こんばんは、オヤジです。
インド料理の中でも、日本人に馴染みのあるメニューのひとつが「バターチキン」です。
日本のインド料理店でも定番ですが、実はバターチキンはデリーと深い関係がある料理です。せっかくデリーを旅行するなら、本場で一度は食べてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
今回訪れたのは、インディラ・ガンディー国際空港の近くにあるエアロシティの「ダリヤガンジ(DARYAGANJ)」です。
ダリヤガンジは、バターチキンの誕生に関わったとされる料理人Kundan Lal Jaggi(クンダン・ラル・ジャギ)の料理の伝統を受け継ぐレストランです。
この記事では、バターチキンの歴史やダリヤガンジについて簡単に紹介したうえで、エアロシティ店で実際に食べた「The Original 1947 Butter Chicken」を紹介します。
バターチキンはデリー生まれのインド料理
バターチキンは、トマトをベースにバターやスパイスを加えた濃厚なグレービーに、タンドリーチキンを合わせた北インド料理です。
日本ではクリーミーで比較的辛さの控えめなカレーとして知られており、インド料理をあまり食べ慣れていない方でも食べやすいメニューのひとつだと思います。
そんなバターチキンが誕生したとされているのがデリーです。
バターチキン誕生の歴史
1947年のインド・パキスタン分離独立に伴い、現在のパキスタンにあるペシャワールから多くの人々がインドへ移住しました。
その中の一人が、料理人のKundan Lal Jaggiです。
ダリヤガンジの公式情報によると、Jaggiは仲間とともにデリーのDaryaganj地区でレストランを営み、残ったタンドリーチキンをトマトやバター、スパイスを使ったグレービーに加えたことから、バターチキンが生まれたとされています。
ただし、バターチキンを誰が考案したのかについては異なる主張もあります。
実際、バターチキンの起源をめぐっては、ダリヤガンジと「モティ・マハル」の間で訴訟が起きており、現在も係争中です。
ダリヤガンジとは?
ダリヤガンジは、Kundan Lal Jaggiの料理の伝統を現代に伝えることをコンセプトにした北インド料理のレストランです。
Jaggiの孫であるRaghav Jaggiと、レストラン経営者のAmit Baggaによって立ち上げられ、現在ではデリー周辺を中心に複数の店舗を展開しています。
店名の「Daryaganj」は、Jaggiらがレストランを開いたデリーの地区名に由来しています。

そして、ダリヤガンジを代表する料理が「The Original 1947 Butter Chicken」です。
名前に「1947」とあるように、バターチキンが生まれたとされる当時のレシピを意識した看板メニューで、ダリヤガンジを訪れるならまず注文してみたい一品です。
ダリヤガンジ エアロシティ店へ
今回訪れたのは、デリーのエアロシティにある店舗です。
エアロシティは、インディラ・ガンディー国際空港の近くにホテルやレストラン、ショップなどが集まったエリアです。
ダリヤガンジはエアロシティ内に2店舗ありますが、私が訪れたのは商業施設「Worldmark 1」のLower Ground Floorにある店舗です。

インドらしいローカルレストランとは少し違い、店内は落ち着いた雰囲気で、旅行者でも利用しやすい印象です。
エアロシティにはホテルも多いため、空港周辺に宿泊している場合はもちろん、デリー到着日や帰国前の食事にも使いやすい立地です。
- 基本情報
- 地図
| 住所 | Shop 4, Lower Ground Floor, Aerocity Access Rd, Aerocity, Mahipalpur, New Delhi, Delhi 110037, India |
| 電話番号 | +919519471947 |
| 公式サイト | https://www.daryaganj.com/ |
| 営業時間 | 月〜木曜日:12:00〜16:00、18:00〜23:00 金〜日曜日:12:00〜23:00 |
| 定休日 | なし |
The Original 1947 Butter Chickenを実食
今回注文したのは、ダリヤガンジの看板メニューである「The Original 1947 Butter Chicken」です。価格は697ルピー(約1,165円)でした。

写真のように、バターチキンは金色の器にたっぷりと入れられて運ばれてきます。鮮やかなオレンジ色のグレービーの上には青唐辛子や細切りのショウガが添えられ、見た目にも食欲をそそられます。
グレービーは、トマトをベースにした酸味とバターのコクがしっかりと感じられる濃厚な味わいです。
日本でよく食べるバターチキンは、クリームの甘さが強く、まろやかな味付けになっていることがあります。一方、The Original 1947 Butter Chickenは、単に甘くクリーミーというよりも、トマトの風味やスパイスの香りをしっかり感じられるのが特徴です。
バターの濃厚なコクがありながら、トマトの酸味が加わることで味が単調にならず、最後まで食べやすく仕上がっていました。
さらに印象的だったのが、中に入っているチキンです。
バターチキンという名前から、クリーミーなカレーそのものをイメージしがちですが、本来はタンドールで焼いたチキンをグレービーに加えた料理です。
そのため、やわらかなチキンからはスパイスの風味に加えて、焼いた肉ならではの香ばしさも感じられました。
濃厚なグレービーと香ばしいチキンを一緒に味わうことで、バターチキンらしい奥行きのある味わいを楽しめました。

チキンは骨付きと骨なしから選ぶことができます。私は食べやすい骨なしを選びました。
バターチキンにはロティを合わせました
バターチキンと一緒に注文したのがロティです。
ロティは、小麦粉を使って焼いたインドの薄焼きパンです。ナンと比べると生地が薄く、素朴な味わいなので、濃厚なカレーともよく合います。
焼き目の付いたロティをちぎり、バターチキンのグレービーをたっぷり付けて食べると、トマトやバター、スパイスの風味を余すことなく楽しめます。
バターチキン自体がかなり濃厚なので、個人的にはナンだけでなく、シンプルなロティを合わせてみるのがおすすめです。
今回はバターチキンとロティ、ジンジャーエールを注文し、チップを含めて合計1,100ルピー(約1,850円)を支払いました。
インドのローカルレストランと比べると決して安くはありませんが、バターチキンのクオリティやエアロシティという立地、店内の雰囲気まで含めて考えると、十分満足できるレストランだと思いました。
エアロシティ店はデリー到着日や帰国前にもおすすめ
ダリヤガンジのエアロシティ店を旅行者におすすめしたい理由のひとつが、空港からアクセスしやすいことです。
デリーにはローカル色の強いレストランも数多くありますが、初めてインドを訪れる場合には、食事をする店選びに少し不安を感じることもあると思います。
その点、エアロシティは高級ホテルやレストランが集まる近代的なエリアです。
空港周辺のホテルに宿泊している場合はもちろん、デリーに到着した日の夕食や、帰国便に乗る前に最後のインド料理を楽しむ場所としても利用しやすいです。

実際に私は帰国日に空港に向かう途中で利用しました。
空港近くでデリーと深い関わりのあるバターチキンを楽しめるのは、旅行者にとって大きなメリットです。
まとめ
ダリヤガンジは、バターチキンの誕生に関わったとされるKundan Lal Jaggiの料理の伝統を受け継ぐレストランです。
今回食べた「The Original 1947 Butter Chicken」は、バターの濃厚さだけでなく、トマトの酸味やスパイスの香り、タンドリーチキンの香ばしさも楽しめる一品でした。
エアロシティのWorldmark 1店ならインディラ・ガンディー国際空港からも立ち寄りやすく、デリー到着日や帰国前の食事にも便利です。
デリー旅行で「本場のバターチキンを一度食べてみたい」という方は、ダリヤガンジを候補にしてみてはいかがでしょうか。

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