スコータイ歴史公園:北エリア・西エリア完全ガイド

世界遺産
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こんばんは、ムスコです。

前回の記事で、スコータイ歴史公園の城壁内エリアについて紹介しましたが、今回は予告通り、北エリア、西エリアについてご紹介します。

スコータイ歴史公園の城壁内エリアについて知りたい方は前回の記事をご参照ください。

スコータイ歴史公園完全ガイド:城壁内エリア編
今回は同じ歴史公園であるスコータイ歴史公園について紹介したいと思います。スコータイ歴史公園は、中央エリア、つまり城壁内エリア、北エリア、西エリアの3つに分かれています。非常に広大なため、城壁内エリアとその他のエリアの2回に分けて紹介しま

北エリア・西エリアについて

上記のように、スコータイ歴史公園は3つに分類することができます。

北エリアは、いくつかの遺跡は料金を払わずに見物することができます。北エリアは、遺跡間が少々離れているため、料金所/チケット閲覧所が2ヶ所あります。

北エリアを全部見ようとすると、一度閲覧所から出て別の閲覧所から再度入る必要があります。私もこの点を理解していなかったため、北エリアではなく西エリアに着いたものだと思い、危うくチケットを購入してしまうところでした。

ちなみに、初めに買ったチケットを閲覧所で提示すればそのまま入ることができます。

西エリアは二つの遺跡からは多少離れており、北歴史公園から自転車で10分くらいかかりました。

個人的に西エリアは一番好きです。大体の観光客は中央エリアと北エリアしか観光しないため、ほとんど観光客がいないからです。

恐らく、北エリアだけ少々遠いということ、また遺跡のほとんどが山頂にあるため山を登らなくてならないところにあります(山ってほど山ではないですけどね)。

さて、大方のことは、前回の記事に書いてあるので、早速スコータイ歴史公園の北エリア/西エリアをご紹介します。

北エリアの観光対象

大体の方は、中央エリアを観光し終わった後は北エリアを観光するので、まずは北エリアから紹介します。

ワット・ソーラサック(Wat Sorasku)

この遺跡は、北エリアに属するものの、入場料を取られることがありません。

それにもかかわらず、北エリアにおいて私が一番好きな遺跡です。

見ていただければわかると思いますが、像がはっきりと残っているのです。

これだけはっきりと彫刻が残っているのは珍しいことだと思います。

正直言って建物か仏像しか見ていなかったので(像の彫刻があっても大破)、すごく胸がときめいたのを覚えています。

この像に実際に触ることもできます。このズッシリとした感じが本当に好きです。

 

Wat Son Khao

非常に大きな遺跡となります。

この遺跡もまた無料で見学することができます。

Wat Mae Chon

この遺跡はもはや仏像以外はほとんど破損しており、見所は仏像くらいしかありません。

一方で、仏像の保存状態はかなり良好といってもいいでしょう。

このエリアも無料エリアですので、見る価値は大いにあると思います。

本当にどうでもいいことだと思いますが、スコータイの仏像には、すべて乳首まで描かれているのです。日本の仏像は(おそらく)乳首までは描いていないので、乳首はスコータイ(タイ、東南アジア)独特のものなのではないでしょうか。

おまけ:Ho Phraphuttasirimaravichai

これは、北エリアの入り口にある寺院となります。

(外観の写真を撮り忘れてしまいました・・・)

おそらく現地の人が現在でも使用している寺院で土足厳禁です。入場料などは一切かかりません。

中に入ると黄金に輝く仏像と、その仏像にお祈りをしている現地の方がいました。

むしろ仏像より「つづく」Tシャツの方が気になっていました(笑)

さて、次の遺跡からは北エリアの有料エリアに移ります。

ワット・プレパーイルワン(Wat Phra Phai Luang)

北エリアの主な見所は2つとなりますが、それぞれの遺跡はチケットの購入もしくはチケットの提示を要求されます。

一度チケットを購入していれば、二度チケットを買う必要はないのですが、それに気づかず危うく二度払いしてしまうところでした。

というわけでまずはチケット購入所/チケット提示所を紹介します。

四角で囲まれたエリアを一つのエリアと考えます。丸ばつのスタンプがあるところが料金所もしくは提示所となります。

これさえ知っておけば特に大きな過ちを犯すことなく歴史を堪能することができるでしょう。

さて、本題のワットプレパーイルワンについて紹介します。

チケット料金後、まずこの橋を渡ります。

この池を渡るとスコータイ遺跡の中でも有数の大きさを持つ素晴らしい遺跡が待っています。

この仏像はほとんど形を保っていなかったのですが、目を話すことができませんでした。この姿に非常に哀愁を感じ、とても素敵だと思いました。

この遺跡は非常に大きな遺跡なのでまだまだ行きます。

最後に復元図!!

少女が写ってしまいましたが、この日は地元の中学生が、この遺跡を写生していました。

どの学生も観光客に興味があったのか多くの子が話しかけてきました。現地の人との交流も悪くないと改めて思いましたね。

この遺跡一つでしたが、この遺跡が大きいのに加えて中学生と話し込んだのもあって30分くらいこの遺跡に滞在しました。話したと言ってもこちらも向こうも英語が堪能ではないので一緒に写真を撮ったり日本の写真を見せただけなんですがね(笑)

 

ワット・シーチュム(Wat Si Chum)

立地的にも北エリア最後の遺跡となります。

上記の地図に載せたように一回料金所から出て、二つ目のエリアに向かいます。

ワット・シーチュムへ向かう途中、道を渡ろうとした時に牛の大群に遭遇しました。

道路を渡る時に車を待つことはしたことがありましたが、まさか牛を待つことになるなんて思いにもよりませんでせいた笑

ワット・シーチュムに到着後、先ほど買ったチケットを提示して遺跡内に入ります。

仏像が隙間から見つめてきました。きっと夜にここに来たら怖いでしょうね笑

間近で見るとこんな感じ。

とにかく大きかったですね。あまりにも観光客が多かったので、一番奥までは行くことができませんでした。

この仏像の裏にも小さな遺跡がありました。

ムスコのアイコンのモデルさんで〜す。

保存状態が良く、また浮輪肉?が非常に気に入りました(笑)

こちらもいい仏像なのですが、本堂の方が人気があるためなのかほとんど人がいませんでした。

恐らく裏にこの遺跡があることを知らない人もいるので、この遺跡に行く予定のある方はぜひ見逃さないようにしましょう。

これにて北エリアの紹介は終わりです。有料エリアにある遺跡はワット・プラパーイルワンとワット・シーチュムだけですが、2つとも非常に見応えがあります。無料エリアも含めれば、北エリアも中央エリアと遜色のない素晴らしい遺跡群でした。

 

西エリアの遺跡群

北エリアから西エリアまでは自転車で10分から20分くらいかかりました。

北エリアの主な特徴はトレッキングです。大体の遺跡は山頂部に作られれているので、あまり長くはないですが、山登りをしなければなりません。

しかし、北エリアはその労力に見合う素晴らしい遺跡群です。

おまけ:昼食編

北エリアから、西エリアに戻るときちょうど1時くらいだったので、途中にあったお店で昼食をとりました。

非常に開放感のあるお店で、非常に心地よい昼食をとることができました。

注文したのはタイフライドライスとパイナップルスムージー。どちらも美味しかったのですが、特にパイナップルスムージーがたまらなかったです。

タイに来てからはスムージーの美味しさに惚れ込んで、屋台やお店に行くたびにスムージーを飲んでいました。

なんともかわいらいい猫と一緒にご飯を食べました。私は猫を飼っているので特に気にしませんでした。

とても有意義な昼食休憩でした。

日本でしたら猫が机に乗るどころか飲食店に動物がいること自体が珍しいと思います。こういうのを気にする方もいるかもしれませんが、こういう親しみのあるお店は私は好きですね。

 

ワット・サパーンヒン(Wat Sapahan Hin)

西エリア最初にして最難関の一つ遺跡です。

何が最難関かと言いますと、もちろん遺跡にたどり着くことです。

何と言っても遺跡にたどり着くためにはこれだけの道を行かなければなりません。

石の階段がありますが、正直途中の方はただの岩になっていますし、砂利の方を歩いて行くにもかなり滑ります。

登っていくと途中に小さい遺跡がありますが、お目当は頂上にそびえ立つ巨大な仏像。

正直部活を続けている私でも非常に疲れました。しかし、登り切るとそれだけ素晴らしいものが待っています。

親子、というわけではないでしょうか、立像と坐像が。巨大なものとしてはかなり保存状態の良いものとなっています。やはりあまり人がこないからでしょうか。

ただし、備えのものなど現地の人が定期的にお祈りにきている感じはします。

仏像に背を向け、自分の登って来た道を振り返るとこれもまた驚愕しました。

なんとも素晴らしい景観がそこにはありました。

これだけで登って来た甲斐があったと感じましたね。

しかし意外と降りるのも重労働でした。足場が非常に悪く何回か滑ってこけてしまいました。ゆっくり歩けばこけることもないと思いますので、この遺跡にいかれる方は十分注意してくださいね。

 

ワット・アラニィク(Wat Aranyik)

ワット・アラニィクは先ほどと異なって、森の中の散策となります。

この遺跡の主な特徴は遺跡と自然との融合でしょうか。

先ほどと違ってかなり損傷の激しい遺跡となっていますが、現在でも現地の人にとっては大切なところであることが、上記の画像からも見て取れます。

基本的には整備は全くされていないのですが、人が通っている跡が見られますので、観光客もしくは現地の方が頻繁に来ているのでしょう。

ちなみに息子は西エリアでは10人くらいしか観光客に出会わなかったので、上記の推論は後者が正しいと思います。

 

??

申し訳ありません。名称はわかりませんでした。

しかしオススメの遺跡の一つなので掲載させていただきます。

スコータイ遺跡でよく見られる象も一緒に祀られている遺跡ですね。

かなり破損がひどいですが、この遺跡は道路の脇にポツンと立っているので、西エリアの中ではかなりいきやすい遺跡となっています。

様々な遺跡にこれだけたくさんの像が祀られているということは、タイ人にとって像とはかなり特別な存在なのでしょう。

 

ワット・カオプラバートノーイ(Wat Khao Phra Bat Noi)

こちらも非常に広大な遺跡となっていますが、恒例の山登りをしなければなりません。

しかし辛い山登りも素晴らしい遺跡のためならば登り切ることをあまり労力と感じませんでした。

この遺跡は3つの遺跡から構成されています。

最後の遺跡からは、あまり手入れがされていない様子が伺えますね。

世界遺産としてこの保全具合はどうなのかなと少々思いました。ただ、私はこの状態も好きですけどね。

Wat Kamphaeng Hin

この遺跡はそれほど労力をかけないで見ることができるます。

可愛らしい坐像が一つありました。

こちらの遺跡も現地の人が訪れている跡があります。

西エリアは他のエリアに比べると観光客が少ないです。その代わり、現地の人が訪れている跡が多く見られています。おそらく西エリアは現地の人に親しみの強い遺跡群なのでしょう。

 

Wat Chedi Ngam

これもまたまたトレッキングが必要となる遺跡です。

この階段が全ての遺跡の中で一番きつかったですね。

幅が狭い、石が平くない、山道がかなり急斜面であること・・・とにかくきつかったので、あまり体力に自信がない方は挑戦しない方が良いかもしれません。

こちらが遺跡となります。

この遺跡の主な印象は、てっぺんがかなり鋭利だなー、です。

他の遺跡に比べると、てっぺんの棒が長くまた鋭いと感じました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

まだまだ紹介したいところがあったのですが、今回はこれくらいにしておきます。

シーサッチャナーライ歴史公園・スコータイ歴史公園と続いた遺跡紹介は今回で終了とさせていただきます。

スコータイ遺跡の中ではカムペーンペット歴史公園にまだ行ってないので、今度タイに行った際にぜひ立ち寄って見たいと思います。

スコータイ遺跡は何度も紹介したように、アユタヤ遺跡などと違って本当に観光客がいません。確かに行きにくい面もありますが、正直そこまで難易度は高くありません。

タイに行くかた、特にアユタヤ遺跡などに行った方や興味のある方は是非スコータイまで足を伸ばして見てください。きっと素晴らしい体験が待っています。

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