こんばんは。オヤジです。
2026年ゴールデンウィークのインド旅行では、デリーから世界遺産「タージ・マハル」のあるアグラまで、鉄道を利用して移動しました。
アグラで利用したのが、アグラの主要鉄道駅である「アグラ・カント駅」です。
インドの鉄道駅は、日本の駅とは仕組みや雰囲気が異なる部分も多く、初めて利用する方は少し戸惑うかもしれません。
この記事では、アグラ・カント駅の構内や設備、列車に乗るまでの流れ、利用するときの注意点などを紹介します。
アグラ・カント駅とは
アグラ・カント駅は、インド北部のウッタル・プラデーシュ州にあるアグラの主要鉄道駅です。
正式名称は「Agra Cantonment Railway Station」で、駅コードは「AGC」です。インド鉄道の予約サイト「IRCTC」や列車の案内にも、この駅コードが表示されます。
アグラには「アグラ・フォート駅(Agra Fort)」など複数の鉄道駅がありますが、アグラ・カント駅はデリー方面をはじめ、インド各地を結ぶ列車が発着する重要な駅です。
今回、私が利用したガティマン・エクスプレスのほか、シャターブディー・エクスプレスなども停車します。
| 駅名 | アグラ・カント駅 |
| 英語表記 | Agra Cantt Railway Station |
| 駅コード | AGC |
| 主な列車 | ガティマン・エクスプレス、シャターブディー・エクスプレスなど |
アグラではメトロ(地下鉄)の整備も進められていますが、2026年10月現在、アグラ・カント駅にはメトロ駅はありません。
アグラ・カント駅へのアクセスと駅からの移動方法
アグラ・カント駅はアグラ市街地の南西側に位置しており、駅と市内のホテルや観光スポットとの移動には、Uberやタクシー、オートリキシャを利用するのが便利です。
ただし、駅へ向かう場合と駅から移動する場合では、状況が大きく異なります。
特に駅前は客引きや駐車車両で混雑しているため、駅からホテルや観光スポットへ向かう際は注意が必要です。
Uber
初めてアグラを訪れる方におすすめなのが、配車アプリのUberを利用する方法です。
Uberでは一般的な乗用車だけでなく、オートリキシャを手配することもできます。
アプリで目的地に「Agra Cantt Railway Station」と入力すれば、駅までのルートや料金の目安を確認できます。
ドライバーとの料金交渉が不要なので、インド旅行に慣れていない方でも利用しやすいのがメリットです。
ただし、アグラ・カント駅から移動する場合は注意が必要です。
実際に利用した際は、駅前に多くの車両が駐車しており、非常に混雑していました。
そのため、Uberで配車を試みても、なかなかドライバーとマッチングできませんでした。
駅へ向かうときはUberが便利ですが、駅から移動するときは必ずしもスムーズに利用できるとは限りません。
タクシー・オートリキシャ
Uberが利用できない場合は、駅前に待機しているタクシーやオートリキシャを利用する方法があります。
アグラ・カント駅の出口付近には多くのドライバーが待ち構えており、駅から出ると次々に声を掛けられます。
特に駅前は駐車車両や客引きで混雑しているため、初めて訪れる方は少し圧倒されるかもしれません。
アグラ・カント駅に到着した際には、ニューデリー駅やハズラト・ニザムディン駅以上に声を掛けられ、写真を撮る余裕さえありませんでした。
Uberがなかなかマッチングしない場合は、こうしたタクシーやオートリキシャを利用する方がスムーズに移動できることもあります。
ただし、乗車前に必ず目的地と料金を確認し、納得したうえで利用することが重要です。
料金が折り合わない場合は無理に乗車する必要はありません。複数のドライバーに料金を聞いて比較するのも一つの方法です。
また、大きなスーツケースがある場合は、荷物を積むスペースが限られるオートリキシャよりも、タクシーの方が快適です。
オートリキシャの利用方法や料金交渉については、以下の記事でも紹介しています。
駅の場所を確認しておこう
アグラには複数の鉄道駅があるため、タクシーやオートリキシャを利用するときは、目的地を間違えないように注意しましょう。
アグラ・カント駅の駅コードは「AGC」です。乗車券に記載されている駅名・駅コードを確認しておくと安心です。
特にアグラ・フォート駅とは別の駅なので、間違えないようにしましょう。
アグラ・カント駅に到着
今回利用したのは、デリーのハズラト・ニザムディン駅とアグラ・カント駅を結ぶ高速列車のガティマン・エクスプレスです。
デリーからアグラまでは約1時間40分で、比較的短時間で移動できます。
アグラ・カント駅に到着したら、プラットフォームから案内表示に従って出口へ向かいます。
複数のプラットフォームがあるため、到着したホームによっては跨線橋を利用して移動することになります。

駅構内は多くの乗客でにぎわっており、ホームには列車を待つ人や荷物を持って移動する人など、インドの主要駅らしい光景が広がっています。
なお、ガティマン・エクスプレスの車内設備や食事、エグゼクティブ・チェアカー(EC)の乗車レビューについては、別の記事で詳しく紹介しています。
アグラ・カント駅の構内と設備
アグラ・カント駅は観光客も多く利用する主要駅ということもあり待合室や売店、荷物預かり所などの設備が設けられています。
売店・飲食店
駅構内には、軽食や飲み物などを購入できる売店があります。ただし、日本の大きな鉄道駅のような商業施設が充実しているわけではありません。
日本のキオスクのような売店で、列車の待ち時間に飲み物を購入したり、簡単な食事を済ませたりすることができます。
待合室・エグゼクティブラウンジ
アグラ・カント駅には一般の待合室に加え、エアコン付きの「エグゼクティブラウンジ」も設けられています。

エグゼクティブラウンジは、プラットフォーム1にあります。
列車情報の表示や、新聞・雑誌などのサービスがあり、有料で利用できる施設です。利用料金や営業状況は変更される可能性があるため、利用前に確認してください。
トイレ
アグラ・カント駅には旅行者が利用できるトイレがあります。
トイレは、有料のエグゼクティブラウンジ内のほか、プラットフォーム1にも有料トイレがあります。
ただし、インドの公共施設では、日本と同等の設備や清潔さを期待できない場合もあります。
トイレットペーパーも用意されていませんので、ティッシュなどを持参するようにしてください。
荷物預かり所
プラットフォーム1には、「Cloak Room」と呼ばれる荷物預かり所もあります。
大きなスーツケースなどを持って移動する場合には便利な施設ですが、利用条件や営業時間、料金は事前に確認しておくことをおすすめします。
また、貴重品やパスポートなどは預けず、必ず手元で管理しましょう。
アグラ・カント駅から列車に乗るまでの流れ
インドの鉄道駅では、日本の鉄道駅とは異なり、自動改札機に切符を通してホームに入る仕組みではありません。
そのため、初めて利用する場合は少し戸惑うかもしれませんが、基本的な流れを理解しておけば、それほど難しくありません。
電光掲示板でプラットフォームを確認
駅構内に入ったら、電光掲示板で乗車する列車のプラットフォームを確認します。

アグラ・カント駅では、電光掲示板は駅構内のほか、駅舎外のチケット売り場付近にもあります。
表示されている情報は以下の5つです。
- Train No.:列車番号
- Train Name:列車名
- PF No.:プラットフォーム番号
- A / D:Arrival(到着) / Departure(出発)
- Exp. Time:到着・出発の見込み時刻
特に重要なのが列車番号とプラットフォーム番号です。
インド鉄道では列車名が似ている場合もあるため、列車番号で照合してプラットフォーム番号を確認するのが確実です。
デリーのハズラト・ニザムディン駅の掲示板には遅延情報が表示されていましたが、アグラ・カント駅の掲示板では、遅延時間は表示されていませんでした。
プラットフォームへ移動
日本の鉄道駅のような改札はありませんが、プラットフォームへ向かう際には手荷物検査を受ける必要があります。

手荷物検査を終えて進むと、すぐ目の前にプラットフォーム1があります。

アグラ・カント駅ではプラットフォームが6つあるため、別のプラットフォームへ移動する場合は、跨線橋などを利用します。
インドの鉄道駅では大きな荷物を持った旅行者も多く、エレベーターやエスカレーターも限られているため、混雑すると移動に時間がかかる場合があります。
また、インドの列車は非常に長いので、指定席の列車では、ホームに到着したら自分の乗る車両がどこに停車するのか確認しておくと安心です。
プラットフォームの直前変更に注意
今回のアグラ・カント駅での体験で、特に印象に残っているのがプラットフォームの変更です。

ガティマン・エクスプレスはもともとプラットフォーム2から出発予定でした。

プラットフォーム変更後の写真です。ガティマン・エクスプレスの出発ホームがプラットフォーム3に変わっているのがお分かりいただけると思います。
インドの鉄道を利用する際は、プラットフォームを確認した後も油断は禁物です。
今回はプラットフォームの変更を知らせるアナウンスがありませんでした。乗車する列車の情報を、出発直前まで電光掲示板などで確認することをおすすめします。
アグラ・カント駅を利用するときの注意点
最後に、アグラ・カント駅を利用するときに知っておきたい注意点をまとめます。
余裕を持って駅に到着する
インドの鉄道を利用するときは、出発時刻ぎりぎりではなく、余裕を持って駅に到着することをおすすめします。
駅の入口で手荷物検査が行われる場合や、プラットフォームへの移動に時間がかかる可能性があるためです。
特に初めて利用する駅では、駅の構造や乗車するホームの場所が分からず、予想以上に時間がかかることもあります。
個人的には、出発時刻の30〜45分前には到着しておくと安心です。
列車の遅延を想定して予定を立てる
インド鉄道では、列車の遅延が発生することも珍しくありません。
今回利用したガティマン・エクスプレスも、往路のアグラ到着時には約10分の遅れがありました。
この程度であれば観光への影響はほとんどありませんが、復路は約2時間30分遅れて、ハズラト・ニザムディン駅に到着しました。
特に帰国便への乗り継ぎなど、時間に制約のある予定を組む場合は注意が必要です。
駅前の客引きに注意
アグラ・カント駅の周辺では、タクシーやオートリキシャのドライバーから声を掛けられます。こうした客引きはインドの観光地では珍しいものではありません。
利用するつもりがなければ、無理に相手をする必要はありません。はっきり断れば大丈夫です。
また、料金交渉が必要な交通手段を利用するときは、乗車前に目的地と料金を確認するようにしましょう。
貴重品の管理に気を付ける
アグラ・カント駅に限った話ではありませんが、混雑する鉄道駅では貴重品の管理にも注意が必要です。
特にホームや跨線橋など、人が密集する場所では、財布やスマートフォン、パスポートなどを、外から手が届きやすいポケットに入れないようにしましょう。
大きな荷物を持って移動するときも、手荷物から目を離さないことが大切です。
まとめ
アグラ・カント駅は、デリーをはじめインド各地と結ばれている主要鉄道駅で、待合室や売店、荷物預かり所などの設備も整っています。
日本の鉄道駅とは異なる部分もありますが、列車番号やプラットフォームを確認しながら行動すれば、初めてでもそれほど難しくありません。
ただし、今回私が経験したように、出発直前になってプラットフォームが変更されることもあるため、余裕を持って駅へ向かい、出発直前まで案内表示をこまめに確認することが大切です。
デリーから鉄道を利用してアグラを訪れる方は、ぜひ参考にしてください。





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