ANA 羽田-北京線 エコノミークラス搭乗記|プレエコ席をエコノミーで使う裏技も紹介

エコノミークラス
ANA 羽田-北京搭乗記
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こんばんは、オヤジです。

2025年6月の北京旅行の際に利用したのがANA(全日空)の国際線エコノミークラスです。安定のサービスに加え、この路線ではプレミアムエコノミークラスの座席をエコノミークラス運賃で利用できるという“裏技”もあります。

本記事では、ANA羽田-北京線の基本情報、チェックイン手続き、機材の詳細、そしてプレミアムエコノミークラス座席の利用方法までを詳しく解説します。

ANAの北京線について

ANAは、東京(羽田・成田)および関西国際空港から、中国本土の主要都市へ路線を運航しています。

羽田空港と北京首都国際空港(PEK)を結ぶ路線は、2025年冬ダイヤ(2025年10月26日から2026年3月28日までの運航分)において、以下の2往復が設定されています。

路線便名運行日出発時刻到着時刻
東京羽田-北京首都NH961毎日8:5512:15
東京羽田-北京首都NH963毎日17:2520:35
北京首都-東京羽田NH964毎日8:2512:40
北京首都-東京羽田NH962毎日15:1519:35

羽田-北京間の飛行距離は2,113kmで、所要時間は約4時間半ほどです。

現在、東京からの北京便は羽田発着のみで、成田発着の便は運航していません。

手荷物ルール

機内持ち込み荷物

機内持ち込みのルールは下記のとおりです。

項目規定内容
合計個数2個 まで
手荷物 1個
身の回り品
(ハンドバッグ、PCバッグなど) 1個
合計重量10kg(22ポンド)以内
※手荷物と身の回り品の合計
サイズ(手荷物)3辺(縦・横・高さ)の合計が115cm以内
各辺が 55cm × 40cm × 25cm以内
※キャスターやハンドル部分も含む
サイズ(身の回り品)前の座席下に収納できる大きさのもの

受託手荷物

アジア便のエコノミークラスの受託手荷物のルールは下記のとおりです。

項目規定内容
受託手荷物個数2個
※「Value運賃」「Light運賃」は1個まで
※「Basic運賃」は無料枠はなし
受託手荷物重量1個あたり23kg以内
受託手荷物サイズ1個あたり3辺合計158cm以内
機内持ち込み手荷物メイン1個(55×40×25cm以内、10kg以内)+身の回り品1個
機内持込総重量2個合計で10kg(機材により15kgの場合あり)
備考運賃種別・渡航先により例外あり。公式サイトで要確認

ANA上級会員の特典

ANAマイレージクラブ(AMC)のプレミアムメンバー(ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズサービス、スーパーフライヤーズカード保有者など)は、ANA国際線利用時に様々な特典を受けることができます。

私はスーパーフライヤーズカード(SFC)保持者のため、、SFC保持者が空港で享受できる主な特典を下記にご紹介します。

  • 優先チェックインカウンター利用
  • 追加無料手荷物許容量(通常の許容量に加えてさらに1個無料)
  • ラウンジの利用(羽田はANAラウンジ、北京は中国国際航空ラウンジ)
  • 手荷物の優先受け取り(ターンテーブル優先)
  • 優先搭乗

羽田空港でのチェックイン

私が利用した際には、羽田-北京線は、羽田空港 第3ターミナルからの発着でした。

私の利用したNH961便の場合、チェックインの締め切り時間は定刻出発の約1時間前(7:55)に設定されています。

羽田空港 Face Express

通常のチェックインをしても良かったのですが、せっかくのANA便ですので、Face Expressを利用しました。

Face Expressのメリットは、保安検査時に専用レーンを利用できる点です。利用者が少ないため、保安検査場への入場は非常にスムーズでした。

Face Expressの詳細に関しては、下記の記事をご参照ください。

NH961便の場合、搭乗ゲートではFace Expressは利用できませんでした。

出国後は、ANAラウンジで出発までの時間を過ごしました。

北京首都国際空港でのチェックイン

ANA便は北京首都国際空港(PEK)では第3ターミナル(T3)を利用しています。

チェックインは出発予定時間の3時間前から可能です。締切は羽田空港と同様の1時間前です。

北京首都国際空港のT3はは非常に広く、国際線出発エリアのEゾーンまでは無人シャトルでの移動が必要です。それに加え、保安検査が非常に厳しいので、早めにチェックインを済ませ、時間に余裕を持った行動をおすすめします。

プレミアムエコノミー席に乗る方法

北京便にプレミアムエコノミークラス(プレエコ)の設定はありません。しかし、機材によってはプレエコ席が設置されていることがあります。出発予定時刻の24時間前からオンラインチェックインが可能になり、その際にプレエコ席を指定できます。

私は運よく往路も復路もプレエコ席を指定することができました。

プレエコ席はすべての機材で設定されているわけではありません。また、プレエコ席を指定できた場合も、機内食などのサービスは通常のエコノミークラスのものとなります。

座席指定は早い者勝ちなので、正直あまり公開したくない情報ですが、読者の皆さまのお役に立てればと思い掲載しました。

機材とアメニティ

機材の詳細を一覧でまとめます。以下の情報はプレミアムエコノミー席に関するもので、通常のエコノミークラス座席とは異なりますのでご注意ください。

使用機材Boeing 777-300
座席配置2-4-2
シートピッチ約49cm
シート幅約97cm
ヘッドレストあり
レッグレストあり
フットレストあり
モニター15.6インチ
機内エンターテイメント充実している
読書灯あり
電源あり
USBポートあり
機内Wi-Fiなし
ブランケットあり
スリッパなし

座席に用意されているアメニティはブランケットのみです。

機内の様子

座席の配置は2-4-2です。

機内の座席配置

プレミアムエコノミー席だけあり、シートピッチもシート幅も広く、非常に快適です。フットレストとレッグレストもあります。

モニターもエコノミークラスと比べると大きな画面でエンターテイメントを楽しむことができます。

座席には、USB電源とAC電源がモニターのすぐ下に配置されており、スマートフォンなどの充電に大変便利です。

私は機内では原則インターネットを利用しないため実際には試していませんが、機内Wi-Fiサービスも提供されています。動画の視聴はできませんが、テキストメッセージのやり取りや、通常のWEBサイトのブラウジングは可能です。

機内食

ANAの羽田発北京行きフライトでは、短距離国際線ながら質の高い機内食が提供されます。ただし、種類は1種類のみで選択することはできません。

羽田 - 北京 NH961便

安定飛行に入り、しばらくすると機内食とドリンクが一緒にサーブされます。

機内食

メインは赤ワインで煮込んだハッシュドビーフです。豊かな赤ワインの風味がじっくり染み込んだ柔らかな牛肉とコク深いソースが絶妙で満足感が高かったです。

ハーゲンダッツ

食後のデザートはハーゲンダッツです。

機内で食べるアイスクリームは本当に美味しくて至福のひとときです。

北京 - 羽田 NH962便

往路同様、離陸後1時間位で機内食とドリンクが提供されます。

機内食

メインの機内食は魯肉飯です。甘辛い醤油ベースの豚肉そぼろがご飯にしっかり絡み、一口食べるごとに旨みが広がりました。しっとりとした柔らかい豚肉とご飯の組み合わせが絶妙で、機内食とは思えないほど美味しかったです。

ハーゲンダッツ

デザートは復路もハーゲンダッツです。北京発なので、ハーゲンダッツは期待していなかっただけに嬉しかったです。

ANAの機内食のメニューは下記より確認できます。選択できませんので、もしどうしても食べられない場合は、搭乗の1週間前まででしたら特別機内食をオーダーすることも可能です。

料金について

通常運賃は時期や予約クラスによって変動しますが、セール時期を狙うことにより、お得に利用することが可能です。

私はエコノミークラスの「Light運賃」を利用しましたが、往復で51,190円でした。この金額は同期間の中国国際航空などの中華系のフルキャリア航空会社よりも安く、非常にお得に予約することができました。

羽田-北京首都国際空港間の基本マイルは片道1,313マイルですが、「Light運賃」のKクラスは積算率が30%のため393マイル。それにSFCボーナスマイル157マイルが加算され、片道約500マイル、往復でちょうど1,000マイルを獲得できました。

まとめ

NA羽田-北京線のフライトは、約4時間半という短距離国際線ながら、最新鋭機材(B777-300など)による充実した設備やエンターテインメント、無料Wi-Fiサービスなど、快適に過ごせる環境が整っていました。

ANAは定時到着率の高さにも定評があり、セール時期を狙うとお得な運賃で利用可能です。ANAで安心かつお得に、快適な空の旅を楽しんでください。

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