面白いことに航空会社専用の出入国カードになっています。何を言っているかわからないと思いますので、順序に説明します。
入国カード
入国カードは機内で配布されますが、イミグレーションには入国カードがどこにもないので必ず機内で入手してください。
お分かりでしょうか?右上にターキッシュエアラインズと書いてありますよね?実はこの入国カードはターキッシュエアラインズのオリジナル入国カードのようです。
ネットで「エジプト 入国カード」と調べると入国カードの記入例がありますが、それぞれの入国カードに航空会社名が記載されています。
要するにエジプトの入国カードは航空会社によって様々ということなんですね。おもしろい。
出国カード
エジプトは出国する際に出国カードが必要となりますが、往路の機内でも入国するときにも入手することはできません。
では一体いつ出国カードを入手できるかというと、チェックインのタイミングです。
チェックインをすると必ず出国カードを貰うことができます。ここで貰わないと絶対に出国できないので必ず入手しましょう。
出国カードも航空会社オリジナルの出国カードです。
機内設備とアメニティ
イスタンブール〜カイロ間のフライトは一日に複数回のフライトがあるのですが、機材は往路であろうと復路であろうと日によって異なります。私は2機種のフライトを体験することができたのでそれぞれ紹介したいと思います。
TK694便
はじめにイスタンブール→カイロのフライトで利用したAirbus321の機材設備とサービスについて紹介します。
使用機材 | Airbus321-231 |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 約73cm |
シート幅 | 約43cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニターサイズ | 9インチ |
機内エンターテイメント | 非常に充実している |
読書灯 | あり |
電源 | なし |
USBポート | なし |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | なし |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | なし |
TK693便
次にカイロ→イスタンブールのフライトで利用したAirbus321NEOの機材とサービスについて紹介します。
使用機材 | Airbus321-271NX |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 約73cm |
シート幅 | 約45cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニターサイズ | 10.6インチ |
機内エンターテイメント | 非常に充実している |
読書灯 | あり |
電源 | なし |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | なし |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | なし |
基本的に設備は変わりませんが、何店か変更点を上げると、機材が最新であること、シート幅が若干ゆとりが増えたこと、USBポートが設備されていることです。
快適さで言えば圧倒的にAirbus321NEOが勝ります。
機内の様子
TK694便
まずはイスタンブール→カイロのフライトについて。
短距離路線用のAirbus321なので長距離路線の機材に比べると機材は小さめですが、きちんとモニターが完備されており、座席の質も上質です。
シートピッチはあまり広いとは言えません。ただしこの路線はあまり乗客がおらず空席が多く目立つのでその点に関してはゆったりとしたフライトを楽しめます。
日本人なんてほとんど利用しないだろう思われる路線にも関わらず、モニターには日本語表記があります。
バンコク〜イスタンブールのフライトのモニターにも日本語表記があったのですべての路線のモニターに日本語表記があると考えて良いと思います。ありがたや~。
機内の様子はご覧の通り。6割近くの人がエジプト人だったのではないかと思います。
TK693便
さて、次にカイロ→イスタンブールのフライトについて。
便名が連続しているのでてっきり往路と同じ機材だと考えていたのですが、復路の機材はAirbus321NEO。設備自体は余り変わりませんが、全体的に機材が新しい印象です。
上述通り機材の設備に関してはほとんど変わりはありませんが、目を引くのは圧倒的にAirbus321NEOです。
そもそもモニターの表記から異なっています。こちらのほうがおしゃれです。もちろん反応も圧倒的にAirbus321NEOが勝っています。ただコンテンツに変化はありませんでした。
シートピッチについては両者変わりません。ただしシート幅については多少ですが広くなっています。
地味に嬉しかったのがUSBポートが付いていたことです。おかげでスマホを充電することができました。
最後に機内全体の様子。なんて言いますか、内装がとてもきれいですよね。一度Airbus321NEOに乗ったら旧タイプのAirbus321には戻れません。
機内食について
2時間という短い路線ですが、もちろん機内食は提供されます。
2020年2月3日 TK694便
とても短いフライトですが機内食が提供されたのは離陸して約1時間後と比較的遅い時間に提供されました。
カレー、サラダ、フルーツですね。あとこれに加えてパンが途中で配られました。メインは美味しかったのですが、正直サラダは微妙でした。
2月8日 TK643便
復路は離陸後30分後に機内食が出されました。
正直に申し上げます。あまりにも不味すぎて初めて機内食を食べきることができませんでした。
そもそもメインが何なのか全くわかりません。私はエジプトの料理が口に全く合わなかったのですが、エジプト発のフライトのため私の口に合わなかったということでしょうか?
ターキッシュエアラインズの機内食は非常に評判が良いので残念でした。
価格
時期に関係なく、繁忙期を除いて往復約44,000円で発売されています。セールなどがあればもう少し安くなるかもしれません。
ちなみに私は周遊便を利用したのでバンコク→カイロ→イスタンブール→東京が約8万円でした。
最終評価
短距離フライトのため非常に評価しにくいですが可もなく不可もなくという感じです。ただしAirbus321NEOによるフライトでしたらとても心地よいフライトを楽しめることを保証します。
また、短距離にも変わらずモニターが完備されており(オーストリア航空のウィーン〜マラケシュ区間は4時間のフライトにも関わらずモニターがなかった)、CAの振る舞いもとても良いです。
何だかんだ言ってもそこはターキッシュエアラインズ。一定以上のサービスを受けることができます。
イスタンブール〜カイロ区間のフライトを考えている方はターキッシュエアラインズを是非利用してみてはどうですか?
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