世界の床屋から〜ホーチミン編

ベトナム床屋 ベトナム
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こんばんは、ムスコです。

今回は恒例の(2回目ですけど)世界の床屋からシリーズです。

ホーチミンの床屋って言ったらもちろんかの有名なセクシー床屋でしょ!と多くの方が思い浮かべると思います。

もちろんそうです!と言いたいところなんですが、すみません…今回は床屋に行く前に言ったマッサージ屋がかなりヤバいところ(エッチなところ)で20万ドン(約1000円)と言われたのに120万ドン(約6000円)請求されて…

詳細は書きませんがとにかくセクシー床屋に行くのが多少怖くなってしまい断念しました。

その代わり仲良くなったベトナム人に5万ドン(約250円)の床屋を紹介してもらったので、その床屋で髪の毛を切ることにしました。

今回床屋を紹介してくれた人はベンさん(仮名)。

ベンさん

120万ドンを失ってトボトボ歩くムスコ。そんな時にベンさんが「日本人?」と日本語で声をかけてきた。

聞くところによるとベンさんはベトナムのJTBで働いていたそうで、カタコトの日本語を話した。

そんなベンさんと話していると先程までの絶望感がどこかに消えていた。とてもいい人だった。

そんな時にホーチミンで髪を切りたいって言ったらベンさんが「オレがいつもいてる床屋にいこ!5万ドン」って言ってきた。

さらには床屋のほかに自分がまだ行ってない観光地に連れたいってくれるとのこと。

また値段を聞いたら10万ドンでも20万ドンでもいいよだって。

JTBで働いていたことが事実だと知ったためベンさんを信用して連れて行ってもらうことに(←今更感あるけどJTBってだけで信用するオレはどうなんだ笑)。

さて、格安の床屋はどんなところだろうとワクワクしていると、ベンさんがバイクを停めてここだよと言った。

しかし、周りを見回しても床屋らしき建物は見当たらない。

ベンさんにどこか聞き直すと、ベンさんが指を指した。その先には…

ホーチミン 野外床屋

これは完全に笑うしかない。まさかの野外床屋。

そりゃ安いわけだ。てかこんな床屋で大丈夫なのだろうか?

そんな思いとは裏腹にベンさんが床屋のおじさんとさっさと話を進めて席に座れと命じてきた。

ベンさんが通訳として、「どんな髪型にする?」と聞いてきたので、もちろん「ベトナム人のようにして!」とお願いした。

ベンさんは苦笑いしながらそのことを床屋のオヤジに伝え、カットが始まった。

ホーチミン 野外床屋

おー、一応白いやつもあるんだ。と思いながら鏡に映る自分を見る。

思いのほか、いやかなりオヤジは上手かった。

手際の良さがいつも日本で贔屓にしている床屋とほとんど変わらない。

一方で床屋の外が野次馬でいっぱいだった。野外だから観光客が大勢歩いているわけで、完全に欧米人の見世物になっていたのだ。

バスの中から写真を撮られたり、道行く人に写真を撮られたり、はたまたこっちを向いてと声を掛けられたり…

大学の授業で観光客にとって非日常なものは観光対象になり得る、って習ったけどまさか自分が観光対象になる日が来るとは…(笑)

無断で人に写真を撮られることがいかにストレスになるかが今回の体験を通して知れたぜ!

さて、そんな中でも散髪は続いていくわけで、手際よく20分くらいで切り終わった。

おー、ベトナム人だ(笑)

いい感じにベトナム人にしてくれましたね(笑)

そのあと、顔剃りもやってくれましたが、水洗いはもちろん無し。

頭にたくさんの髪の毛をつけて散髪屋を後にしました。

もちろん代金は5万ドン。正直かなり散髪が上手だった。

カッコよすぎるぜ、オヤジ…さすがプロだな!

さて今回もベトナム人エピソードを紹介したいと思います。

①シンツーリストのバスに乗る時の出来事

シンツーリストのバスチケットはベトナム語と英語の二枚続きのチケットになっているが、バスに乗る時に一枚回収される。外国人には英語のものを、ベトナム人にはベトナム語のものを。

ムスコの番が回ってきてチケットが回収された際に「Thank you」と言ったらなんか変な目で見られた。

チケットを見ると…手元に残っていたのはベトナム語のチケットでした。

これじゃ座席番号わかんねーよ(笑)

②フエのティエンムー寺での出来事

ティエンムー寺に着いて入り口で写真を撮っていると、隣から聞き覚えのある言語が聞こえてきた。

日本人の女の子3人組だったのだが、「3人で記念撮影したいね〜」て言うのを聞いて、声をかけた。

「写真撮りましょうか?」

その時の反応が、

「えっ、びっくりしたー」←分かる

「日本人だったんですね、全く気付きませんでした」←まだ分かる

「日本語の上手いベトナム人なんじゃない?」←酷くない?笑

その後彼女たちの写真を撮ってあげました。

③メコンデルタ川へ行くバスの中での出来事

このクルーズで幸運だったのはベトナム人で5年間の日本留学経験を持つクアンさんと仲良くなったことでした。

さて、そのクアンさんと隣に座ってバスに乗っていたのですが、ガイドさんが途中で名前を書くように促されました。

今回は英語で言われたので、ベトナム人とみなされていないと思っていました。

しかし、隣に座っているクアンさんにもガイドさんは英語で話しかけ、クアンさんもこれには苦笑い。

今回はクアンさんが日本人に間違えられたんだなと思ってました。

しかしその後クアンさんが衝撃の一言を…

「ぼくとムスコさんは同じ国の人で、最初はベトナム人だと思ったんだって。でも、通路側にいたムスコさんの格好が日本人ぽくて英語で話しかけたら日本人だったからぼくも日本人だと思ったらしい(笑)」

つまり、

1.本当は自分達をベトナム人に思った。

2.ムスコの格好が日本人ぽい、一応英語で話しかけてみよう!

3.ムスコが日本人だった。と言うことは顔の似ている隣のやつもベトナム人ぽいけど日本人だろう!

4.なんだよ、お前はベトナム人かよ…

まあ要するに、二人とも顔が似てたから同じ国の人だと思われたんだね(笑)

まあ行く先でベトナム人にすらベトナム人に似てるねって言われる訳だからしょうがないわけでして。

今回に関してはベトナム人の平均身長と、ムスコの身長がほぼ一致してるのも関係してるのでしょう。

間違えられることに嫌気をさしてる、と言うことは全くありません。むしろ行く先々で会う人々の反応を楽しんでいます(笑)

今回のホーチミン床屋は以上となります。

野外床屋はもちろん初めてでとても貴重な体験となりました。

ちなみにベンさんは、予告通り色々な観光地に連れて行ってくれたにも関わらず10万ドン(500円)でいいよと言ってくれました。

ベンさんの人柄、そして貴重な体験をさせてくれたお礼にさらにチップとして更に10万ドンをあげて別れを告げました。

ベンさん、ありがとう〜

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