山海関の万里の長城巡り③|海に伸びる長城「老龍頭」を徹底解説

老龍頭
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こんばんは、オヤジです。

山海関エリアで「まず優先して行くべきスポット」としておすすめしたいのが「老龍頭」です。万里の長城が海へと伸びていく、非常に印象的な景観を楽しめる場所で、山海関を代表する観光地のひとつとして知られています。

山の上を歩く角山長城とは違い、老龍頭は比較的歩きやすく、初めて山海関を訪れる方でも観光しやすいのが魅力です。

この記事では、老龍頭の見どころや行き方に加えて、実際に優先して訪れるべきスポットなのかという点についても、分かりやすく解説します。

老龍頭とは?万里の長城が海へ伸びる東端の名所

老龍頭は、中国河北省秦皇島市の山海関エリアにある万里の長城の一部で、「長城が海へ伸びて行く場所」として知られる名所です。

明代に築かれた山海関防衛システムの一角をなしており、入海石城、澄海楼、寧海城、海神廟など複数の見どころで構成されています。

万里の長城を巨大な龍にたとえたとき、海に頭を突き出すように見えることから「老龍頭」と呼ばれるようになったとされます。

創建は明の洪武年間1382年、のちに戚継光による整備も行われ、山海関の海側を守る重要拠点として機能していました。1900年に大きな被害を受けましたが、1980年代以降に修復が進められ、現在の姿が整えられています。

  • 基本情報
  • 地図
中国語名老龙头
英語名Old Dragon’s Head / Laolongtou
住所河北省秦皇島市山海関区老龍頭路1号
1 Laolongtou Road, Shanhaiguan District, Qinhuangdao, Hebei
電話番号+86 335 515 2996
営業時間4月1日~10月31日:7:30~18:00
11月1日~3月31日:8:00~17:00
入場料60元(約1,380円)
所要時間1時間30分〜3時間

老龍頭への行き方

老龍頭は、山海関の主要観光地の中でも比較的アクセスしやすいスポットです。山海関駅や天下第一関周辺からタクシーやDiDiを使えば、無理なくアクセスできます。

また、老龍頭には多くのタクシーが待機しており、DiDiもつかまりやすいため、帰りの足を心配する必要はありません。

九門口水上長城のようにアクセス難易度が高いわけではないので、初めて山海関を訪れる方でも旅程に組み込みやすいのが魅力です。

山海関観光の中では、天下第一関とあわせて回りやすい定番スポットと言えます。

チケット購入方法

老龍頭はツーリストセンターでチケットを購入できます。

チケットセンター

支払いは現金、Alipay、WeChat Payに対応していますが、角山長城と同様に、AlipayやWeChat Payに外国のクレジットカードを紐づけている場合、支払いがエラーになります。

エラーになった場合でも、スタッフの方が自身のAlipayで支払いを行い、その方のAlipayアカウント宛てに私が支払うという形でチケットを購入できした。ただし、スタッフにより対応が異なる可能性がありますので、現金を用意しておくと安心です。

入場ゲート

チケット購入後は、ツーリストセンターを出て左手にあるゲートから中へ入ります。

寧海城

ゲートから入ってしばらく歩くと、「寧海城」と書かれた城門があり、その先が老龍頭の観光エリアになっています。

老龍頭の見どころ

老龍頭の主な見どころやおすすめの回り方は、寧海城の手前にある案内図で確認できます。

案内地図

すべて回ると3時間ほどかかります。私たちは、1日で万里の長城関連スポットを4か所回るという無謀なスケジュールだったため、すべてを見学する時間はなく、主な見どころだけを回りました。

海へ伸びる長城「入海石城」

老龍頭最大の見どころは、何といっても長城がそのまま渤海湾へ伸びていく「入海石城」の景観です。

入海石城

明代に整備された入海石城は、万里の長城が海へ伸びていく景観を象徴する存在として知られています。

入海石城

巨大な花崗岩を積み上げて造られたその姿は非常に貴重で、長城の中でも特別な存在感を放っています。

海と長城が一体となった景観は非常に印象的で、山海関らしさを最も強く感じられるスポットです。「万里の長城の東端」に来たことを実感しやすく、山海関観光のハイライトとしてよく挙げられるのも納得です。

老龍頭が万里の長城の東側の起点として有名なのは間違いありませんが、地理的に一番東に位置しているのは、遼寧省にある「虎山長城」です。

乾隆帝直筆の扁額がかかる澄海楼

老龍頭景区の中心的な建物のひとつが「澄海楼」です。

澄海楼

澄海楼は老龍頭を象徴する建物のひとつで、清朝の皇帝たちが海を眺めながら詩宴を開いた場所として知られています。

「澄海楼」と書かれた扁額は、清の乾隆帝の直筆と伝えられています。

「雄襟万里」の扁額は乾隆帝によるものではなく、明朝の大学士・孫承宗が記したものです。

現在見られる建物は1980年代以降の修復によるものですが、ここから海と長城を見渡す景色は非常に印象的です。

海の神を祀る海神廟

老龍頭を歩いていると、どうしても海へ突き出す長城の迫力に目を奪われますが、あわせて立ち寄りたいのが「海神廟」です。

海神廟

実際に訪れてみると、観光客でにぎわう長城周辺とは少し空気が異なり、境内にはどこか落ち着いた雰囲気が漂っていました。

海神廟は、海の安全を祈るために建てられた廟で、老龍頭が単なる景勝地ではなく、海防の拠点としても重要な意味を持っていたことを感じさせてくれる場所です。

華やかさよりも、海とともにあったこの地の歴史を静かに伝えるような佇まいが印象的で、長城の絶景を見たあとに訪れることで、老龍頭という場所をより深く理解できるスポットだと感じました。

老龍頭は行くべき?

老龍頭は、山海関を初めて訪れる方なら、まず優先して訪れたいスポットです。九門口水上長城のようなアクセスの難しさもなく、角山長城ほど体力も必要ありません。

そのうえで、「海へ伸びる長城」という山海関らしい唯一無二の景観をしっかり楽しめます。

向いている人

  • 山海関でまず定番スポットを押さえたい方
  • 万里の長城の東端らしい景観を見たい方
  • 体力をあまり使わずに観光したい方
  • 歴史と景色の両方を楽しみたい方

向いていない人

  • ひたすら長城を歩く体験を重視したい方
  • 山登りのような達成感を求める方
  • 人の少ない穴場だけを狙いたい方

観光時の注意点

老龍頭を訪れる際の注意点をまとめます。

  • 海沿いは風が強いことがあるため、羽織れるものを持っていくと安心です。
  • 景区内はそれなりに歩くため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
  • 電子決済がエラーになる場合がありますので、現金を用意しておくと安心です。

まとめ

老龍頭は、万里の長城が海へと伸びていく景観を楽しめる、山海関を象徴するスポットです。

万里の長城というと山岳地帯を思い浮かべる方が多いと思いますが、老龍頭ではそのイメージが良い意味で覆されます。山の長城とはまた違った魅力を味わえる点も、このスポットの大きな価値です。

初めて山海関を訪れる方であれば、まず優先して訪れたいスポットです。ここでしか見られない、海と長城が重なる独特の景観は、きっと満足度の高い体験になるはずです。

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