こんばんは、オヤジです。
ルアンパバーン国立博物館は、1995年にユネスコ世界遺産に登録されたルアンパバーンの中心的な観光スポットであり、ラオスの王政時代の栄華と歴史を物語る貴重な文化遺産です。
今回はルアンパバーン国立博物館の見どころや注意点についてご紹介します。
ルアンパバーン国立博物館の歴史的背景
ルアンパバーンの国立博物館は、1904年から1909年にかけて、フランス植民地時代にルアンパパーン王国の宮殿として建設されました。
この建物は、フランス建築とラオス伝統建築の見事な融合を体現しており、1945年のラオス王国の成立を経て、1975年の王政の廃止まで王族の住居として使用されていました。
1976年から一般公開され、現在は国立博物館として多くの人々を魅了しています。
ルアンパパーン国立博物館のロケーションと基本情報
ルアンパパーン国立博物館はメインストリートであるシーサワンウォン通りに面しています。


敷地内に入るためにはチケットを購入する必要があります。


大きな荷物は博物館に持ち込むことができませんのでロッカーに預ける必要があります。
ロッカーに向かう途中に最後のルアンパバーン王であり初代ラオス王であるシーサワンウォン王の銅像があります。

シーサワンウォン王像の奥にある建物にロッカーがありますが、上の写真の赤枠の部分がロッカーの入口です。
- インフォメーション
- 地図
住所 | 27 Ounheun Rd, Luang Prabang, Laos |
電話番号 | +8562057895313 |
WEBサイト | https://www.tourismluangprabang.org/ja/things-to-do-2/culture-and-history/national-museum/ |
営業時間 | 8:00〜11:30、13:30〜16:30 |
入場料 | 60,000キープ |
所要時間 | 1時間程度 |
黄金の祠
ロッカーに行く前に敷地内の右手方向にある「黄金の祠」を訪れてください。

黄金の祠にはルアンパバーンの名前の由来になったパバーン仏が鎮座しています。
パバーン仏は14世紀にクメール王朝(現カンボジア)からラオ人最初の統一国家であるランサーン王国の初代王であるファーグム王に贈られた純金製の仏像で、ルアンパバーンの人々にとって精神的な象徴です。
パバーン仏は写真撮影禁止です。
パバーン仏は、普段は黄金の祠に安置されていますが、毎年4月のラオス正月の3日間だけ、隣のワット・マイ寺院に移されます。
国立博物館入館時の注意点
ロッカーに荷物を預けましたら、博物館に向かいます。

博物館に入る時にチケットは回収されます。また、博物館内にはトイレがありませんのでご注意ください。
トイレは博物館裏側にありますが、一度入館すると退館して再入館はできないと思いますので、先に済ませておいてください。
博物館内は写真撮影禁止です。スマートフォンは館内に持ち込むことができましたが、カメラはできませんのでロッカーに預けてください。
国立博物館の見どころ
建築と内部空間

建物は当初、フランス美術館の様式にラオスの伝統建築を融合させたデザインでしたが、シーサワンウォン王の時代に尖塔が追加され、現在のラオス式デザインが完成しました。
博物館の内部は、かつての王宮の栄光を見事に再現しています:
- 王座の間: 威厳に満ちた王座の間は、王家の権威と伝統を今に伝えます。精緻な装飾と歴史的な雰囲気は、訪問者を別世界へと誘います。
- 王妃の部屋: プライベートな空間として保存された王妃の部屋は、王室の日常生活を垣間見せる貴重な機会を提供します。
- 王室礼拝堂: 王族の精神性と信仰を反映する礼拝堂は、ラオスの仏教文化の深さを示しています。
展示物の魅力
写真でご紹介できないのが残念ですが、博物館には王族の歴史を物語る驚くべき収蔵品が並んでいます。
- 王族の遺品: 王族が使用した精巧な装飾品や調度品は、当時の王室の生活様式を生き生きと物語っています。繊細な細工が施された王冠、豪華な衣装、精密な家具は、ラオス王室の栄華を余すところなく伝えます。
- 国際的な贈呈品: 世界各国から寄贈された外交的記念品は、ラオス王国の国際的な関係を示す貴重な証拠です。これらの品々は、19世紀末から20世紀半ばにかけての国際関係の複雑さを物語っています。
クラシックカーコレクション
博物館の裏手にあるガレージには、王族が使用していたクラシックカーが展示されています。
これらの歴史的な車両は、20世紀半ばのラオス王室の近代化と国際的な影響を物語る興味深い展示物となっています。
おわりに
ルアンパバーン国立博物館は、ラオスの歴史や文化を間近に感じられる特別な場所です。
この博物館を訪れることで、王政時代の華やかな暮らしやラオス独自の建築美、そして深い仏教文化に触れることができます。
また、敷地内の「黄金の祠」でパバーン仏にお参りすることもお忘れなく。
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