こんばんは、ムスコです。
今回、約1週間かけてウイグル自治区を観光しました。ちょうど1週間程度有給休暇を取得しようとしていたタイミングで、天津航空の羽田-天津(経由)-ウルムチというルートが、往復約3.5万円で提供されていたため即決しました。
天津航空は格安でフライトを提供している航空会社ですが、エコノミークラスの搭乗体験はどのような感じか、ご紹介いたします。
天津航空について
天津航空は、中華人民共和国の天津浜海国際空港を拠点とする航空会社です。海南航空グループの一員として設立され、現在は国内線を中心に、香港、モンゴルへの国際線も運航しております。保有機材はエアバスA330、A320、エンブラエルE190などが中心です。
中国国内の8拠点を持ち、特に新疆ウイグル自治区と内モンゴル自治区の地域航空市場で重要な役割を担っています。近年は日本路線の再開にも積極的で、新千歳や名古屋/中部への路線を再開しています。
SKYTRAX社から『中国最高の地域航空会社』を受賞するなど、運航品質とサービスにおいて高い評価を得ています。今後のさらなる発展が期待される航空会社です。
羽田空港第3ターミナルでのチェックイン
チェックインに関して
今回は2:15発のフライトでした。羽田空港でのチェックインは第3ターミナルのLチェックインカウンターでした。
通常の航空会社のチェックインは3時間前からオープンすることが多いですが、天津航空は2時間30分前にチェックインカウンターが開きます。今回のケースでは23:45にチェックインカウンターがオープンしました。
私は22:50頃にチェックインカウンターに到着しましたが、深夜便ということもあり既に30人程度先客がいました。

私が並んでからチェックインカウンターが開くまで、約1時間かかりましたが、その間に長蛇の列が・・・。
意外にも一組当たりのチェックインはそこまで時間がかからず、私の場合チェックインカウンターがオープンしてから約10分程度でチェックインを終えることができました。中国便もチェックインに要す時間が以前ほど長くないような気がします。
チェックインの手続き (オンラインとオフライン)
今回私は天津航空の航空券をTrip.comにて予約しました。残念ながらTrip.comではオンラインチェックインはできません(というより、天津航空の少なくとも国際線はオンラインチェックイン自体が不可のようです)。
事前に座席指定ができないか公式サイト (WeChat及びiOS公式アプリ) にて確認しましたが、そもそもアプリの登録に中国の電話番号が必要で基本的に外国人は不可になります (一応私は中国の電話番号を持っていたので、その電話番号を使い登録はできましたが、結局、フライト参照時に購入時の携帯番号が必須だったため、座席指定は断念しました。)。
事前座席指定したい場合は、空港に早めに行きチェックイン時に指定するとよいでしょう。今回のケースでは窓側もしくは通路側を指定できます。チェックインが遅くなればなるほど、真ん中の座席(今回のフライトは3-3配置)になる可能性が高いため、少しでも快適なフライトを享受したい場合は遅くとも3時間前にチェックインカウンターにて並んでおくとよいでしょう。
機材とアメニティ
機材とアメニティを一覧でまとめます。
使用機材 | Airbus A320 |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 約71cm -74cm |
シート幅 | 約44cm |
ヘッドレスト | なし |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニター | なし |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | あり |
電源 | なし |
USBポート | なし |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | なし |
スリッパ | なし |
機内の様子
使用機材はエアバスA320で座席配置は3-3です。

座席のシートピッチはLCCとほとんど変わらないほど狭いです。身長が164cmと一般的な男性の平均身長をかなり下回っている私でさえ、かなり窮屈に感じる狭さでした。
路線によるかもしれませんが、東京-天津の路線は比較的人気がある路線のようで往路・復路ともにほぼ満席であったため、前後左右かなり窮屈なフライトになります。

座席には天津航空のWechatミニアプリにて食事や座席アップグレード、そのほかサービスを享受できるという案内があります。ただし、Wechatアプリを持っていることが前提で、かつフライト中は利用が不可だったのであまり役には立ちませんでした。

窮屈ではありますが、座席自体はとても清潔で特に不満はありません。
一応機内食は出ますが、わたしは今回睡眠に集中したかったので、スキップいたしました。参考までに、天津-ウルムチ路線にて提供された食事を紹介します。

私が搭乗したフライトで提供された機内食は、白身魚と野菜炒めをおかずとしたものです。今回食した機内食は想像以上に美味しく、とても満足感がありました。
最近、中国南方航空をはじめとする様々な中華系航空会社に搭乗していますが、以前と比較してかなり機内食のクオリティは上がっているように見受けられます。
航空券の価格
今回搭乗した東京-天津便は、意外と高値になるケースが多く、平均4.5万円程度になります。天津便では他にスプリングジャパンがかなり低価格で提供していますが、受託手荷物がつきません。天津航空はLCCではないため、受託手荷物が20kgや機内食といったサービスを享受することができます。
また、天津経由で中国の別の地域に飛ぶフライトもよく散見され、その場合天津直行便よりも価格が安いケースがよくあります。例えば、今回の最終目的地であるウルムチまでは、3.5万円とかなり低価格でした。
中国の地方に観光に行きたい方は、天津航空を使うことでかなり安く現地に向かえる可能性があります。
まとめ
今回のフライトの機材はナローボディのA320だったため、シートピッチが狭く正直快適とは程遠いフライトでした。ただし、「シートピッチが狭い=人を詰め込む=価格の値下げ」が可能なため、リーズナブルな旅行を目的としていた今回に関しては、不満は一切ありませんでした。
もし快適さよりも価格を重視している方は、天津航空はかなりおすすめになります。
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