こんばんは。オヤジです。
お正月休みに2020年最初の旅行としてマカオに行ってきました。香港まで飛行機で行きマカオへはバスを利用しました。
東京−香港間はJALのマイレージで特典航空券を利用しましたが、ハイシーズンということでJAL便は必要なマイレージが多すぎ、JALと提携している中国東方航空を利用しました。しかも香港直通ではなく上海経由の乗継便です。
中華系の航空会社はあまり良い評判を聞きませんが、果たして中国東方航空はどうなのか?今回の記事では中国東方航空エコノミークラスの搭乗記をお届けします。
中国東方航空について
中国東方航空は中華人民共和国の上海を拠点とする航空会社です。英語表記ではChina Eastern Airlineです。
Wikipediaの情報ですと、年間の旅客量1億人を超える世界で7番目に大きい航空会社です。
日本にも多くの便が就航しており、東京・大阪・名古屋以外にも岩手・新潟・静岡など合計16都市に直通便を運行しています。
詳細は中国東方航空のWEBサイトをご覧ください。
マイレージについて
中国東方航空はスカイグループ所属ですが、JALと提携しているため、JALマイレージバンクにマイレージを加算可能です。
国際線だけではなく、中国国内線もマイレージの加算対象です。
詳細はJALのWEBサイトをご覧ください。
JALの上級会員の方は、中国東方航空でもステータスの特典が使えるかが気になると思いますが、結論から申し上げると使えません。
加盟しているアライアンスが違いますので、ビジネスクラス以上を利用しない限り優先チェックインや優先搭乗、ラウンジなどを利用することができません。
成田空港でのチェックインから搭乗まで
中国東方航空は成田空港では第2ターミナルを使用しています。私が利用した時はQカウンターでした。
スカイチーム所属のエアラインは第1ターミナルを利用していますが、中国東方航空はJALと提携しているためか、第2ターミナルを利用しています。
中華系の航空会社は東京発の場合、中国人が非常に多くの荷物を預け入れしますので、非常に時間がかかります。優先チェックインが使えない場合は、なるべく早めに空港に行くのが良いと思います。
機内設備とアメニティ
中国東方航空の機内設備とアメニティをまとめます。便により機材の古い・新しいはありましたが、全ての機材がAirbus A321でしたのでまとめます。
使用機材 | Airbus A321 |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 約79cm |
シート幅 | 約45cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニターサイズ | モニターなし |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | なし |
電源 | なし |
USBポート | なし |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | あり(客室乗務員に依頼するともらえる) |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | なし |
座席の並びは3-3です。座席は標準的なサイズです。写真は成田−浦東間の機材ですが、機材が古いためか、シートカバーは新しかったです。ヘッドカバーが雑ですね(笑)
また、カバーのサイズが大きすぎてガバガバなのが気になります。
シートピッチは79cmですので、国際線のエコノミーとしては標準的です。それよりも気になったのが、シートの固さです。3時間前後のフライトでも背中やお尻が痛くなりました。このシートではこれ以上長いフライトはきついですね。
座席にはモニターはありません。
上からモニターが降りてくる形式で、安全ビデオだけではなく、安定飛行に入ると、ずっとモニターで映画を写していました。
こちらは復路の香港−浦東線の座席です。機材が比較的新しいため、座席カバーの色だけではなく、クッションも違っており、一番乗り心地が良かったです。
アメニティ類は両方の路線とも何も付いていませんが、客室乗務員にお願いすれば、ブランケット、枕、イヤフォンは借りることができます。
正直、機内設備やアメニティに関しては、シートピッチ以外はLCCとあまり変わらないレベルです。
その他の注意すべき点としては、東京発の場合はなるべく機内持ち込み荷物を少なくしてください。
皆、多くのお土産を機内に持ち込みますので、オーバーヘッドコンパートメントはすぐに一杯になってしまいます。
サービス
客室乗務員の方は中華系の特徴か、フレンドリーではありませんが、クールにキビキビと仕事をこなしていました。
成田−上海間にも日本語のアナウンスや日本語が話せる客室乗務員はいませんでしたが、英語は普通に通じます。
もっともは乗客の90%位が中国系で残り10%のうち、半分が日本人、半分がその他の国という構成ですので、日本語がないのは致し方無いと思います。
機内食
成田−上海間、上海−香港間の飛行時間3時間前後ですが、どちらの路線も機内食は普通に提供されます。以下、実際の機内食をご紹介します。
2020年1月1日 MU272便
MU272便は10:55発です。
出発後1時間ほどたち、シートベルト着用サインが消えるとすぐに食事がサーブされます。
機内食は2種類から選択可能です。和食(魚)と洋食(ビーフ)です。
私は洋食を選択しましたが、量は少なめですね。
お味は正直今一つですね。
ドリンクはビールをお願いしましたが冷えていました。中国系の航空会社の場合、ビールや炭酸飲料がぬるいことが多いので、冷えててよかったです。
2020年1月1日 MU723便
この便は浦東から香港間です。
この区間は機内食の種類は1種類だけです。ドリンクもアルコールの提供はありません。
メインはビーフですが、成田−浦東間と味付けがほぼ同じでした。
この機内食が4回の機内食の中で最悪でした。ご飯が、非常に固くてまともに食べられないほどでした。
復路の香港−浦東間は写真を取り忘れてしまいましたが、チャーハンで一番美味しかったです。
2020年1月4日 MU521便
復路の上海−成田間の機内食です。
このご飯を見たときは絶望感に襲われましたが、今回はまともでした。浦東−香港間だけがたまたま硬かっただけだと思います。
浦東発の時に提供される上の真ん中のデザートは独特で、個人的には癖になる美味しさでした。
合計4回機内食を食べましたが、おかずの味付けはあまり変わりません。ご飯の美味しさは香港、成田、上海の順でしょうか。ただ、香港はチャーハンだったので単純には比較できませんが…
価格
成田−香港間を上海乗り継ぎで中国東方航空で利用される方はほとんどいないと思いますので、成田−上海間の価格をご紹介します。
時期にもよりますが、20,000円強から利用可能です。フルサービスキャリアとしては、中国南方航空と並び最安値の部類に入ります。
機内食も出ますし、チェックインバッゲージも23kg以内の荷物を2つまで無料で預けることができますので、荷物が多い時などはLCCよりもお得になります。
総合評価
中国東方航空もワイドボディの機材ですとモニターがあったりシートが良かったりしますが、残念ながらこの路線はナローボディ機材でしたので、決して快適とは言いがたかったです。
ただし、価格が安く23kg×2個まで荷物を無料で預けることができますので、場合によってはLCCよりもお得に利用することができます。
安いチケットを見つけた場合は、選択肢としてありだというのが私の結論です。
コメント